世界スイカ化計画
先日「逆さ火山」という記事の中で、横断歩道がシマウマになるみたいな一文を書いた。
おそらくその気分を引きずっているのだろう。
私の中のイマジン、もしくは暇人がこんなことを言うのです。
「シマウマの白を緑に変えたらスイカじゃん」
*
「博士、実験の結果は?」
「うむ、これを見てくれ」

「スイカ…ですかね」
「割と…スイカと言って良いじゃろう」
「実験は成功したんですね」
「あたりまえじゃ。私、失敗しないのじゃ」
「博士、こういう白と黒で構成されているものなら、他にもスイカ化できるのでは?」
「お主がそうやって遊び心を加速させることはお見通しじゃよ。では白と黒で構成されているものを他にも探してみようか」
「博士、オセロはどうでしょうか?」
「うむ、まさに白と黒じゃな。早速スイカ化じゃ。もうシステムは完成しているからな、そのボタンを押してくれ」
「はい博士」
ポチッと

「博士、これは…」
「うむ、悪くはないがスイカではないな」
「スイカ感は無いですね。ただ思ったよりも、見にくさはそんなに無いですね」
「…むしろ『分かりにくいよ!』とツッコミたかったとも言えるがな」
「次はおむすびなんてどうですか?」
「よし、スイッチオンじゃ」

「誰じゃ気を利かせてゴマをつけた者は!」
「それに果肉の赤も見えちゃってますね」
「2色構成のものというテーマを逸脱してしまったようじゃな」
「でも緑のお米はお茶の風味とかしそうで思ったよりは食べられそうですね」
「ワシはいらんよ」
「さて、次はピアノです。スイッチオン!」

「インパクト無し!グリーンのライトが照らすライブハウスにある普通のピアノじゃ」
「気を取り直していきましょう。次は…パトカーまで範囲を広げてみるのはどうでしょう?」
「シンプルな2色構成ではないが、たしかに白と黒のイメージじゃな。面白そうじゃ。スイッチオン!」

「面白み、特に無し!いっそのことこうしてくれるわ!ポチッと」

「博士、これはこれまでの苦労が全部台無しです…」
「すまん。反省している」
「博士、よく考えたら白と黒にこだわる必要はないんですよね?2色構成のものであれば」
「うむ、良いところに気が付いたようじゃな」
「例えば、赤と黒のテントウムシなんてどうですか?」
「良いではないか。早速スイッチオンじゃ」

「スイカ感は無いが、これは正当な進化のように見えるな」
「ですね。保護色としては成功ですね。毒っ気は失いましたが」
「毒と言えばベニテングダケじゃ。これも赤と白の2色構成と言えるじゃろう。スイッチオン!」

「毒毒し過ぎますよ博士…」
「もうちょっと明るい緑なら印象も違ったかもしれんが…いずれにしてもこの世界線ではマリオはずっとスーパーになれずに1UPじゃな」
「そろそろ飽きてきましたね、博士」
「そうじゃな。全く同感じゃ。では次で最後にするとしよう。最後はゆで卵じゃ」
「白と黄色の組み合わせですね!最後に相応しいものになりそうです。スイッチオン!」

「アボカドじゃん!」
「アボカドじゃな」
