翫味〜世界のグミを食べ比べ/ショートストーリー?エッセイ?
iさんの「風まかせ文芸部」企画に参加させてもらおうと執筆しました。
ずいぶん前に注文した「世界の珍しいグミ詰め合わせ」が、先日届いたばかりでしてね。
ちょうどよかった。
このグミたちを翫味してレビューをお届けすることにしましょう。
先ず1つ目は…ほほう「初恋」のグミですか。
これは見た目がキラキラしていてとても綺麗ですね。早速ひとくち…
あーこれは「はちみつレモン」ですね。
端的に言えば甘酸っぱい。
でもすごく美味しいな。
もう一つ食べたいな…っと注意書きが入ってますね、
何々?「この味はこの詰め合わせの中に一粒しか入っていません」
…やられた、そういうことか。
誰にとっても初恋は一度だけ。
もう一回という訳にはいかないということですね。
うーん、気が利いてるのかむしろ利いてないのか。
とはいえ済んだことは仕方ありませんから、次のグミにいきましょうか。
次はえーと「反骨」グミですか…なるほどなるほど、どれひとくち…
あーこれは知ってる味だ。
昔ながらのイチゴ味の味。
分かりますか?
イチゴ味じゃなくてイチゴ味味。
これはイチゴ味ですと刷り込まれてる味です。
よく言えば懐かしく悪く言えば深みがない。
…なるほど、分かりやすい味だ。
さあ次もいってみましょうか。
次は…「夢」グミですね、どれ早速…
む、これは、美味しくないぞ…なんだよこの味は、何だかすっぱい葡萄みたいな味だよ。
渋くて食べられたもんじゃないよ。
…ん?何か説明書きがあるぞ。
「こちらは独自の製法により、食べた人によって味が違って感じられるようにできております」。
…ぎゃふん。これはつまり私が夢破れたタイプの人間だということを見抜かれてるということか。
夢が叶った人は美味しい葡萄の味を素直に感じられるって寸法か…
……チクショー。
私はそっと袋を閉じた。
あとがき
これを思い付いた瞬間に「これは良いフォーマットを手に入れたかも!」と少しウキウキしました。折角なので第2弾も書きたいなと思っております。
