猫と人間の1万年史|猫が平安時代で貴族になる
本記事は、学芸員資格保有者が執筆しました。
猫と人間の1万年史シリーズの『古代エジプト編』も合わせてご覧ください👇
現在の日本では空前の猫ブームが続いていますが、じつは猫への熱狂は今に始まったことではありません。
遡ること千年以上前、平安時代の貴族たちのあいだにも、猫ブームは確かに巻き起こっていました。現代の「猫好き」に通じる感性が、すでにこの時代に存在していたのです。
🐱 平安貴族のステータスシンボルだった猫

平安時代に貴族たちのあいだで人気を集めていたのは、中国から輸入された「唐猫(からねこ)」です。唐猫を飼うことは流行の最先端であり、貴族にとってのひとつのステータスでもありました。
猫は綱に繋がれて飼われており、清少納言も『枕草子』のなかで、美しい猫に赤い綱をつけて飼う様子を生き生きと記しています。
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