今更ですが、昭和49年頃に小学生(特に女子)だった人にはオススメの小説です。
藤野千夜さんの小説は読んだことがありませんでした。藤野さん原作のNHKドラマ「団地のふたり」は見ましたが。なんかほのぼのしたドラマでしたね。
『時穴みみか』は、2015年(平成27年)に書かれた小説なので、もう10年以上前の本です。
なんでこの小説を読むことにしたのかは覚えていない(気になった本は無料サンプルをダウンロードしておき、まとめてサンプルを読む。そして気に入ると読みたい本リストに入れておく。リストにはだいたい100冊くらい溜まっている)が、たまたまリストに入っていたこの本が電子本サイトでセールになっていたので購入。
タイムスリップもの。子供の頃はそれこそ筒井康隆の『時をかける少女』や眉村卓とか好きでしたけど、最近はSFやファンタジーものはおよそ読みません。
でもこれは平成の小6みみかが昭和49年の小4にタイムスリップ。昭和49年に小5だった私には本当に懐かしい世界でした。昭和の風景、昭和の家族。当時の流行・流れているCM。
平成との違いに戸惑いながら昭和の家族の一員になり、学校では仲良しグループと楽しく過ごすみみか。
出てくるアイテムがあーそうだったよねと思うものばかり。藤野さんは私より一つ年上ですので、何が刺さるかよくわかってらっしゃる。ただ残念なことに平成でも昭和でも重要だったアイテム「タカラヅカ」には興味のない私。タカラヅカの話が出てくると、可愛いみみかちゃんを上から見ている感じになりました。
しかし、読みながら子供時代に戻っている自分がいました。同年代の方には本当に沁みるお話だと思います。最後がまたいいんですよ。是非読んでください。
