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芸術における答えは、自然の中にこそある

一昨日と昨日で、サグラダ・ファミリアについて書いてきましたが、今回は昨日書いた、立松和平出演の番組から、サグラダ・ファミリアについてフォーカスしています。

サグラダ・ファミリアはなぜ、ガウディという当事者が亡くなったあと100年間も建設ができたのか。
この100年の間に紛失・焼失した資料もあるなかでなぜ続けることができたのか。

それは、1つの「見本」を残していたから、だそうです。私も、この番組のナレーションに同意するものです。

参考文献より引用。

100年ぐらい前の生誕のファサード含めた写真です。番組で放送されたのを覚えていますが、ガウディ生前は、この4本の尖塔の一番左だけ完成していました。
このお手本があったから、建築を進めることができたと考えます。

つけ加えると、ガウディの考えを受け継いでいったからでしょうか。
タイトルの言葉はガウディ自身の言葉です。

その言葉のとおり、このサグラダ・ファミリアは決して「幾何学」じゃない、「有機的」いや、「生き物的」なつくりをしています。
それを可能にした技術・設計が番組で紹介されていました。

1:破砕タイル法

曲線にタイルを張り付ける際に用いられた技法です。
サグラダ・ファミリアだけでなく、カサ・ミラ、グエル公園のものが有名です。

参考文献より引用。

例えばこれ。ただの丸ではなく、凹んでいるんです。こういった凹凸の曲面に、細かく砕いたタイルを張り付ける。発想の転換というんでしょうか、素晴らしいのひとことです。

2:逆さ吊り実験

フラッシュの光はご容赦ください。

サグラダ・ファミリアの地下に展示されています。
一見してこれが何かわかりませんが、この聖堂の形になるように、ロープのさきに重りをつけ、「すべてのかたち」に従ってぶら下げたものです。
これは模型なので、実際の建築は・・?
そうです、逆さ富士を見るように、そっくり鏡映しに起こして建築すればいいのです。

現代のように構造計算が発達していなかった昔、従来のゴシック建築は、外部の支柱で建物を支えていましたが、ガウディは内部の柱だけで荷重を支える革新的な構造を考案しました。
数式ではないものの、これも「合理的」です。

3:自然を取り入れた構造

番組によると、ガウディは、建設地に古くからある大木に目を付けました。

上記のことと関連させて建築を進め、しまいには大木をそっくりそのまま柱としたのです。
サグラダ・ファミリアを見ていると、ある意味での「世界樹」のように思えてきます。

以上が番組内でのサグラダ・ファミリアの紹介でした。
この聖堂には、約20年前に訪れたことがあります。

尖塔はまだ8本だけでした。

内部も荘厳というか、圧倒されました。
尖塔にも登ることができました。当然階段です。階段ですが、、
登りはいい。下りが怖かったんです。
完全に閉じている空間でなく、穴が空いている。
らせん階段かつ手すりなんかないので、とにかく滑落にだけは気を付けて、1段1段慎重に下りて行ったのを、今でも覚えています。

吸い込まれそうな怖さを覚えました。
有名な魔方陣ですね。

受難のファサードにあるこの魔方陣。たて、よこ、ななめ。
どんな方向に数字を足していっても、合計が必ず「33」になるという、よくできていると思いました。

そして2026年に、イエスの塔が完成。
栄光のファサード、大階段はまだ建設中ですが、これらが完成した時にもう一度、訪れてみたいです。
余談ですが、番組のナレーションによると、塔に穴が空いているのは、パイプオルガンのパイプと同じだということです。
つまり、サグラダ・ファミリアが完成してそこでミサが行われると、、
サグラダ・ファミリアは、巨大な一つの楽器となるんだそうです。
将来、これも確かめたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※タイトル画像は、みんなのフォトギャラリーからお借りしました。

参考文献


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