焦げ茶の夏
味覚が記憶を手招きする
あのプールサイドで 夢中にすくった
具のない 焦げ茶の夏
塩素のきしむ香りと
スパイスの陽炎が
鼻腔の奥をかき混ぜた
夏なのに
暑さはすべて 鼓動に吸い取られていた
忘れられた浮き輪が 陽をはじく
ビニールの水玉だけが
本当の熱を そっと抱えていた
セピアに焼けた あの五感
いまも 舌の奥で揺れている
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
夕焼けの物憂さや明日への微かな期待を描いてみました。ぜひ、こちらも。
味覚が記憶を手招きする
あのプールサイドで 夢中にすくった
具のない 焦げ茶の夏
塩素のきしむ香りと
スパイスの陽炎が
鼻腔の奥をかき混ぜた
夏なのに
暑さはすべて 鼓動に吸い取られていた
忘れられた浮き輪が 陽をはじく
ビニールの水玉だけが
本当の熱を そっと抱えていた
セピアに焼けた あの五感
いまも 舌の奥で揺れている
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
夕焼けの物憂さや明日への微かな期待を描いてみました。ぜひ、こちらも。