詩集『空の色』
私の初めての詩集『空の色』を開いてくださってありがとうございます💞
この詩集は、2025年1月〜7月に創作した詩に、その時々の写真を添えて編んでいます✨
あなたの心にその一編の詩でも届けることができれば幸せです💖
詩の朗読や音楽もよかったら聴いてみてください🍀🎶✨

空の色
ピンク色に染まる空を見て
あぁ 悲しかったんだなぁ
と思う
心は空が教えてくれた
『女心と秋の空』
というけれど
あなたの空は
今どんな色かしら?

夢の中
夢を見るのは苦手だった
どうしようもない
現実の中で
何度も打ち砕かれた
夢の欠片たち
まわりには
当たり前にあるものが
私にはなく
そのことが衝撃だった
遠く青い日々
比べるべくもない
辛い
などと感じる余裕はなく
悲しみも痛みも
もう感じなかった
ただ生きるしかない
無我夢中で
そうか
それこそが
『夢』だったのだろうか

星降る街
星が降る
星が降る
たくさんの命の星が
今日もこの街に降る
私には
結局わからなかった
私はきっと
『ふつう』ではなかったのでしょう
だから
『ふつう』のふりをして生きてきた
『ふつう』ではないことが
またそれを知られることが
怖かったから
でも今は…
あぁ
今夜も星降る街に
幾千幾万の星が降る
あれは
その命果てるまで
燃えて燃えて燃え尽きた
魂の炎
間違っていたのは私
傷つけたのも私
私たち同じ星を見たのに
私は願う事さえできなかった
でも今この願いが叶うなら
無垢なあの頃にもどって
初めからやり直したい
それができないのなら
せめて最後に
あなたの願いを叶える星になりましょう
そして命を燃やしながら
『永遠の一瞬』を生きる
今日もまた星降る街に
たくさんの星が降る

ホットワイン
寒い日にはホットワイン
家の中で縮こまって
一日過ごしたら
身も心も固くなって
誰の目にも触れないように
自分の殻に閉じこもってしまった
そんな私を
少しだけほぐしてくれる
このまま眠ってしまったら
朝にはガチガチだ
そんな日には
やっぱりホットワインを
ちょっと甘めな赤ワインが
身も心もほぐしてくれる
母との思い出の赤ワインを
レンジでチンして
写真の中で少女のように笑う
母といただいた赤ワイン
またいつか
一緒に呑めるだろうか
外出してこっそりと
思えば子供の頃は
あんなによく怒られたのに
大人になってからは
母と呑むお酒はいつも楽しかった
母もそうだったのだろう
いつも少女のように笑っていた
そしてちょっとだけ
わるいことをして楽しむ
悪友のような気持ちで
一緒に家路についた
あの時の母はもういないけれど
またいつか一緒に
ワインを呑めるだろうか
外出してこっそりと

生きて
辛かったことも
悲しかったことも
今の自分になってる
生命がある限り
続いていく
落ち込んでも
いつか必ず浮き上がっていく
つまづいても
土を握ってでも立ち上がる
そんな幼子のような力強さを
あなたもきっと持っているはず
だから生きて
諦めないで
今はまだ夢を語れなくてもいい
ただ呼吸をするだけでもいい
あなたの中に宿る
生の息吹を感じられるまで
眠っていてもいい
少しだけ起き上がれるなら
それで十分だ
それでも生きて
生きていてほしいと
願っている人がいることを
どうか忘れないで
ただ生きて

恋猫と春風
恋猫と春風は騒々しい
春風に紛れて聞こえてくる
けたたましい猫の鳴き声
それは決まって暗くなってから
台所に立っている時だった
ちょうど窓の向こう側に塀があって
猫たちはよくそこを駆けていた
まだ猫の鳴き声だと
知らない時には
赤ちゃんが泣いているけど
大丈夫かな?
などと心配したりしていた
生命を育むものは
時に荒々しい
春の嵐のような風の中
猫たちは今日も
恋をしているのだろうか

虹〜MIHATENU YUME〜
雨上がりの空にかかる
虹を見ていたよ
七色に光る希望だね
雨に濡れている道には
花びら舞い散り
「さよなら」ここで別れ道
心に見果てぬ夢があるのならば
真っ直ぐな思いがあるのならば
これからは私たち
それぞれの道を歩んでゆける
今はつらい別れに涙していても
いつかきっと会える未来には
微笑みあえるそんな私でいたい
一人で歩くこの道は自分で選んだ
まだ見ぬ世界 見てみたい
風が吹いて飛ばされそうになっても
雨にうたれ心折れそうになったとしても
くじけないで顔を上げて
雨上がりの空には
今日のような虹がかかるから
見据茶(みすてぃ)さんの素敵な楽曲にのせた歌詞です🌈 こちらからギターに合わせていただいた歌もお聴きになれます💓
よかったら聴いてみてください💞
▷▷▷
https://sus-t.sakura.ne.jp/Note-02/Soranoiro-MihatenuYume-G-0213.mp3


れんげハチミツ
ハチミツは
魔法のように
花梨のエキスを出して
喉のお薬にする
柚子と溶け
黄金色のシロップになる
さぁ 何に使おうか
蜂たちがせっせと集めた
自然の恵みを
感謝していただこう
春はもうすぐ
そこにきている
懐しい野の花に
想いを馳せて

たくさん泣いた午後は
たくさん泣いた午後は
お日さまもいつしか
かくれんぼ
お空には
今にも雪が降りそうな
雲がかかって
暗くなる
あちらの山は
白くなる
涙もいつしか
凍るでしょう
それとも束の間
陽射しに照らされて
キラキラキラと
光るでしょうか
この春、私が入部しているシロクマ文芸部の企画で、noteを始めた頃を振り返る機会がありました💓(私の詩作はシロクマ文芸部のお題にそったものもたくさんあります😊)

動心
いざとなると
勇気がないのね
笑っちゃうわ
まるで今日の空みたい
気まぐれな雨で翻弄しては
また暑さをふりまくの
空を舞う鳥のように
コバルトブルーに揺れる
宿根草のように
あの雲間の空のように
絶え間がないの
揺れ動くのね


窓を開けると
窓を開けると
白いレースのカーテンが揺れて
淡い光とともに
優しい風が入ってくる
窓を開けると
小鳥たちのさえずりが
恋の季節を告げている
木々をすり抜けてくる風は
どこか懐しいような
香りを運んできて
あぁ 春が来たんだなぁ
そう思う
まだ底冷えのするような
部屋の窓を開けると
思いがけず温かな風が
春を連れてきた
外はもう
新しい世界が
窓を開けているようだ

雷雨
雷は不意に近くで光り
それとほぼ同時に
けたたましい音があたりを支配した
きっと近くに落ちたに違いない
雨が屋根に打ちつける音が
一層激しさを増し
それ以降
雷の音は一切しなくなった
暗闇の中で私は息を潜め
何か恐ろしいものに
見つからないように
じっとしていた
降りしきる雨の音に埋もれて
ただ時が過ぎ去るのを
耐えるしかなかった

桜並木通り
あれから何年たったのだろう
君と出会って
桜並木通り
どこからか聴こえてくる君の声
小さな声でも
遠くからでも聞こえたんだ
満開の桜の下のベンチには君がいた
あの桜の向こうに透ける青空のように
君は僕を見上げて
あの青空の下で揺れる花びらのように
君は笑ってはにかんだ
夢を追う君は素敵だよ
この手を離せないで
あの桜の向こうに透ける青空のように
君の笑顔が眩しくて
あの青空の中に舞い散る花びらのように
君は自由に飛び立った
くえす|音楽創ってます♪さんが楽曲化して歌ってくださいました🥰 私もちょこっとだけコーラスで参加していますので、よかったら聴いてみてください💓 くえすさんのお声がとても爽やかで明るい気持ちになれますよ〜✨🎶✨

孤独な心
夜中
目が覚めて
あなたの寝息を聞いて
安心する
まだ不安なのは
私が欠陥品だから?
と
自分に問うてみる
誰も信じられないのは
哀しい過去のせいなの
と
切なげに語ってみても
もう信じたい
と
心は動き始めていて
また同じ罠に
嵌まるのかもしれない
いや
むしろ病巣のように巣食うのは
独りで
取り残されるかもしれない
そんな
怖れのほうだろうか
一人が寂しいのではなく
きっと
誰かといてもわかりあえないこと
それでもやっぱり一緒にいたい
と
あなたの寝息に安心しつつも
ふと
そんなことを思った

心の癖
私には変な癖がある
夜中目が覚めると
隣で寝ている
貴方の体の向きを確認する
こちらを向いている時は
私のことを思って寝ている時
向こうを向いている時は
私がイヤになっている時
そんなふうに確認してから
一人で安心したり
不安になったりする
おかしいよね
たぶんあなたは
寝返りをしながら
寝ているだけなのに
きっと思春期の両親の離婚を
今だに引きずっている
私の心の癖

あなたの本心をわかりたい
母親への本心を
自分でもなかなか
気づいていない人だから
私がいろいろ気づかって
とか
慣れないながらも
思っていたけど
なんだか私も疲れてしまって
かえって迷惑みたいだしね(;_;)ウルッ
せめて後悔しないように
見守るしかないのかな

桜並木の下で
曇り空が帰りには晴れていた
透けるような青空の中に
満開の桜が美しい
桜並木の下を通った
さわやかな風が通り抜けていく
足取りも軽やかに
バッグを揺らしながら
ステップを踏んだ
まだひとひらの花びらも
散っていないところを見ると
見頃は続きそうだ
旧友との再会
お互いに変わったところと
変わらないところを言い合って
自然に笑みがこぼれる
会わなかった何年もの月日が
なかったことのようだ
お互い苦労したね
もういい年だものね
新しくできた皺が
ちょっと恥ずかしいけど
お互いさまだ
幸運は突然に
前髪を掠めて飛んでいくから
今の軽やかな気持ちも
ひと時のことかもしれない
でも温かなこの気持ちは
ずっと心に残るだろう

恋のバス停
バス停で気づかれないように
今日も待っているの
片想いしてるの
いつも駆けてくるあなたに
今日も会えたねハッピー!
それだけで幸せなの
一緒にバスに乗り込み
何気なくあなたの隣に立つわ
そっと覗いてみるの
時々 難しい顔して
寝ぼけまなこもいいね!
はねた髪がかわいい(*´ω`*)
そんなあなたが好き♡
もしもすれ違っても
私には気づかないの
それでもいいの
まだ心の準備ができていないから
もしも肩が触れ合ったなら
ドキドキが隠せない
バスが動き出すわ
恋も動き始める
バスが揺れるたびに
私の心も揺れるわ
あなたにぶつかりそうなの
気づいてほしくなる
もしも肩が触れ合ったなら
ドキドキが隠せない
バスが動き出すわ
恋も動き始める
恋のバス停で待ってる

くえすさんが曲をつけてくださいました♪
羽根宮糸夜さんのキュートな歌声がとっても素敵です🥰 ぜひ聴いてみてください💕
(詩は改変しています)

生き方
悲しい時には泣いて
嬉しい時には笑って
できれば
それをわかちあえる
誰かがいれば
もうそれは
最高の『生き方』
なんじゃないかな

『正しさ』について
傷ついた時には
『正しさ』は響かなくて
むしろ優しさの中にある
甘い罠にこそ
心惹かれるのかもしれない
けれど思い出してほしい
あなたのための言葉には
いつも優しさだけだっただろうか
厳しい言葉の中にも
あなたを思う心は
隠されていなかっただろうか
『正しさ』は時には人を傷つけるから
言葉にする時には
『思いやり』で包んであげると
心に届きやすいのかもしれない

休むこと
いろいろなことが重なった
その一つ一つは
耐えられない重みじゃなかったはず
ただその積み重ねが
もう心の中でおりのように
降り積もって
いつ決壊するかもわからないほど
あなたを侵食しているなら
迷わず休もう
自ら倒れて
後先のことがわからなくなる前に
休んでいいんだよ

一番綺麗な愛をあなたに
私の心は淀んでいて
もうこのまま沈んでいく前に
一番綺麗な愛を
あなたにあげたい
それこそが私が生きた証
私がいなくなっても
あなたがつつがなく
生きていけますように
だからどうか受け取って
あなたの心に
愛の灯火が灯りますように
その灯火が
あなたを照らしてくれますように
あなたを温めてくれますように
愚かで見栄っ張りな私だけれど
そんな私の
一番綺麗な愛が
どうかあなたの記憶に遺りますように

桜吹雪
悲しさが降り積もる
息ができないほどの
桜吹雪が宙を舞っている
いつか空は晴れるだろうか
風がビュービューと音をたてて
樹の枝を弄んでいる
美しいものがどこか哀しいのは
そのきらめきが永遠ではないから
それならばこの悲しみもまた
永遠ではないのかもしれない
桜吹雪が舞い散る空に
一筋の光が差した

Vernal Showers
春の終わりに雨が降るわ
心に咲いた花を散らしてゆくけれど
また瑞々しい葉っぱが出て
生きてゆくのでしょう
春の終わりに雨が降るわ
育んだ大地に降り注ぐけれど
また青々と命は強く
大きくなるのでしょう

春の風
春の風が
まだ木に残っている
桜の花びらを散らせていく
木の下の茂みには
子雀たちがかくれんぼしながら
チュンチュンッと
おしゃべりしているよう
穏やかな日差しの中で
花びらは
はらはらと散っていく
こんな日には
何も考えずに
ただ春の風に身を委ねて
花びらのように舞ってみたい

花散らしの雨
時はもう帰らないと
悲しい言葉を聞いた
花散らしの雨が降り
すべてを流してゆく
あなたへの想いは
この雨の中
花びらのように散った
投げかけた言葉だけが
虚しく響いてゆく
花散らしの雨が降り
すべてを隠してゆく
帰らないあなたは
散る花の中
遠くへ見えなくなった


ブランコ
ブランコに乗って
思いきり地面を蹴って
振り子のように
空に向かって
駆け上がる
何度も何度も
宙を蹴って
まだまだ高く
駆け上がる
風をきって
揺れる景色を
ものともせずに
グルリと回って
一回転しそうなほどだ
スカートだって
関係ない
髪をグチャグチャに
振り乱しながら
満面の笑みを
お空いっぱいに向けて
何度も蹴って
駆け上がる

My Sleeping Dog
白くなり長い眉ひげかわいいね
ソファが好きな My Sleeping Dog
目が合うとじっと見つめ舌を出して
寝ぼけまなこでペロッとするの
動いてる君のお腹を見ていると
温もり感じ安心するよ
大好きなバナナをむいてあげるから
これからもずっと一緒にいてね
見据茶(みすてぃ)さんがとても素敵な歌にしてくださいました✨🎶✨
うちのワンちゃんが歌になった❣️

ミステール
君は謎さ
ずっと一緒だと思っていたのに
いつの間にか一人で新しい世界を
知っていたんだね
そんな君を見ていると
なんだか知らない人みたいで
どうしたらいいのか
わからなくなる
君の側にいるのに
遠くへ行ってしまいそうで
知らない君のことを
もっと知りたくなるの
この気持ちは何なの?
好奇心? それとも…
好きなの?
くえすさんがメローで素敵な歌にしてくださいました♪ ぜひ聴いてみてください💓

Flower Showerをあなたに
今日の花道を前に
自分の正しさを主張したくなったら
そっと足元に目を落として
そこに咲く花に目を留めてみて
どんな花でも
たとえ俯いて咲いていても
そこにあるままの姿で
じゅうぶんに美しいはず
何にそんなにあなたは傷ついたの?
声をあげなければならないほどに
何がそんなにあなたを傷つけたの?
きっとそこに意味はなかったの
わかるはずもない言葉の棘に
どうかもう傷つかないでいて
あなたを守る心の光を見つけたのなら
溢れんばかりの
Flower Shower をあなたに
Flower Shower をあなたにあげよう

花散らし
雨が降るわ
花散らしの雨が
心に咲いた花を
散らしてゆくわ
不器用なあなたの心に
咲いてたこの花だけれど
綺麗な時は短くて
やがて散る時を知るの
はらはらと はらはらと
雨が降るように花が散った
はらはらと はらはらと
雨が降るように花が散った
花が散るわ
きっとそのあとには
瑞々しい葉が出て
青くなるでしょう
優しいあなたの心に
育ったこの花だけれど
過ぎ去る時は残酷で
思いは止められなくて
はらはらと はらはらと
風に飛ばされて花が散った
はらはらと はらはらと
風に飛ばされて花が散った
はらはらと はらはらと
雨が降るように花が散った

noteの街を静かに去ろうかと考えていました🌜️
fin.
いつからか君の声が聴こえなくなってた
どうしてか僕の声も届かなくなってた
何度 同じ暗い夜を過ごしたのだろう
何度でもどこからでもまたやり直せるなら
僕はまた同じ選択をしただろうか?
心がささくれてすり減っていくよ
君の笑い声が懐かしくてただ淋しくて
綱渡りしてるようなこの人生の中で
君はただ一つの輝ける星だった
この手を離してしまった僕には
もうそんなこと言う資格がないって
わかってはいるけど
それならせめて君だけは
僕のいないこの世界で笑っていて
(幸せでいて)
くえすさんが素敵な曲をつけて歌ってくださいました✨ ぜひ聴いてみてください💕

ひだまりでバイバイ
見慣れた通りに蝶が舞い飛んだ
おひさま色した花がフェンスの上から
ボンボリみたいに風に揺れていた
僕に手を振るように
青い空に飛行機雲
白い道を作って進む
僕たちの未来のように
まっすぐに迷わないで
リズムに合わせて言葉を紡いだ
君への想いをのせて
この胸の中に残っているのは
ひだまりのような温かな思い出
悲しくて涙したことや
すれ違う日もあったけれど
それはみな生きてきた証
大切な宝物
いつかまた会おう
それまでサヨナラ
ひだまりの中でバイバイ
Twlさんの温かな楽曲にのせて作った歌詞です🎶✨ ぜひ聴いてみてください💓

朝〜休みの日〜
休みの日は朝早く起きて
お弁当を作り
主人を駅まで送る
私の朝の始まり
いつも朝早く仕事に出かける彼は
いつも乗るバスが休日にはないみたい
役にたっている
と思うと
ちょっとだけ嬉しい
それに駅までの10分未満の時間が
彼と私のおしゃべりタイム
子供のこと
母のこと
家のこと
最近あったこと
体調のこと
これからのこと
初めの頃は私が一人で話していたけれど
いつの頃からか彼もポツリポツリと
話してくれるようになった
ついこの間まではまだ暗かったのに
今はちょうど太陽が昇る前の時間だ
私がない知識を総動員して
「春はあけぼの〜だね〜
やうやう白くなりゆく山際〜だね〜
あっ! でも紫だちたる〜じゃないね〜
雲もないからじゃろか」
とちょっとおバカなことを言っても
「そうだね スッキリ晴れているね」
と冷静な応えが帰ってくる
私は心の中で
もう五月だから霞もないのかなぁ
などと考え
「今日は◯◯に行ってくるからね」
と短い時間に
いろいろ詰め込んで話そうとして忙しい
主人は降りる時には必ず
「ありがとう 気をつけて帰ってね」
と言って
時間がある時は見送ってくれる
私も
「気をつけて行ってきてね!」
と曲がり角のところで軽く手を振る
私の休日の日課
帰りはちょうど朝焼けが美しい
夕焼けよりも短い
と感じるけれど
つかのまだからかより一層美しいと感じる
この時間が私は好きだ
もうすぐ朝日が昇る

温室
いくつかの感情の嵐の中に
呑み込まれそうで
吹き飛ばされないように
必死に何かにしがみついている
しょせん私は温室咲きの花だったのか
と
かつて雑草のように
たくましく生きていたことを思うと
情けなくて涙がでる
いや
花だなんて
そんなに大事にしてもらったわけはない
ただ自分が怠けていただけ
と
思考も脂肪もブクブクに膨れ上がった
自身を見回す
「そう簡単に飛ばされてなるものか!」
と啖呵を切ってみても
以前のような勢いはどこへやらだ
醜い己を嘆いてみたところで
得られるものは何もないだろう
それならばせめて
この暴風雨に飛ばされないように
自身を重しにして
じっと耐えてみようか
たとえ今は温室の中とて
それごと飛ばされてしまわないように
嵐もいずれは去っていくだろうから

“幸せ”になること
下を向いて歩いていると
かえってつまづくよ
子供の頃そう言われたけれど
言われてすぐつまづくような
そんな子供だった
ため息をつくと
幸せが逃げていくよ
あなたはそう言ったけど
本当は怖かったんだ
少しだけ不幸でいたら
もう悲しいことは起こらない気がして
いつも用心深く
目の前の幸せさえも喜べないでいた
また傷つくかもしれない
心の声がそうつぶやく
不意をつかれないように
身構えていたんだ
だけど
幸せでも不幸でもなく
“それ” はやってくる
きっとくり返し
思いもよらない形で…
だから
もういいんだ
あのつらい記憶も
ひたすら耐えることしかできない日常も
気がつけば一年が過ぎていた
そう
もう許してあげたい
わたしに
ありのままを感じることを
ただ “ありがとう” と
あふれる思いを
noteを始めて2度目に投稿した詩です。gokuさんがこちらの記事にスキ♡していただいたのをきっかけに、作曲をお願いしました。(そんなに前の作品を)読んでいただいたこと、とても素敵な楽曲にしてくださって、形にして残せたことも嬉しかったです✨🎶💞

オリ(澱)
君の記憶の底に眠る
そのオリのようなオモイ
忘れてしまえば
それはそれでもいいと
遠い昔にフタをしたはず
それなのに
不意に投げかけられた
その言葉に
まるで地雷のように
そのフタが開いて
底から湧き上がる
溢れかえる
境界を越えて
もう戻れない
コントロールできない
まぜ返された記憶の断片
つなぎ合わせ堕ちてゆけ
まだ見えない底へと向かい
さらに下へと
澱みを抱きかかえて
いつしか地に着いたなら
さあ…蹴り上がれ
こちらもgokuさんに作曲をお願いした歌詞です♪ カッコいい楽曲にしてくださいました✨🎶✨


ありがとうの20字
終のつもりが貴方の記事に大笑い
ありがとう!
もう最後にしようと思って、noteを開くことってありませんか?
私はつい最近あったのです。
そんな時に限っていつもより通知が多くて、やっぱりそのままにはしておけなくてコメントを読んでみました。
その時の私は、人との関わりに少し疲れてしまっていたのですが、その方のコメントが私の記事をすごくよく見て(聴いて)書いてくださっているのがわかって、嬉しかったのです。
それでコメントを入れていただいた方の記事を読みに行ってみました。
そうしたら、その方の記事が本当に面白くて、私は何度も声をあげて笑ってしまいました。
あ〜こんなことがあるから、やめられないんだなぁ
と実感して、それでまた、こんなふうに記事を書いています。


私の庭と愛犬
純白の梅花空木が咲く頃になると
ホトトギスの歌声が
ことさら近くで聴こえるようになる
空は優しいペールブルー
風がそよいで木々が揺れている
どこからか黒揚羽が優雅に飛んできて
小さな私の庭でむつみ合う
穏やかな日差しの中で
まるで秘密の密会のように
一時の出会いと別れ
黄色いモッコウバラは
春の明るいお日さまの色
新緑と見分けがつかないくらいに
風に揺れてキラキラと輝いている
愛犬が庭を駆け回る
クローバーの上で蝶を追いかけ
土の中に何かを見つけようと
鼻でクンクンしている
ラベンダーの脇から顔を出して
嬉しそうに舌を出している
私が頭を撫でてやると
笑っているみたいだ
愛しさが募り
私と愛犬の小さな庭が
今日も穏やかな時を刻んでいる


『詩』というもの
まだ若い頃
詩を書いていた時は
詩は私の魂のほとばしりだ
と思っていた
長い間 詩が書けなかった
書こうとしてもどこか嘘っぽかった
そして今
詩を書くことは
長い時間に私の中に入ってきて
一度私の中を巡り
私という土壌の中で
ゆっくりと時間をかけて
濾過されたものが
泉のように心の源泉から
湧き上がってくるような感覚だ
心の泉
これこそが私の中の詩なんだ
この泉から湧き出た言葉たちが
ひとときの安らぎや
癒やしの水となって
誰かに届いてほしい

赤い糸
人って寂しいと
イジワルな気持ちが顔を出すのよ
そんなことも知らずに今まで生きてきたの
精一杯生きていれば
そんな思いは出てこないの?
そんなふうに思った
ひとりぼっちの朝
朝もやの中から呼ばれたような気がする
とそこに入っていったあなた
それきりあなたは戻ってはこなかった
いつか別れがくると知ってはいたけれど
こんなふうじゃなかった
こんなはずじゃなかった
いつも運命はイジワルで
思いもしない方に私を転がしていく
それならもうこれ以上転がらないように
この身体を縫い止めてみましょうか
今日も朝が明ける
朝には似合わないニュース
いいえ 本当はいつだって
ねぇ この赤い糸で
もう私を縫い止めてみましょうか
いつか雨が流してくれる
数多の糸が眠るココに
そうしたらもう寂しくはないの
そうしたらもう悲しくもないの
そうしたらもう・・・
だけどそうしたらもう
あなたへの想いは永遠になくなってしまう
ただそれだけのために
この赤い糸に私は生かされている
こちらもgokuさんが華麗に楽曲化してくださいました✨🎶✨


揚羽蝶
朝早く羽化したばかりの揚羽蝶が
もうお庭を飛んでいる
ヒラヒラと風にたゆたうように
フワフワと宙に浮かぶように
まるでふらっと
お庭に遊びに来たようだ
誰にも教えられていないのに
どうやって飛んできたの?
いたずらな風に
運んでもらったのかしら
まだおぼつかない羽を精一杯ひろげて
時に花の蜜を吸い
時に松笠の上で羽を休めて
朝日の中を
この世の生を謳歌するように
たくさんの揚羽蝶が
お庭に集っている


水曜日の朝
水曜日には
晴れた空がよく似合う
朝焼けの空のもと
お庭に水をまこう
くるくる巻いた
ホースを伸ばして
蛇口を開く
水が勢いよく出て
まだ早い朝の中の
植物たちを潤していく
少しすると
お散歩から帰ってきた愛犬が
ご挨拶にやってくる
頭を撫でてあげると
嬉しそうに笑うんだ
水がかかってもしらないよ
私はそう言って
ホースの向きを変える
朝日のなかで
アスパラガスの水滴が
キラキラと光る
あぁ
なんて美しいんだろう
透きとおるような
水色の空と
涼やかな風
『水』という名の曜日には
そんな朝がよく似合う

北の旅人
北の果てにある
冬にだけしか行けない町なの
そこへ行くの
星の形した氷が降るわ
願い一つだけ書いて
瓶に閉じ込めてみる
叶うかしら
誰も知らないの
足あとだけが知っている
旅人は
音のない銀の森へ行った
🔼見据茶(みすてぃ)さんの曲に歌詞をつけて歌ってみました🌟❄️🎶
(ピアノの弾き語り風です♪)
🔽見据茶(みすてぃ)さんが楽曲化してくださいましたので、そちらもぜひ聴いてみてください✨🎶✨

青い雨
青い雨が
今日も夜の街に降る
雨粒はネオンの光を含みながら
反射しては砕けて
何もかも洗い流していく
めくるめく記憶の中の
罪と罰
果たしてそこに
真実はあったのかしら
まだ固い蕾のようなあなた
過去にすがりつくのは
今が寂しいから
そうよ
どんなに笑顔を浮かべても
惨めなものね
遠い夏
二人はそこにいたの
いいえ そう
私だけは置き去りにされたまま
自分で自分のしたことに
責任とれないなんて
誰かのせいにして心は軽くなっても
罪の重さでいずれ軋むわ
そうギルティ
死神は知ってる
そのカマ振り下ろす先
そうギルティ
その時になればわかる
何がそこにあるかを
罪と罰が織りなすマーブル模様
甘えないで
それはあなたの選択だから
一夜の過ちと笑ってしまえれば
寂しい私の心は堕ちていく
その深淵へと
こんな惨めな自分になんか
気づきたくなかった
今日もこの街に青い雨が降る

白い夢
夢の中に出てきた
白い建物
その中で私はまるで
迷子の子猫のよう
何処へ行けばいいの
どこへ向かっているの
あなたは誰?
何を見つめているの?
何を探しているの?
心はどこに?
このまま廊下を進めば
教室があるわ
そこだけ不規則な机
机の上に座るあなた
ふわり ふ〜わりと
漂うしかない私
今はもうここにはいないのだから
ここに留まらなくてもいいの
白い靄の中に囚われた私
たぶんあなたが持っている
そこから出る鍵を
哀しげな顔で
宙を見つめるあなた
おぼろげな記憶
あなたに何と言って
声をかければよかっのだろうか
今でも私は
『わたし』に問い続けている


魂の求める場所へ
魂の求める場所へ
私は還りたい
そこがどこなのか
まだわからないけれど
その時になったら
きっと分かるはず
私をつなぎとめていた
重たい荷物は
すべて置いていくから
まっすぐにその場所へと
飛んでいきたい
心は自由なもの
何にも束縛されず
こだわりも持たず
もしかしたら人が持つ
最も美しい『愛』さえ
そこにはないかもしれないけれど
『愛』は美しく時に重く裏返る
そこは心のうちにある
清らかな泉でしょうか?
それとも宇宙《そら》の果てにある
天の川のような光なのでしょうか?
まだわからないけれど
魂の求める場所へと
私は帰っていきたい
きっとそこには
すべての境界線はないから

変な人
熱量の高い人のそばに
ずっといるのはしんどくなる
見えない何かを浴びているようで
炎天下にずっと外にいるようなものだ
太陽は偉大だし
絶対になくてはならないものだけど
真夏のギラギラしたのはたまらないし
ずっと近くにはいられない
せめて何かしら
対処療法があればいいのだけれど
そのへんのストレス耐性をつけるとか?
いっそのこと雲で覆ってしまう?
距離感が大事なのにいつも間違うのよ
だから一人がいいのに…
わかってほしいとは思わないから
どちらにしても
私には刺激が強すぎるわ
結局『変な人』と思われて
陰口を言われるか
遠巻きに見られているのがオチね

青田
青田の上を
風が吹き抜けてくる
ほんの少しの涼が
今はありがたい
いつの間に
こんなに背が伸びたんだろう
風に波打つたびに
青田が全身で揺れているようだ
青い穂から白い花が
チラチラとはずかしそうに
顔をのぞかせている
なんとも涼しげだ
今日もまた
小川に飛び込みたいような
暑さだろうか?
それもまた
自然の恵みを私たちに
もたらしてくれるのだろう
この暑さを乗り切った先に
確かに実りはある

朝焼けの海
胸が痛いのは
朝焼けが綺麗だから
その朝焼けの中に
ただ一つの真実はあったから
あなたと見た朝日を
もう一度見たくて
この町に来たの
まだ薄暗い海の果てから
こちらに向かって光の道ができる時
思わず涙があふれた
風が私の髪を乱す
その風に向かって私は叫びたかった
投げかけられた言葉
たくさんのボタンのかけ違い
なぜ!?と…
初めから
私の思い違いだったのだろうか?
波が荒れている
光の道は太くなって
荒れた海などものともしない
そう
確かなことはある
あなたがいなければ
『今』のわたしはいないのだから
だからこの涙が乾いたら
また前を向いて歩いていこう
気がつくと太陽が
その顔をあげてこちらを見ていた

深夜二時の憂い
深夜二時ふと目が覚めて
薄暗い畳の部屋で
頭の上の時計を見る
まだ大丈夫! もう少し眠れる
それから隣で寝ている
主人のほうを見て安心する
昨夜も遅かったけれど
よく眠れているだろうか
もっと早くに寝たら?
と言うけれど
眠りたくなったら寝ますから
先に寝ていてください
といつも言われる
私の体調を気にかけてくれる
優しい人
そして時に困るくらいに
頑固な人
お休みの日でも
犬の散歩に行きますから
と長年の習慣なのか
規則正しい
休日の朝ぐらい
ゆっくりすればいいのに、、、
あなたが本当に
ぐっすりと眠れる夜はくるのだろうか

チキンハートで生意気なボク
チキンハートなくせに
子供の頃から生意気だったボクは
でもたまに「優しい」なんて言われたりして
調子にのってちょっとしでかしちゃって
そんなあとはまるで
ジェットコースターに乗る前みたいに
ボクの心臓はパンクしそうだよ
だからガラにもなく
人づきあいなんてするもんじゃない
なんて自分を戒めてみる
だけどギリギリを攻めたくなるのは
たぶん少しだけ心許したせいなんだ
ちょっと素直になれない自分がいたんだ
だからわかってほしい
なんて言わないから
このまま一緒に夢を見ようよ

夢うつつ
深夜二時目が覚めると
月が私を優しく照らしていた
昨日は身体が熱く
朝から水風呂に数分浸かって
なんとかしのいでいたが
一日中ずっと頭痛がしていた
早めに晩ご飯の準備をすませて
畳の部屋でうつらうつらしていたものの
気がつくと
私のまわりを言葉たちが回っていた
不思議なことだ
その言葉たちは
いつもは私の心の内にある
泉の中にいるはずなのに
この時ばかりはそこから浮き上がって
くるくると私を中心に
渦を巻くように飛んでいたのだ
私は
『ダメだよ もとの場所にもどって』
そう念じながら言葉の一つを掴んだ
そっと手をひらいてみると
そこには『希望』の文字があった
あぁ 良かった
私は少し安堵してまた目を閉じた
どうやらそのまま眠ってしまったようだ
あともう少し
朝までにはまだ時間がある
灼熱の一日に耐えるため
もう少し眠りにつこう
朝がきたら
言葉たちも少しは落ち着いているだろう
そう思いながら
私はまた眠りに落ちていく
月明かりがそんな私を柔らかに包んでいた

小さな花瓶
小さな小さな花瓶がほしいの
青くて透けた色のガラスの
あなたが子供の頃に
近くのお店で手にとっていた
きれいなあの花瓶なの
小さな小さな花瓶にはいつも
色とりどりの花を生けるわ
あなたが子供の頃に
お家の庭で冷たいお水をあげてた
花を飾るわ
小さな小さな額には私が
お花に囲まれて笑ってる
あなたが子供の頃に描いてくれた
かわいい私が
変わらず笑っているわ

あなたを映す鏡色
「私に色はないの
ただ私の前に映るあなたの色を
私という鏡を通して見ているだけだから」
そうちょっと哀しそうにあなたは言った
あなたは『どの』あなたなんだろう
それとも『いつの』あなたなんだろうか
結局みんな
見たいようにあなたを見るのだろう
それならばいったいそれは
何色なんだろう

おわりに
この詩集には、今年(2025年)に入ってから書きかけていた未完の詩を完成させて、一度noteに投稿した詩とともに、1月から7月まで順に編んでみました。
その時々にコラボしていただいた作品(音楽)などもご本人の許可を得て掲載させていただきました✨🎶✨
ご協力いただいて、温かな励ましのお言葉も嬉しかったです。
本当にありがとうございました💖
noteで記事を書き始めた頃は、若い頃に読んだ詩集のような本(紙)を出すのが夢でしたが、こうしてnoteの記事で詩集として形にすることができて、しかも写真や音楽まで一緒に編み込むことができて、また一つ夢がかなったように思います✨
今までも詩を朗読して投稿することはあったのですが、今回、目が不自由な方にも詩をお届けできれば…との思いから、歌になっていない詩にはできるだけ朗読をさせていただきました💓
よかったら聴いてみてください💞
詩集を編むことは、私にとって初めての経験でした。
初めに思っていたよりも、かなり時間がかかりましたし、何度も何度も見直したのですが、詩作も含めてまだまだ至らないことばかりだと今になって思います。
ここ数日は間に合わないかと無我夢中でした。
またこれからも、このnoteで新しい作品を紡いでいけたら幸せです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
感謝を込めて
2025年7月21日
ソラノイロ

