【3】アラスカでオーロラ見るだけで人生変わったらどうしてくれるんだ
●極寒の地で凍死しない服装ってなんだ?
この旅の出発前、頭を悩ませたのは服装だった。
学生時代に国内旅行をする時にはもっぱら、
ボディバッグに家の鍵、財布、スマホ、
充電コード、替えのTシャツ、下着で行動していた。
なにか必要なものがあれば現地で調達すれば良い
というスタイルは、極端な話アラスカでも同じだが、今回は慎重に行くに越したことはない。
なんてったって
「生命に関わることですから」
というのが服装選びの時の夫婦の頻出ワード
だった。「生命に関わること」だなんて自分の
人生で使う日が来るとは思っていなかった。
基本的にはアウター上下と手袋、そしてブーツは
レンタルが良い。というリサーチ結果だった。
なので日本から持っていったものは、
・ニット帽
・耳当て
・ネックウォーマー
・モンベルの手袋
・モンベルのダウン
・フリースやトレーナー
・極暖ヒートテック上下
・長袖Tシャツ
・スウェットのズボン
・モンベルの登山用ズボン
・モンベルの一番厚手の靴下
・コロンビアのスノーシューズだ。

レンタルのアウターは、MOUNTAIN HARD WEAR、ブーツはSOREL


フェアバンクスの前に滞在したアンカレッジでは、AUTHENTIC ALASKA KAVIKのアウターだった。
このnoteを書くうえで、カリフォルニア州で設立されたMOUNTAIN HARD WEARのことを調べてみた。
ブランドのコンセプトが
「8,000mを超える過酷な山々でも使える、
高品質で耐久性のあるウェアおよびエキップ
メントを作る」
とのこと。
アラスカにオーロラ鑑賞で行く時にどんな性能のアウターやブーツを選べば良いか悩んだ際は、「8,000m級の山に着ていけるかどうか」
を合言葉にして頂きたい。
標高8,848.68mのエベレストの山頂の平均気温は-36℃なので、気温だけで見れば冬のアラスカの夜はエベレストの頂上と大差ない。

持参したこれらを着込んだうえでレンタルのアウターとブーツを履けば、-30℃のなかのオーロラ鑑賞は無事に過ごせた。
それでも2時間ほど経つと足先が冷えてきた
感覚があったので、靴下はなるべくケチらず
しっかりしたものを用意するのをオススメしたい。
足先の冷えは直接「生命に関すること」では
ないかもしれないが、
寒くてオーロラどころじゃない!となった場合が
悲しすぎる。実際にそういう人を見たので。
なぜアウターはレンタルが良いのかというと、
現地まで運ぶにはアウター上下とブーツは
重すぎるうえにかさばってしょうがないからだ。
フル装備をすると、普段なるべく薄着で
いたい派の僕は、映画「All You Need Is Kill」の
ごつい起動スーツを着ている感覚だった。
妻も、はじめのうちはヨタヨタしながら
「足が疲れる!」
と言っていた。
もちろん自分で用意したほうが多少は安く
つくが、取り回しの不便さとその後に着る
機会、8000m級の山に頻繁に登る用事が
ある人、スキーによく行く人以外はレンタルが
無難だという結論だ。
しかし、ここで注意点がある。
レンタルの手配自体は事前に業者とメールの
やり取りをして、配送先の指定や返却方法を
決められる。
ここまでなら英語×な僕でも時間をかけて本気で
やればできるかもしれないレベル
(もちろん全て妻にやってもらった)
なのだが、実際に受け取る時
(だいたい宿に届けてもらい、フロントの
人にその旨を伝えて受け取るパターンがほとんど
らしい。)
にフロントの人とのやり取りイベントが発生する。
スムーズにいけばそこまで問題ないのだが、
僕たちは毎度うまいこといかず、フェアバンクスの前に滞在したアンカレッジのホテルでも、
妻 「レンタルした服が届いているはずなんだけど、ありますか?」
受付「ノー、来てないよ」
妻 「でも業者からは配送完了の連絡が来ているよ」
受付「ノー、私はわからない」
妻 「それは困るよ、調べてほしい」
受付「ちょっと待ってて」
バックヤードに行き確認してもらう。
受付「やっぱりないよ」
僕はなんとなくトラブっている雰囲気を察知した
が、それと同時に自分がいまこの場でできる
ことが一切ないことも悟る。
諦めて2人の英語でのやり取りをテニス観戦の
ように視線を行ったり来たりさせて静観する
ことに専念した。
妻 「とりあえずこっちでもう一度確認してみるよ」
受付 「わかったわ」
受付のお姉さん、なぜがちょっと不機嫌そうに
なっている。
その横でハラハラしているだけの僕。
情けないが仕方がない。
しかし今思ってもこの時の妻は本当に
かっこよく頼りになりすぎた。
僕の情けなくぼーっと見てるだけの状態が、
この時の妻のシゴデキ感を増幅させる
お膳立てをして、それが受付のお姉さんに
伝わったのだと信じたい。
仕方がないので一旦部屋に戻り、妻は業者に
確認のメールを送り、持ってきた衣類を
できるだけ着込んで外に出てみようと
再度フロント前を通ると、結局届いている
ことが判明、荷物を受け取る。
ということがあった。
是非ともこんなやり取りイベントが発生する
可能性がある。
ということを頭の片隅に置いて、服の準備を
する参考にして頂きたい。
くどくなるが、「生命に関わること」ですから。
次回 ●「衣」が整ったら「メシ(食)より宿(住)」と、水曜どうでしょうが教えてくれた。
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