noteは日本語の一次情報を握りにいっている
こんにちは、neonです。
少し大きなタイトルをつけました。
もちろん、note株式会社が「日本語の一次情報を握るぞ」と言っているわけではありません。
私が勝手にそう見ただけです。
もともと私は、創作大賞について調べていました。
なんでこんなに出版社が参加しているんだろう。
そこからnote株式会社について調べ、決算を読み、note proという法人向けサービスを知りました。
自治体もnoteを使っている。
なるほど。
企業や自治体のオウンドメディアとしても使われているんだ。
そのくらいに思っていました。
LINE公式アカウントみたいなものかと。
ところが、京都市とnoteの取り組みを見て、少し見え方が変わりました。
noteは2025年に投稿された京都の旅行・観光に関する記事約2万件から、詳細に書かれた4214件をAIで分析しています。
アンケートではありません。
市民や旅行者が、勝手にnoteに書いた記事です。
旅行記。
日記。
お気に入りの店。
鴨川への思い。
昔の京都旅行の記憶。
それをAIがまとめて読んでいる。
そして分析結果を、京都市の広報や施策の参考として提供する。
ここで僕は思いました。
あれ。
これは従来のオウンドメディアとは、少し違うのではないでしょうか。
オウンドメディアの次にあるもの
今までは、
企業や自治体が記事を書く。
読者が読む。
でした。
でも今回の仕組みは、
ユーザーが勝手に記事を書く。
noteがテーマごとに集める。
AIが大量の記事を読む。
傾向を整理する。
自治体がその結果を使う。
です。
発信する側だった自治体が、今度は人々の文章を読む側に回っています。
そしてnoteは、その間にいる。
記事を書く場所を提供するだけではありません。
人が書いた大量の文章を集め、AIで読み解き、意味のある形に変える。
もちろん「日本語の一次情報を握りにいっている」というのは、私の勝手な見方です。
ただ、note自身も、市民や旅行者が書き残した声を「行政の調査では拾いきれない一次情報」と表現しています。
さらに、このUGCメディアとAI分析を組み合わせたモデルを、他の自治体や企業にも展開するとしています。
そう考えると、noteの見え方が少し変わります。
noteは創作をする場所だと思っていた。
小説を書く。
エッセイを書く。
いいねが付く。
フォロワーが増える。
おすすめに載る。
創作界隈にいると、どうしてもその景色ばかり見えます。
でも会社側から見ると、
そこに毎日大量の日本語が投稿されている。
誰かが旅行について書く。
仕事について書く。
病院について書く。
育児について書く。
介護について書く。
製品を使った感想を書く。
趣味について何千文字も書く。
一つの記事だけを見れば、個人の日記かもしれません。
でも数千件、数万件と積み上がり、AIが横断して読めるようになると、別の価値が生まれる。
noteは、記事を置く場所から、人間が書いた大量の一次情報をAIで読み解く場所へ進もうとしているのではないでしょうか。
創作大賞を調べていただけなのですが。
ずいぶん遠いところまで来てしまいました。
