英語学習挫折で"自己嫌悪” 期待の先食い反動で ポンコツ50代がMBA取得 ~それなりで終わってしまう…|第6話
TOEICの結果――530点ちょっと。
あの日、自分の中で何かが折れた。
「やっぱり、僕には無理なんじゃないか」
「勉強って、やっぱり苦手なんだ」
そんな言葉が、心の中でぐるぐると回り続けた。
【海外赴任は、あきらめた】
夢だった、希望していた海外赴任。
でも、TOEICのスコア条件「760点以上」はクリアできなかった。
「仕方ない」――そう思うようにした。
でも本音を言えば、悔しかった。
あのとき、自分を信じられなくなったのが一番つらかった。
目標に向かって、何度もテストを受ければいいだけだった・・・
「勉強法が悪かったのかなあ・・」
「やっぱり無理なのかなあ」
自分を信じられなくなり、再び勉強法にも迷いが出始めた。
あれやこれやと試しているうちに、
結局、勉強時間が減り、最後はしなくなった。
なんだかんだと自分に言い訳をしながら…
今の僕なら、原因はわかる
圧倒的に勉強時間が足りなかっただけ…
インプットとアウトプット、
手を動かす時間が圧倒的に不足していただけ…
ただ、それだけのことだった
結果、僕は、夢を諦めてしまったと…
あと少しがんばれば、諦めさえしなければ、
届いたはずの夢だったはずなのに…。
そして、僕が新たに選択したのは、社内の“デジタル”関連の部署だった。
これまでのキャリアと少し毛色は違うけれど、当時は、とにかく新しいことに挑戦したい気持ちが強かった。
いや、何かにチャレンジせずにはいられなかった…
【仕事は楽しかった。成果も出た。けれど……】
新しい部署は、正直すごく楽しかった。
手がけた施策が数字として返ってくるのが面白くて、ハマった。
やった分だけ、成果が見える。
結果もついてきた。
周囲からの評価も上がった。
ようやく、「ちゃんと学びながら働けている」そんな感覚があった。
「僕、変われたかもしれない」
一時は、そう思った。
【でも、ずっと心のどこかに“もやもや”があった】
目の前の仕事は充実していた。
でも、ふと気が抜けた瞬間に、湧いてくる“もやもや”があった。
「このままで、いいんだっけ?」
「これって、僕が目指してたことなんだっけ?」
「結局、あの頃の自分と何が変わったんだろう」
そう思うたびに、胸の奥がざわついた。
英語をあきらめたこと。
学びなおしにまた挫折したこと。
環境や仕事を変えたことで、ごまかしてきた部分。
「僕、やっぱり変われてないんじゃないか」
仕事では管理職にもなった。
それなりに仕事をまかせてもらえるようにもなった。
でも、ふとした瞬間、怖くなる。
「このまま、“それなり”で終わってしまうんじゃないか」
【あの挫折が、心に影を落としていた】
でも、本当は、英語をあきらめてから、
ずっと心の奥に、見ないようにしてた“感情”があった。
「あれだけ準備してダメだったんだから、もう無理かも…」
「今度また失敗したら、立ち直れないかも…」
英語をやる前は、やる気があった。
期待もしていた。
でも、その分だけ、失敗したときの落差は、とてつもなく大きかった。
頑張っても、結果が出ない。
その現実が、思った以上に心に傷を残した。
だからだと思う。
次にまた何かを“学びなおそう”と思ったとき、
無意識にブレーキがかかってしまっていた。
期待を先食いして、反動で落ち込む。
その繰り返しが、だんだん“動く勇気”を奪っていった。
【でも、それでも、大丈夫だった】
もがいて、悩んで、立ち止まって。
「もう無理かも」と思ったことは、一度や二度じゃなかった。
二度と、学び直しなんかしないとも思った。
でも――
あのとき知っておきたかった。
“続かない”って、誰にでもあるんだって。
“できない”って、恥ずかしいことじゃないんだって。
僕も、何度もつまずいた。
「やる気はあるのに…」って、何度も自分に言い訳した。
でも、それでも大丈夫だった。
もし、今あなたがそんな状態なら、
僕は言いたい。
「あなただけじゃない。僕もそうだった。
だから、大丈夫だよ。」
🙋♂️ポンコツおやじより一言
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
「わかる…」って、少しでも共感してもらえる部分があれば、
ぜひ「スキ」してもらえると励みになります。
そして、これからのポンコツの奮闘も見届けてやるか〜と思ったら、
フォローしてもらえると、めちゃくちゃ嬉しいです!
この連載、まだまだ続きます。
つまずいて、転んで、それでもまた立ち上がっていく話を――
一緒に歩いてもらえたら、心強いです。
