関取のタオル所作を記録してみた①幕内編
今年の夏場所後半から相撲を見始めた。
取組以外の楽しみとして、関取が使用済タオルを呼出に渡すときの所作がある。
その所作から人柄や戦い方が見えてくるのではないかと思い、いつも興味深く見ている。
タオルをたたむ派か、それともたたまない派か。
どちらの方が多いのか気になり、関取全員のタオル所作を記録してみることにした。
このnoteでは幕内力士の記録を紹介する。
記録条件について
今回の記録は以下の条件にて行った。
記録対象:令和七年九州場所の関取
観察環境:NHKのテレビ中継
分類方法:タオルをたたむ派か、たたまない派か
記録結果一覧
記録結果は以下の通り。

たたむ派10名、たたまない派30名、丸める派1名、
使わない派1名という結果になった。
圧倒的にたたまない派が多い。
たたまない=雑というわけではない
ワイルドなタイプが多いとも受け取れるが、どんな形で渡したとしても最終的には呼出が改めてたたみ直すので、それなら何もせず渡しておくか…という考えでたたまず渡している可能性もある。
どの力士も乱暴な渡し方はしていないし、呼出が受け取りやすいよう両手で渡している力士もいる。
ちなみにたたまない派のうち両手渡しタイプは8名で、番付順に豊昇龍、王鵬、隆の勝、若元春、正代、翠富士、竜電、湘南乃海となっている。
たたむ派とたたまない派、どちらが良い・悪いというものではないことに留意が必要だ。
義ノ富士、美ノ海、時疾風の気配り
たたむ派のうち義ノ富士、美ノ海、時疾風の3名は、自分の体を拭いた面が内側になるようにたたむという共通点があった。
コロナ禍以降の生活様式も影響しているかもしれないが、細かい部分に気を配れるタイプなのかなと感じる。
タオルが勝手にたたまっていく翠富士
判定が難しかったのは翠富士。彼の場合は体を拭いていくうちにタオルが自然と折りたたまっていき、そのタオルを両手で渡すという流れだった。
何度も見返して検証したが、明確にたたむ動作がないとして今回はたたまない派としてカウントした。
もしあれが巧妙なたたみテクニックなのだとしたら、見えない所でさり気なく善行を積んでいるタイプかもしれない。
くしゃくしゃに丸めて渡す藤ノ川
タオルをくしゃくしゃに丸めるタイプの藤ノ川。
ロンドン公演の実況で「unbelievable fighting spirit」と紹介されていたこともあり、手の中で塊になったタオルは闘志あふれる彼を表しているようにも見える。
そもそもタオルを使わない宇良
関取の中では珍しい「使わない派」の宇良。
8日目の豊昇龍戦ではタオルを使っていたようだが、呼出に渡すところまではテレビに映らなかったため、たたむかたたまないかの確認はできなかった。
自分のルーティンが確立していて、取組中も低い姿勢を崩さないところに芯の強さを感じる。
洗濯が得意そうな湘南乃海
たたまない派の湘南乃海はタオルをスパーン!と振りさばいてから渡す特殊なタイプ。
ワイシャツならあのひと振りで全部のシワが吹っ飛んで綺麗に干せそう。「折り目正しい人」という印象。
なぜか全然映らない欧勝馬
今回の試みではNHKの撮影グセも見えてきた。
だいたいどの力士もタオル所作の一部が日々チラホラと映っているのだが、欧勝馬のタオル所作が映ったのは14日目の一度きりで、それ以外の日は全く映っていなかったのだ。
対戦相手に人気力士が多かったからかもしれないが、欧勝馬にもファンはいるはずだし、来場所はもうちょっと映してあげて欲しい。
まとめ
ここまで幕内力士のタオル所作を紹介した。
記録はあくまでも令和七年九州場所時点のものであり今後変わっていく可能性があるが、何かしらの参考になれば幸いである。
十両編につづく。
