子供のためのルーブル美術館(116)ビーナスのひざ小僧/すわるビーナス・古代ギリシア
正座するビーナス
今回のお話のビーナスは、
海から現れた、生まれたばかりのビーナス。
貝の上に立っているのが有名だけど

このビーナスは、めずらしくきちんとすわって、正座してるのです。

ひざ小僧が、ちゃんと見えてて、茶色の髪の毛にお顔は嬉しそうじゃない?

あのやさしい指先には、いったい何を持っていたのでしょう。
ミロのビーナスみたいに、りんごや鏡を持っていたのかもしれません。

生まれたばかりのビーナスの後ろには、
ドレープの美しい布が海の風にゆれています。
今から2400年も昔のギリシアで、こんなすわるビーナスが作られていたのでした。

Aphrodite agenouillée dans une coquille
Provenance et fabrication: Corinthe Vers 300-275 av. J-C.
貝殻にひざまずくアフロディーテ
コリント 紀元前300~275年頃
貝殻の中でひざまずいたりしゃがんだりするアフロディーテは、紀元前5世紀以降のギリシャに登場した。
裸のヴィーナスは通常、鏡、リンゴを持っている。背後には、時には羽ばたく天使エロスによって固定された緞帳が広がり海から現れたアフロディーテの誕生を想起させる。
紀元前4世紀の終わりまで、テラコッタの人形は主に宗教的、奉納的、葬送的な目的で使用されていた。アルカイック時代(紀元前7、6世紀)と古典期(紀元前5、4世紀)のテラコッタは、そのほとんどが聖域の埋め戻し、死者に供える墓、まれに既知の工房の堆積物から発見された。ヘレニズム時代(紀元前1世紀後半~1世紀後半)、そしてローマ時代になってから、ボイオティア、カルキディキのオリンテ、小アジアのプリエネなどのように、家の内部でも装飾的な役割を果たすようになった。

La Nascita di Venere 1483
Sandro Botticelli
参考 ヴィーナスの誕生 1483
サンドロ・ボティチェッリ ウフィッツィ美術館
今回は、帆立の貝がらに座るアフロディーテ、正座とはとても珍しいです。
ルーブルの古代ギリシアの展示場で見たときは、発掘時の膝下の破損かと思いましたが、よくよく見ればちゃんとひざ小僧が可愛らしく表現されていました。
ボッティチェッリの絵 ・ヴィーナス誕生のテーマの元ともなるような、貝がらの上のヴィーナスが、確かにこんな昔のギリシアで作られていたのですね。
一昨日たまたま出会った作品を短いですがご紹介しました。
もうすぐパリオリンピック🇫🇷ヴィーナスも活躍中



ブルボン宮殿(下院)オリンピックに備えて鍛えるヴィーナス💪
