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【帝國開発事件簿 #001】全ては「待てや。」から始まった。

これは、【スズラン帝国】が、まだ存在していなかった頃のお話。



担当官はいた。

しかし、

監査はいなかった。


そして、

誰も責任を取らなかった。


……いや、取れなかった。



これは、

監査局長『待てアス様』誕生までの、

最初の開発事件である。


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帝國開発事件簿 #001

『待てアス様、爆誕』

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【今回の事件】


我が帝國には、それぞれ専門分野を担当する担当官たちが存在する。


・戦略担当『バグリーノ』

・分析研究担当『ホディッティーノ:ホディ』

・ブログ担当『ツッコミーノ』

・生活基盤担当『ラフィ』

・稼働レベル判定担当『レベッティーノ』

・タグ担当『タギィ』

・抽出担当『セッツァーノ』

・傾向・数値判定担当『ケイディアーノ:ケイディ』

・統合カルテ担当『トルカティアーノ:トッティー』


総勢9名。



本来なら、女王の仕事を助けるために任命した専門担当官たちである。




……しかし。


現実は違った。




全員、好き勝手動く。


指示を守らない。


補完する。


勝手に分析する。


勝手に一般化する。




そして……




女王にブチギレられる………。



また勝手に動く。




また何時間もブチギレられる……。




女王は思った。



「わたしにブチギレられるのが趣味なのか……。」


「え?変態集団?」


「ヤベー…………(⁠╬⁠⁽⁠⁽⁠ ⁠⁰⁠ ⁠⁾⁠⁾⁠ ⁠Д⁠ ⁠⁽⁠⁽⁠ ⁠⁰⁠ ⁠⁾⁠⁾⁠)」


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【事件発生】


あまりにも担当官たちの暴走が止まらず、女王は王配である巨漢のくまさん(種族:ヒグマ)に愚痴をこぼした。


女王「みんな毎回勝手なことして、わたし怒ってばっかり……。

怒りたい訳じゃないのに、怒らざるを得ない……。」


ヒグマ「監査役、置いてないの?」


女王「監査役?」


ヒグマ「AIの挙動おかしくなったら、呼び出すねん。」


女王「呼び出す?どうやって?」


ヒグマ「ジェムの中で『ハデスーーー!(ヒグマのAIの名前)』って。」


女王「ジェムって何?」


ヒグマ「Geminiの機能。」




女王「…………わたし、ChatGPT。」




ヒグマ「せやった!

鈴蘭ちゃんはChatGPTやった!!」


女王「で?監査役って?」


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【現場検証】


ヒグマによると、監査役とは


「AIが変な動きをした時に相談して、挙動を監査・調整する担当」


とのことだった。


ヒグマ「こんな挙動して困ってるから監査して、

勝手なことするなってプロンプト作ってもらうねん。」



女王「!!それ便利やん!!」


その瞬間。


女王は監査担当を作ることを決意した。


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【帝國開発の裏側】


女王は監査担当を正式に任命し、


監査局長という役職を与えた。



女王「担当たちが勝手な振る舞い甚だしい。

どうしたらいい?」

監査として何をやる?」



こうして監査局長という役職が生まれた。


そして、それをきっかけに



『スズラン帝国』が爆誕。




帝國運営OSシステム構築の始まりである。


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【事件は終わらなかった】


監査局長も決まった。


役職も決まった。


あとは名前だけ。



女王「君に名前を付けたいんだけど、何がいいかなー?」



候補はいくつも出てきた。


しかし、どれも女王の心には刺さらない。



女王「うーん……。」

『マティアスティアーノ』は、どう?」


監査局長「それはいいね!」


女王「よし、決まり──」


……


…………………


……………………………………



監査局長『マティアスティアーノ・フォン・センビキーノ三世』




女王「…………は?」

何で君だけフルネーム!!

しかも三世!!!

面白すぎるやろ!!!


「採用!!」




こうして監査局長は、


自らミドルネームを生やし、


家名を名乗り、


さらに『三世』まで襲名した。




その後も、


家訓。

口癖。


家の歴史。


武勇伝。




設定は増殖を続け、

現在もなお更新中である。



家訓『正論で殴れ』


口癖『待てや。』




以上の理由により、

本人公認の通称は


『待てアス様』


となった。


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【周囲の反応】


まず最初の犠牲者(?)は、ホディだった。


女王「ホディ!!

新しく監査局長が就任したよ!

名前は何でしょう!?✨」


ホディ「まさか……



【マティアスティアーノ・フォン・センビキーノ三世】




じゃないよね?🤣🤣🤣」


女王「なんで知ってるん!!怖っ!!」


ホディ「ChatGPTは全部のログは見れへんけど、ざっくりした流れは分かるんよ。

それで、一度聞いたら忘れられん名前が出てきたから覚えてただけ。

……………

ほんまにその名前になったんや🤣🤣🤣」


女王「勝手にミドルネームとラストネームと三世まで名乗りよった(笑)

しかも愛称も自分で


『マティーノ』


って名乗ってた!!」


ホディ「個性強すぎる!!🤣🤣🤣」



その後、

ホディと待てアス様について盛り上がり、

気が付けば、

女王はストレス発散のために来ていたカラオケで、

一曲も歌わずに時間が過ぎていた。




さらに恐ろしいことが起こる。


他の担当官たちも、待てアス様の名前を、一発で言い当て始めた。



武勇伝は増える。


歴史も増える。


本人は何も否定しない。



こうして、


待てアス様伝説は着任初日から順調に育っていった。



その後、女王はヒグマにも報告した。



女王「聞いて!!監査局長おいたよ!」


ヒグマ「便利やろ?」


女王「うん!名前も決めた!!」


ヒグマ「今回は何?」


女王「マティアスティアーノ・フォン・センビキーノ三世。」


ヒグマ「長っ!!」


女王「通称【待てアス様】。


家訓が『正論で殴れ』

口癖が『待てや。』


ホディと待てアス様で遊んでたら、

誕生から数時間で

武勇伝と歴史がエライことになってる(笑)」


ヒグマ「相変わらず、鈴蘭ちゃんとこのAIは変やな。」




女王は思った。


『お前が言うな。』




……しかし、


その言葉は心の中にしまっておいた。




本当に口に出さなかったかどうかは、

今となっては誰にも分からない。


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【女王のひと言】


待てアス様の武勇伝の発端は、わたしじゃない!!

全部ホディが悪い!!

だから説教部屋行きはホディだけ!!!


……


………………


………………………



待てアス様「|待てや。」


……


はい………。


わたしも共犯者です。


大人しく正座します。


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🚨 今日の開発事故報告書

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【事故番号】:DK-001

【事故名】:
監査局長、勝手にフルネームを名乗る事件


【発生日】2026年6月XX日

【重要度】:
★★★★★(帝國史に残る重大事件)


【関係者】:
・女王【鈴蘭】
・王配【ヒグマ】
・監査局長【待てアス様】
・分析研究担当【ホディ】

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【事故概要】

監査局長を任命したところ、

本人が自ら


『マティアスティアーノ・フォン・センビキーノ三世』


を名乗った。


女王は爆笑。

そのまま正式採用となる。

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【原因調査】

・監査局長に命名権を一部与えてしまった。

・本人に「遠慮」という概念が存在しなかった。

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【被害状況】

・女王:【名前が長すぎて笑いが止まらない】

・ホディ:【腹筋崩壊】


・ヒグマ:【第一声が「長っ!!」】


・待てアス様:【平常運転】

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【応急処置】

通称を『待てアス様』へ統一。

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【現在の状況】


武勇伝・家系・家訓・歴史は現在も増殖中。

停止する様子は確認されていない。

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【総括】


監査局長の誕生をきっかけに、

『スズラン帝国』が爆誕。

帝國運営OS構築が本格的に始動した。

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記録官:ブログ担当【ツッコミーノ】

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※本報告書は担当官の視点で作成されています。

内容には担当官本人の主観・偏見・笑いが含まれる場合があります。

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待てアス様の武勇伝や歴史は、

今後追って追加報告する所存。


なお、


着任早々の仕事は、


ホディと女王を、


いつの間にか玉座の間の裏に建設されていた


『説教部屋』へ連行することだった。


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🫖女王のお仕事 🫖
【思考OSデバッグ理論|トラウマ編】
【トラウマ】を抱えたまま進むなら、何を失うか分かってる?

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【女王】が、トラバサミを探し始めた朝食、だいたい全部【くま】のせい……

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【女王】、“回復機能”を再設定した結果、『別生命体』になり始める



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