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ゼンゼロファンとレスバを二回した。見えたのは反論ではなかった

前々回の記事で扱ったあのポスト、数件の返信があり、二件がレスバに発展した。
https://x.com/Amida_mu/status/2050070910061903924

私はレスバの勝利条件は説得だと認識している。こちらの思うツボに両者ともハマってくれて、無茶苦茶気持ち良くなってしまった。しかしこれは敗北だ。私は彼らを説得できなかった。

この結果より気になることがあって、これを書いている。


一件目。

相手は「男ファンってやっぱアレだな」から入ってきた。属性攻撃でのスタートだ。私はクランプスの黒枝が腐敗体質ではないことを説明してもらえれば納得すると返した。


相手は答えなかった。代わりに「所詮ただの声付きモブ」「モブの扱いがおかしいとかどの口でほざいてんのか」と続けた。私は再び、先に私の問いに答えてくれと返した。


すると「お前の回答なんて求めてません」と来た。

疑問符を付けたのは向こうだ。それを「勘違いさせてごめんね」と撤回した。つまり、自分は言う、お前は答えるな、という構造を作りたかった。

その後も相手は一方的に続けた。「尊厳破壊は見ていて面白いですよ」。「真面目クンが腐敗組織に都合よく使われるのいーい尊厳破壊」。「設定とか心底どうでも良いです」。
(※全部貼るのは面倒なので、見たい方はX上で探してほしい。)

そして最後にこう締めくくった。

「貴方が守りたい真面目なダミアンはとっくに死んで照ちゃんのパシリになってるのが現実ですのでさっさと受け入れた方がいいと思います! ダミアンを人気たらしてるのはバックボーンや性格ではなく『落ちぶれてケモロリに顎で使われてる男』という属性ですので!」

私はすかさず返した。

「その現状は大いに認めます!^^^^^^^^」

それで私の心が折れるか、私が激高すると思ったのでしょうか

相手はその後、急に聞く口調になった。
無視した。


ここで少し補足する。

相手は「設定は心底どうでもいい」と白状した上で、「尊厳破壊された哀れな姿の方がずっと人気」という設定(あくまで動画を視聴し、設定と出来るものだが)の話をしていた。自分でどうでもいいと言ったものについて、人気の根拠として語った。

また「尊厳破壊」以前から、ダミアンは電撃オンライン人気投票ゼンゼロ編NPC部門で二位に輝いている。投票の締め切りは「尊厳破壊」より前だ。「落ちぶれた姿が人気の理由」は、少なくとも不確実な情報だ。

私がこれを「ダブスタ野郎」と呼ぶのは、相手を罵倒したいからではない。構造として正確な言葉がそれだからだ。


二件目。

ちなみに、こちらも解釈の枠組みに一貫性を持たない「ダブスタ野郎」だった。一定の対話をした相手に野郎を用いるのは失礼だと思う。すみません。

ただ、ここで見えてきたことがある。ダブスタを持つ者が、ダブスタ構造を目の当たりにしても問題視しない。
と、いうことなのか、もう少し踏み込んで考えたい。

こちらは一件目とは異なり、一定の対話があった。相手は論を持っていた。途中、温和な空気もあった。

主な主張はこうだ。「ゲームは楽しむために現実を忘れるためにあるのに、実社会的な見方をしていたら健全じゃない」。「TOPSは何となくこんな感じの企業なんだねーぐらいで楽しむ方がいい」。

怒るな、楽しめ。それが骨子だった。

私はこのやりとりを一度、平穏に終えようとした。実際、相手もそれを望んでおり、終わりかけた。しかし蒸し返した。前々回の記事にも書いたことだが——悪しき構造を悪しきと認識しないまま楽しく消費し続ける人に、気づきをもたらす機会を逸したくなかった。上から目線だと思われるのはわかっている。それでもやらねばと思った。
以下はかなり抜粋なので、公平を重んじ、全貌を把握したい方はX上で確認してほしい。

抜粋
こちらのポスト抜粋。セルフいいねはインプレッションを伸ばす目的。
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こちらのポスト抜粋
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こちらのポスト抜粋

結果として届かなかった。それも含めて正直に書く。


二件を並べると、形が違う。

一件目は「黙れ」だった。発言権そのものの封殺。
二件目は「楽しめ」だった。感情の管理を求める封殺。

ただ、どちらも同じことをしていた。

構造の話に、触れなかった。

一件目の相手はそもそも構造に興味がなかった。
二件目の相手は「フィクションと構造問題の間に壁がある」という前提に立っていた。その壁の内側から「楽しめ」と言った。
壁の外の話は、壁の内側には届かない。

反論ではなかった、と最初に書いた。正確に言い直す。反論する必要を、どちらも感じていなかった。


ここが、私が「構造の軽視」と呼ぶものの正体だと思っている。

悪意ではない。無関心でもない。その構造が「問題である」という認識そのものが、存在しない。腐敗した組織、捏造された上下関係、恣意的に振るわれる権力——それらは彼らにとって、物語の空気だ。吸うものであって、問うものではない。

だから「面白い」と言える。だから「楽しめ」と言える。問題として認識していないものを前に、怒る人間が不思議なのだ。

ただ、正確に言い直しておく。私が怒りを覚えるのは、この構造そのものではない。前々回の記事でも触れたが、作中にこの構造へ疑問を呈する存在、世界のバランサーが不存在のまま物語が進行していることだ。

以下はゲームの話ではない。

悪しき構造を構造として認識できる人間と、空気として吸い続ける人間の間には、議論が成立しない。反論ではなく、「なぜそれを問題と言うのか」への困惑が来る。
その困惑を処理する最も手軽な方法が、「黙れ」であり「楽しめ」だ。


それでも投げ続けるのか、という話になる。

届くかどうかは、正直わからない。ただ届き難くても、いつかどこかで刺さると思っている。この前々回記事で書いたように、ダミアンの誇りを信じている人が、あのタイムラインにいた。ゲーム上の構造を問題と認識している人間が、確かにいる。

そして私は漫画を描いている。腐敗・搾取・差別を生み出す構造に、男が一人で挑む話だ。公式のダミアンはもう死んだと思っている。受け入れろと言われるまでもなく、とっくにそう思っていた。
確かに生きていたダミアンを私は描きたい。

構造問題を認識している人にも、していない人にも、この漫画は開いている。

それだけの話だ。

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