【実録】IPO準備の闇と適応障害。労災不支給から「審査請求」で打倒・組織の責任転嫁に挑むロードマップ
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「会社のため」
「成長のため」
「上場を目指すため」
そんな前向きな言葉の裏側で、現場の誰か一人に負荷が集中していることがあります。
周囲は忙しい。
上司も余裕がない。
相談しても、根本的には変わらない。
それでも責任だけは重くのしかかってくる。
気づいたときには、心と身体が限界を超えていた。
私はかつて、急成長中の企業に管理部門のマネージャー層として転職しました。これまでの会計・財務の経験を活かし、会社の成長や上場準備に貢献したいという思いがありました。
しかし、実際に待っていたのは、整っていない管理体制、過去から積み上がった会計処理の誤り、長時間労働、責任の所在が曖昧な組織、そして自分一人に重くのしかかるプレッシャーでした。
その結果、私は適応障害を発症し、最終的に退職しました。
現在、私はこの出来事について労災申請を行い、不支給決定を受けたうえで、審査請求をしています。
この記事は、会社や誰かを一方的に責めるために書くものではありません。もちろん、今でも納得できないことはたくさんあります。悔しさも、怒りも、簡単には消えません。
それでも、この記事でいちばん伝えたいのは、同じように迷っている人に向けた経験の共有です。
「これは労災なのだろうか」
「申請しても意味があるのだろうか」
「証拠が残っていない自分には無理なのではないか」
「会社と争うなんて大げさなのではないか」
そんなふうに考えて、動けなくなっている人に、私の経験が少しでも参考になればと思っています。
※この記事は、あくまで私個人の経験と考えを書いたものです。労災申請や審査請求の判断は、労働基準監督署、弁護士、社労士、医師など専門家に相談しながら進めることをおすすめします。
理想を持って入社した会社で、最初に見えたもの
私はもともと、会計・財務の専門職としてキャリアを積んできました。
次に選んだのは、急成長中の企業でした。上場準備も視野に入っており、管理部門の整備が重要になるフェーズです。
「これまでの経験を活かして、会社の基盤づくりに関われる」
「成長企業の中で、自分も成長できる」
そう思って入社しました。
しかし、入社してすぐに感じたのは、理想と現実の大きな差でした。
上場を目指すという言葉とは裏腹に、日々の管理体制は十分に整っていませんでした。決算体制、業務フロー、経理処理、社内の役割分担。どれも、これから作り直さなければならない状態でした。
しかも、過去の会計処理には多くの誤りが残っていました。新しい仕組みを作る以前に、まずは過去の整理と修正から始めなければなりませんでした。
本来であれば、こうした局面では周囲の支援や追加人員、役割分担の見直しが必要だったと思います。
しかし、現実にはそうはなりませんでした。
日々の業務を回しながら、過去の誤りを直し、上場準備に向けた新しい業務にも対応する。私は、複数の重い課題をほぼ同時に抱えることになりました。
残業時間は増え、休日出勤もありました。タイムカード上でも、月60時間から80時間程度の時間外労働が続いていました。
最初は「今だけだ」と思っていました。
「入社直後だから大変なのは当然だ」とも思っていました。
でも、今振り返ると、この時点ですでに心身はかなり削られていたのだと思います。
入社から間もない時期に起きた重大な出来事
さらに大きな負荷となったのが、入社から約2か月後に発覚した重大なトラブルでした。
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