一瞬コロナ禍の話かと思った話【狼がやってきた日】柳田邦男著
「これ、1970年代に起こったオイルショックの話だよね?」
一瞬そんな疑問がよぎりました。
なぜなら、コロナ禍の買い溜め騒動を
彷彿とさせたからです。
50年前と本質的には
何も変わっていないと思い知りました。
・パニック発生の条件
条件は5つです。
1.恐怖・苦情・不安が多くの人々に共通に存在していること
2.突然性、不意打ち、予測不可能、驚愕
3.群衆のなかにおける連携性の欠如
4.リーダーの不在
5.競争的な事態の出現
当時のトイレットペーパーの買い占めも、
コロナ禍のマスクや消毒液などの買い占めも、
本日が変わらないと実感しました。
・一度起こると誰も収束できない
最初に買い占めが起こったのは、大阪です。
そこのスーパーでは、安売りのチラシを出したことが裏目に出ました。
トイレットペーパー1週間分がわずか1時間で売り切れました。
皮肉にも新聞記者が報じた事で、全国的に広がってしまいました。
現実に店頭からトイレットペーパーこま消えているという情報のもたらすインパクトの方が、沈静を狙うコメントよりも、力が大きかった。つまり、マスコミ情報が、パニックを急激に拡大する媒体の役割を果たすことになったのである。
今ではマスコミ情報以上に
SNSの投稿によって早く広まる印象です。
構造は、当時と変わらないと思いました。
・原油確保で奔走した裏側
当時の通産省の役人や、石油会社の社員、
中東の国にツテのある人物が
産油国から石油を売ってもらおうと
奔走している様子が描かれていました。
政府機関で働いている人ですら
中東について情報を
持っていなかったことに驚きました。
貿易している以上は相手の国のことを
もっと知る必要があるかもしれないと
考えさせられました。
今は当時と違いますが、
アメリカとイランの戦争によって
日本に入ってくる石油が減っています。
「節約を呼びかけていないけど、大丈夫なのか」と
不安に感じます。
報道されていないところで
奔走していると信じたいところですが、
実際のところわかりません。
・感想
AIにある本について質問しました。
「オイルショックの時期に、国民の生活がどのようなものだったのかを描かれている本は何か?」と。
ChatGPTでもGeminiでも同じ本が紹介されました。
まさに今回の本です。
国や石油会社の人が
原油確保にどれだけ奔走したかが
よくわかりました。
国民生活で触れられていたのは、
買い占め騒動くらいです。
もう少し国民の生活について
知りたかったと思いました。
それでも、今後どうなるかについて
考えるのに役に立ちました。
以上、ちえでした。
プロフィールはこちらです。
他のSNSはこちらです。
