見出し画像

📘司法書士ママのやさしい法律教室④ 兄弟の秘密基地〜いっしょに使うってどういうこと?〜

🍂秋の午後のおはなし

秋の夕方。
庭のはしっこの木の下で、けんたとゆうたがなにやら大工仕事をしています。

「ここを板で囲ったら、ぼくらの秘密基地だ!」
けんたが目を輝かせて言いました。

「やった〜!ぼく、この辺にぬいぐるみ置く〜🐻」
ゆうたも嬉しそうに声を上げます。

ふたりの小さな基地づくりが、始まりました。

しばらくして――

「このイス、ぼくのだから、ゆうたは座っちゃダメ!」
けんたが言いました。

「え〜!ここはぼくの基地でもあるもん!」
ゆうたも負けません。

木の下で、ふたりの声がだんだん大きくなっていきます。

ママがやさしく笑いながらやってきました。

「ふたりとも、その“基地”は、どっちのものなのかな?」

けんたは少し考えて言いました。
「うーん……ぼくが作ったけど、ゆうたも手伝ったし……」

ママはにっこり笑って言いました。
「そうね。それなら“ふたりのもの”だね。こういうのを共有って言うんだよ。」

「きょうゆう?」とゆうたが首をかしげます。

「そう。家や土地も、兄弟や家族でいっしょに持っていることがあるの。
そのときは、どっちかが勝手に使ったり壊したりしちゃダメなの。
“どう使うか”は、みんなで相談して決めるんだよ🌿」

「じゃあ、このイスも、二人で使えるようにすればいいんだね。」
けんたがうれしそうに言いました。

「その通り😊」とママはうなずきました。

夜になって、秘密基地にやさしい月明かりが差し込みました。
けんたとゆうたが並んで座るイスの下で、レオくんが小さくつぶやきました。

「みんなで使うと、あったかいね🐢💚」

ふたりは顔を見合わせて、にっこり。
秋の夜風が、木の葉をそっと揺らしていました🍂


ママのまとめ

🖋共有というのは、ひとつのものを二人以上でいっしょに持つことを言います。

たとえば、家や土地を家族でいっしょに持っている場合、登記簿には「持分2分の1」みたいに書かれていることがあります🏠
これは、それぞれがどのくらいの割合でその不動産を持っているかを表しているんです。

つまり、けんたが半分・ゆうたが半分、というように、
それぞれが**自分の分(持分)**の権利を持っている、ということなんです。

でも、どちらかが勝手に全部を使ったり、壊したり、売ったりすることはできません。
何かをするときには、みんなで相談して決めることが大切です🌱

たとえば、兄弟で使う机や、家族みんなで使う冷蔵庫。
どちらかだけのものではなくて、
「どう使う?」と話し合いながらみんなで守っていく――
それが、“共有”なんですよ🍀


📘 対応する登記コラムはこちら 👇
👉📘司法書士ママの登記コラム④共有持分ってなに?ひとつの土地を“みんなで持つ”ということ

“共有”は、ひとつの土地や建物を、複数の人が**共同で所有(しょゆう)**すること。

だれが、どのくらいの割合で持っているのか――
その関係を明確にしておくことが、安心につながるんです。

登記簿には、それぞれの“持分(もちぶん)”がきちんと記されています🌿

📗 前のお話はこちら 👇
👉🏡司法書士ママのやさしい法律教室③土地や建物の“持ち主”ってだれ?

📗 後のお話はこちら 👇
👉📘司法書士ママのやさしい法律教室⑤ 相続ってなに?〜“想いをつなぐ”しくみ〜

🐢シリーズ案内
「司法書士ママのやさしい法律教室」は、
ママ・パパ・けんた・ゆうた・レオくんの家族が登場して、
日常の出来事から“法律や登記”をやさしく学んでいくお話です🍂

📘シリーズ一覧はこちら👇
👉 司法書士ママのやさしい法律教室|まとめページ

🌙 夜の図書館の奥では、フクロウ教授の授業がはじまります。
👉 🌙 相続学校|レオくんと夜の教室 を読む


🌕 シリーズ全体を読む
👉 🌕レオくんとめぐる やさしい世界へようこそ(ページの見方の地図)
👉 🌿はじめまして(プロフィール)

🐢 シリーズ案内

プロフィール

🌿司法書士ママ|みか
平成19年司法書士試験合格。
売買・相続などの不動産登記や会社・法人登記に15年以上たずさわっています。
家族の物語とともに、法律を“絵本のようにやさしく”お届けしていきます🍃

👉 はじめましての記事を読む


🐢レオくんからひとこと

「ぼくも、まいにち けんたくん・ゆうたくんと まなびちゅう🐢💚」

いいなと思ったら応援しよう!

みか よろしければ、応援いただけますと、とっても嬉しいです💫 いただいたチップは、書籍購入など、もっと良いお話を書くための費用に使わせていただきます🍃