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和室を、身支度が整う場所に[#4]

和室をドレッシングルームとして使う、という発想は、
最初は少し想像しづらいかもしれません。

でも、毎日服を選んだり、鏡の前に立ったり、
小物を戻したりする場所として考えると、
和室の余白は意外と相性がいい気もします。

今回はそんな和室を、
身支度が少し整いやすくなる場所として考えてみました。






Before


和室には、もともと静けさがあります。
ただ、その静けさがそのまま“身支度しやすさ”につながるわけではない。

服や小物を置く場所、
鏡の位置、光の入り方。
そういうものが曖昧なままだと、
毎日の支度は少しずつ散らかって見えやすくなります。

だから今回は、
和室の余白は活かしながら、
整えるための輪郭 を少しだけ足していくように考えました。


目指した空気

目指したのは、
収納量を増やすことより、毎日の身支度が少し軽くなることです。

見やすい。
取り出しやすい。
戻しやすい。
そして、鏡の前に立ったときに少し気持ちが整う。

そんな空間を、この和室の中に考えています。


After1:アンティーク調(落ち着き・余韻)


アンティークテイスト

After2:ナチュラル寄り(軽さ・朝の気持ちよさ)


ナチュラルテイスト

ドレッシングルームは、

収納が多いだけでは足りない


服や小物を置く場所が増えれば、
それだけで使いやすくなりそうにも見えます。

でも実際には、
大事なのは量よりも整って見えることなのかもしれません。

今の記事でも、ポイントは
身支度しやすい動線をつくること
収納を“見やすく取り出しやすく”すること
光と鏡で空間を広く見せること
の3つでした。

つまり必要なのは、
たくさんしまえる空間というより、
毎日同じ動きで支度しやすい空間

その意味では、和室の余白は
むしろ整え方が見えやすい場所なのかもしれません。



今回、残したかったもの

残したかったのは、
和室が持っている静かな余白です。

全部をショップのようなWICにしてしまうと、
たしかに分かりやすくはなる。
でもその代わりに、この部屋らしい落ち着きは薄くなる気がしました。

だから今回は、

  • 動線を整えること

  • 収納を見やすくすること

  • 光と鏡で気持ちを整えやすくすること

この3つを軸に、
和室の空気を壊しすぎないように寄せています。
これは元の記事の設計方針そのものです。


こう整えると、少し身支度しやすくなる

1. 取り出しやすさは、戻しやすさでもある

見やすく取り出しやすい収納は、
結局そのまま戻しやすさにもつながります。

服や小物は、
しまう場所があるだけでは整わない。
どこに何があるかが自然に分かること のほうが大きい気がします。

2. 鏡と光で、空間の感じ方はかなり変わる

鏡はただ身だしなみを見るためだけじゃなく、
空間の輪郭を少し軽くしてくれます。

今の記事でも、
After1 は黒や真鍮系のフレームで空間のアクセントに、
After2 は細いフレームかフレームなしで圧迫感を減らす方向になっている。
この違いが、そのまま空間の気分の違いになっています。

3. 身支度の場所は、気分の場所でもある

ドレッシングルームは、
ただ準備するだけの場所ではなくて、
少し気持ちを整える場所でもある気がします。

だから、素材や明るさの違いは意外と大きい。
夜に静かに整えたいなら、少し重みがあるほうが落ち着く。
朝を軽く始めたいなら、白や淡い木のほうが呼吸しやすい。


朝向き / 夜向きで、似合う整え方は変わる

After1 は、
濃い木や陰影のある光で、静かに締まる空気がありました。
本文でも「夜の照明が似合う」「帰宅後に整えたいタイプ向き」と整理されている。

一方で After2 は、
白や淡い木をベースにして、朝の自然光と相性がいい軽さがあります。
こちらは「朝の支度を気持ちよくしたいタイプ向き」とされていた。

同じ和室でも、
どんな時間に気持ちよく使いたいかで、
似合う空気は少し変わるのかもしれません。



おわりに

和室をドレッシングルームにするなら、
収納を増やすことより、
整いやすい動きと、整って見える空気をどうつくるか のほうが大事なのかもしれません。

今回はそんな読み替えで、
和室を身支度が整う場所として考えてみました。

もし自分の暮らしなら、
朝に合うのはどちらか、夜に合うのはどちらか。
そんなことを考えながら見てもらえたらうれしいです。


ここまで読んでくださってありがとうございます。

このnoteについて
“どう感じたいか”を起点に、
住まいの空間イメージを描いています。

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