見出し画像

ドバイと日本の税金の違いから見えてくるこれからのお金と暮らしの考え方


ドバイは「無税の国」と言われる理由

「ドバイは税金がかからない国ですよ」

そんな言葉を、ここ数年で耳にする機会が増えてきたように感じます。

一般的には、ドバイでは個人の所得税は課されておらず、投資による利益についても課税されていないとされています。

つまり、給与収入も、資産運用で得た利益も、税率0%とされている環境です。


日本の税金の仕組みを見てみると

では、日本はどうでしょうか。

日本では、所得に応じて税率が変わり、所得税は最大45%程度とされています。

さらに、住民税が約10%加わるため、合計すると最大55%前後の負担になるケースもあります。

また、投資による利益については、株式や投資信託などで約20%(20.315%)の税率がかかる仕組みとなっています。


法人税の違いが生む影響

ここまでは「個人」の話ですが、もう一つ大きな違いがあるのが「法人」に対する税金です。

日本の法人税は、実効税率で約30%前後とされています。

一方でドバイでは、

  • 約1,500万円程度まで(AED375,000) → 0%

  • それ以上の利益 → 約9%

とされており、日本と比べて大きな差があります。


日常生活に関わる消費税の違い

さらに、日常生活に関わる消費税にも違いがあります。

日本では現在
👉 10%

ドバイでは
👉 5%

とされており、日常の支出でも差が出る構造です。


日本とドバイ、税制の全体像

ここまでを整理すると、

【日本】
・所得税:最大45%
・住民税:約10%
・投資利益:約20%
・法人税:約30%
・消費税:10%

【ドバイ】
・所得税:0%
・投資利益:0%
・法人税:0〜9%
・消費税:5%

このように、税制全体で見るとかなり大きな違いがあることがわかります。


税金は「場所」ではなく「状態」で決まる

ただ、ここで一つ、大切にしておきたい視点があります。

それは、
「どこにいるか」ではなく、「どのような状態か」によって
税金の取り扱いが変わるという点です。

日本では一般的に、生活の拠点が日本にある場合、
税務上は「居住者」として扱われ、

👉 世界中で得た所得に対して課税

されるとされています。


形式だけでは通用しない現実

例えば、

・海外に口座を作った
・ビザを取得した
・一時的に海外に滞在した

こうしたことだけでは、税金の扱いが変わらないケースもあるとされています。

家族の居住地や滞在日数、生活実態など、総合的に判断されると言われています。


出国時の課税という考え方

さらに、日本には

👉 出国時課税制度

と呼ばれる仕組みがあり、

1億円以上の金融資産を保有している場合などは、
海外に移住する際に課税対象となるケースがあるとされています。


だからこそ問われる「生き方」

こうした制度を踏まえると、

単純に
「税金が安い国に行けばいい」
という考え方だけでは、見えない部分があることにも気づかされます。

私は、

「どこで増やすか」だけでなく
「どこで生きるか」

この視点がとても大切だと感じています。


まとめとお伝えしておきたいこと

日本には、日本の良さがあります。
安心感や人とのつながり、文化や環境。

一方で、海外には資産を効率的に活用できる環境もあります。

だからこそ、

👉 日本か海外かではなく
👉 バランスをどう取るか

この視点がこれからはより重要になっていくのかもしれません。

資産の置き場所、通貨の分散、運用の方法。
その一つひとつの選択が、未来を大きく変えていきます。


なお、本稿は一般的に言われている制度や考え方をもとにまとめたものであり、個別の状況によって取り扱いが異なる場合もあります。

実際の税務に関しては、専門家への確認が必要になる場面もあるかと思います。

いいなと思ったら応援しよう!