人類は地球上で大量のエネルギーを占有してきた
MMORPGは限られたリソースの奪い合い。
『ソード・アート・オンライン』でキリトさんが言ってたはず。
地球上も同じなんやな!と気づかせてくれた本と出会ってしまった。
古舘 恒介 さんの『エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来』
地球上のリソース=エネルギーも有限。
地球上のエネルギー獲得競争の中で、人類がどのようにして地球上のエネルギーを使ってきたかがわかる、そんな一冊でした。
『サピエンス全史』などを面白いと思った方は、特に楽しめるハズです。
(感じたことを上手く言語化できるか心配…)
この記事はこんな方を対象にしています。
✅エネルギー/食料問題に関心がある方
✅『サピエンス全史』を楽しく読んだ方
人類は5つのエネルギー革命を起こしてきた
エネルギー革命と聞いて思いつくのは、石炭や石油の利用。
他にも産業革命やら火の利用なんかもあるかもしれませんね。
この本のエネルギー革命の定義です。
「エネルギーの新たな獲得手段や利用手段の発明により、人類によるエネルギー消費量を飛躍的に増加させることになった事象」というものです。
この定義に基づくと、私の整理ではこれまでに五つのエネルギー革命があったことになります。
今日の社会を生きる私たちは、これら五つのエネルギー革命の恩恵を最大限に受けます。
冒頭のリソースの奪い合いにちなんで言い換えると、地球上のエネルギーを人類がより多く使えるようになった事象を指してます。
この視点がめちゃくちゃ面白かった!!
5つのエネルギーは以下のとおり。
①火の利用
②農耕
③産業革命
④電気の利用
⑤人工肥料の利用
②農耕と⑤人工肥料の利用が意外でして…
この2つを知ると、人類がエネルギーを獲得してきた歴史を理解できる。
今回は「農耕」と「人口肥料の利用」について紹介しますね。
農耕によって太陽エネルギーを独占
地球の生態系において、植物が光合成によって取り込む太陽エネルギーが一番のエネルギー源。
農耕とは、その土地の降り注ぐ太陽エネルギーを人類が占有すること。エネルギーの視点で”農耕”をとらえると、こうなります。
どゆこと?ってなってるだろうから、解説しますね!
地球上では植物が取り込んだ太陽エネルギーを奪い合っている
肉食の動物たちは、草食の動物を食べることによって間接的に植物を摂取している。
植物 ▶ 草食動物 ▶ 肉食動物
植物が取り込んだ太陽エネルギーを、草食/肉食問わず動物たちが激しく奪い合っている。
農耕とは太陽エネルギーの占有
その地に自生している植物をすべて追い出して、その土地に注ぐ太陽エネルギーを人類が占有するということです。
結果として、消費されるエネルギーを大きく上回るエネルギーが、保存のきく収穫物という形で得られた。
人類は農耕によって初めて、計画的にエネルギーを蓄えることに成功したわけです。
人工肥料の利用
肥料の3要素は、窒素・リン・カリウム。
家庭菜園などしたことがある人は知ってるかも。
この中で、窒素だけが空気中に大量に存在する。
その窒素から化学肥料を生成することで、人類はゼロサムゲームを脱出した。
大気中の窒素を肥料に変換する術
地球上に同時に生存可能な人類をはじめとする生物の総量が飛躍的に拡大したのです。その恩恵を最大に受けたのはもちろん人類と、人類の食料となったトウモロコシや小麦、米に代表される穀物でした。
窒素を肥料に変えることで、人類は爆発的に人口を増やした。
肥料の生成には、莫大なエネルギーを投入しているそう。こんな条件らしいです。
あんまりピンとこない……
一般におよそ四五〇~五八〇℃、二〇〇~三〇〇気圧という過酷な条件
これにより、肥料 ▶ 土地 ▶ 食料のエネルギー循環が可能になった。そのため、土地を奪い合わずに人類は今なお人口を増やし続けることができている。
まとめ
人類がいかにして地球上のエネルギーを獲得してきたかを紹介しました。
✅人類は5つのエネルギー革命を経て、エネルギーのゼロサムゲームを脱出した。
①火の利用
②農耕
③産業革命
④電気の利用
⑤人工肥料の利用
✅農耕とは太陽エネルギーの占有
✅人工的なエネルギー(肥料)を投入して農作物を作る
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