見出し画像

【ぼくの超日常#07】愛車に軽油を注ぎませう

← 前の日常目次次の日常 →

ぼくはクルマは動けばそれでいい派だったんだけど、ある時からその考えが少し変わった。ぼくのその考えが変わったのは、社会人になってから初めて買ったクルマ(日産ノート)とお別れする時だった。

今日はそんな話。

+++

ぼくは愛着が湧くと何でも愛称をつけたくなる性分で、ぼくはそのクルマのことをナミちゃんと呼んでいた。

ナミちゃんは中古でぼくのところにやってきて、それから約10年をかけて25万km(地球6周ちょっと)という距離を走った。最後の方は、マジで色んなところにガタがきていて、その一例を挙げるとこんな感じだった。

① 吸い込んだCDを吐き出さない
ある日、ナミちゃんは吸い込んだCDを吐き出さなくなった。ぼくはその日からCDを諦め、ラジオを聴くようになった。吸い込まれたCDが何だったか忘れちゃったけど、あいつはナミちゃんに消化吸収されたってことにした。

② エアコンがルーレット
ある日、ナミちゃんのエアコンがルーレットになった。エアコンのボタンを押すとONとOFFがドゥルルルルル!みたいな感じで目まぐるしく入れ替わり、ボタンを離す瞬間がONならエアコンが作動する!的なギャンブル仕様になったのだ。
ドゥルルルルルルル………ダンッ!!みたいな感じで押すといつもONで、ドゥルルルルル……ダンッ!!だとOFFだった。

③ 窓が半開き
ある日、ナミちゃんの運転席側の窓がピッタリと閉まらなくなった。1cmくらい隙間ができるのだ。でもまぁそれくらいなら雨も降り込まないし、換気になるか!なんて思っていたけど、冬はさすがに少し寒かった。


とまぁ色んなガタがきて、買い替えを意識させる決定打だったのがなんかエンジンがノッキングするようになったってことだった。ヒトでいうなら、走ってて突然むせるみたいな症状だ。
当時は長女が生まれたばかりだったし、まぁもう少し大きめのクルマでも買いますか!と妻との話し合いでそうなって、ナミちゃんを手放すことになった。

買い替えの日、ナミちゃんは下取りに出されて、その値段は30,000円だった。高めのバッグくらいの値打ちしかないことに驚くと同時に、10年間の色んなことがフラッシュバックしてきて、めっちゃ寂しかった。

+++

その日以来、ぼくの中でクルマは家族みたいな位置付けになった。初代ナミちゃんはあれからスクラップにされたのか、はたまた中古としてまだ乗られているのか分からないけど、今でもこうやって2代目ナミちゃんに軽油を注ぎながらふと昔を思い出す時がある。

2代目ナミちゃんも今年で5年目。
乗りはじめた頃は3人家族だったのに、気付けば倍になろうとしている。今のところまだまだ快調だ。
これからも大切に乗っていこうと思う。


← 前の日常目次次の日常 →

いいなと思ったら応援しよう!

ぢぇぃ 100円→今日のコーヒーを買う。 500円→1時間仕事を休んで何か書く。 1,000円→もの書きへの転職をマジで考える。