【ぼくの超日常#02】 「やいやい」というパワーワード
ぼくの住む静岡県の中西部には「やいやい」という謎の方言がある。
一体どこら辺が謎なのか?大体、方言に謎ってどういうことなのか?今日はそんなことを書いていく。
+++
意味と発音
やいやいは意味がやたらと広い。
標準語で言うところの「あぁー!」とか「えぇー!」とか「マジかー!」とかそういう単語にあたる。
ビックリの意味で使う時が一番メジャーだけど、それ以外にも悔やむ意味、よろこぶ意味、楽しむ意味、かなしむ意味、なんとなく等々、その意味は多岐にわたり過ぎて収拾がつかなくなっている。
アクセントや発音の仕方は、その時の伝えたい意味に合わせて変わる。
驚いた時は、「ぃやい↑やい↑」だし、かなしい時は「やい↓やいぃ↓」だ。ちなみに、いわゆるケンカをふっかける時の「やいやい!」みたいな言い方はしない。
使い方
意味が広すぎるので、基本はノリで使う。
例1(温泉に入って)
「やいやいーいい湯だなー!」
例2(何かを壊してしまって)
「やいやい…壊しちまった」
例3(散々笑った後に)
「(笑)……はぁーやいやい」
総評
というわけでだ!なんとなく「やいやい」について分かってもらえただろうか。
なんかね、冷静に分析してみると、特に意味もなく言ってる時があるね、この方言。だから謎。会話中にお互いにやいやい言いつつも、別にそのやいやいの意味を考えながら会話をしていない。
なんだろう。
やいやいというノリなのだ。
ぼくはしばらく長野県に住んでいたことがあるんだけど、長野でこの方言を指摘されてはじめて、自分がそんなにもやいやい言っていることに気付いた。
そして他県の人からすると、このやいやいが結構面白いらしい。やっぱり基本は驚いた時に出てしまうからだろうか。やいやい!みたいな感じでぼくが驚くと、周囲の人たちは大抵、
「えっ…なにそれ?(笑いを堪える顔)」
とよく言ってきたものだった。
ふぅ…まったく…やいやいだぜ。
+++
ちなみに、見出し画像のかまぼこのように見えるものは「おはたき餅」という食べ物だ。ぼくはこの食べ物が全国区だと思っていたんだけど、違っていて驚いた。
味、食感ともに餅と米のぴったし中間だ。米と言われれば米っぽいし、餅と言われれば餅っぽいみたいなどっちつかずなぼんやりした食べ物である。でも美味しいので、静岡にお越しの際は是非やいやい言いながら食べてみてほしい。
いいなと思ったら応援しよう!
100円→今日のコーヒーを買う。
500円→1時間仕事を休んで何か書く。
1,000円→もの書きへの転職をマジで考える。