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【心の扉】モラルの意味が理解出来なかった

モラルがない
子供の頃、そんな事を言われた記憶がある
わたしには、意味がよくわからなかった

思い返せば、してもいい事が
制限された時代だった

限られた自由の中でルールから
外れないように遊ぶ
そんな感じだったろうか

してはダメというわけではないけど
しないでおこうね
というモラルという謎ルールに
わたしは、何もしてはいけないのだ
と感じた

わたしがこの世で
してもいい事は決まっているのか?
それならば、それを全部教えてくれ
箇条書きでもいいから

わたしは社会のルールに押し潰されそうだった

世の中は
どんどんルールが構築されていく
何をしてはダメなのか
何をするのはいいのか

大人に聞いても分からないと言われる

いつの間にか世の中の基準は
人に迷惑をかけなければいい
というような風潮になっていた
気がする
わたしの中でだけか…

だが
その時のわたしにはそれでも
救われる基準だった

しかしそれは、人と関わるのが
嫌になる始まりでもあった

自分の事しか考えられなかったわたしは
人と関わるほど、迷惑をかける機会が
増えるので、1人の方が楽だった
そして自由だった

迷惑をかけるのでは?と考えるのは
相手の事を考えているが
結果、自分が楽や自由になりたいから
人と関わらないようにしたい、は
自分の事を考えているのではないか
わたしはそんな事を思った

わたしの心は強くない
むしろ弱いだろう

迷惑をかけない
そんなわたしにとっての唯一の基準は
容易に対立を生んだ
人との関係も相対的に見ていたので
時には
迷惑をかけてるのは相手
悪いのは相手
だからわたしは正しい
というおよそ正しくない正論
自分を守った

時代が進み
色んな情報が目に入るようになった

わたしは、社会のルールに対して
自分の解釈が根底から違っていた事を知った

わたしは元々自由なのだ
けれども、自由な世の中はいろんな悲しい事や
問題が起こる
起こった事は戻せない
しかし、同じ事は起こってほしくない
なので、それに対してルールが追加される

社会がより良くなっていく為だ
社会とはそうして良くなっていく
とわたしは解釈した
そうではないかもしれないし
そうであってほしいだけだ

モラルも、わたしを縛るものではなかった
わたしが争いの少ない世界で生きたいのならば
心を外に向ける事が大切だ
心を外に向けるという事は
まわりの事も考えている

モラルがある人とはどんな人なのか
まわりの事を考えられる人だろう
わたしの中のイメージだ

倫理とも繋がる
より良く生きていくというのは
どういう事か

わたしは、対立して対立して
わたしを生かさせてくれる空気までも対立した
より良く生きていくとは
とても言えなかった

道を、間違えた

自分の事だけ考えて
楽に楽に生きてきた道が
まさか行き止まりだとは思わなかった

けれども、まわりの事を少しでも考えるように
なった時、行き止まりだったはずの壁は壊れ
新しい道が現れた

今は、その新しい道を歩いている
嫌な事も、苦しい事も、悲しい事もある
また行き止まりかもしれない
けれども、それらを悪い事として
受け止めたくない

すぐには難しくても、時間がかかっても
善い事として
それらを受け止めて
また前を向いて歩いていく

それが、わたしにとって
より良く生きていける道なのだ


最後まで読んで頂きありがとうございます


表現上の為、断定したりといった部分がありますが
読み物として楽しんで頂けると幸いです
また、文中にある正しさや解釈等は
あくまでわたしの中で感じただけのものであり
世の中の正誤を指すものではありません
表現力の至らなさをここにお詫び申し上げます


色のバランスが絵本の世界のようで惹かれました
楽しそうな自由を感じます
isora/様、ありがとうございます

今のわたしにはモラルがある、と
そんな事は言えないが
あの頃より理解できるようになれた
とは思う
理解出来る事が正しい事かは分からないが
ただ、学べた事でわたしの苦しさは減った

モラル
わたしにとっての謎が
1つ解けた時の話だ

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