KindleUnlimitedで読む、英語の短編漫画
AmazonのKindle Unlimited(以下、アンリミ)は、月額980円で大量の電子書籍が読み放題になるサービスです。
この記事では、活字中心の洋書への前段階として英語のマンガを読んでみたい方、あるいはたんにおもしろい短編マンガをさがしてる方にむけて、アンリミで読める英語のマンガを紹介していきます。
2025年6月現在、9タイトル+αのマンガをアルファベット順に紹介しています。タイトルの選考基準は以下のとおりです。
✅️ Kindle Unlimitedで読めるもの
✅️ 1巻でエピソードが完結しているか、シリーズが長くても数巻程度のもの
⚠️ できれば台詞が少なめで読みやすいもの
⚠️ できればイラストのクオリティが高めのもの(個人的な主観です)
❌️ 日本のマンガの翻訳は除外(ググれば色々まとめ記事がでてきます)
❌️ アメコミヒーローは除外(こちらもマニアの方がまとめてるはず)
全部を読んだわけではないですが、自分が読んだものを中心に紹介しているのでラインナップにかたよりがあることをあらかじめご了承ください。そのぶんユニークなものになっているかなとはおもいます。
なお、紹介しているタイトルは予告なくアンリミ対象外になることもありますのでご注意ください。
1タイトルでもアナタのお気に入りがみつかればさいわいです。
— A B C D E F G —
Anne of Green Gables:モンゴメリ『赤毛のアン』のコミカライズ
孤児院から誤ってひきとられたアン。想像力が豊かすぎる彼女はなにかと問題をひきおこしますが、彼女の影響で老兄妹マリラとマシュー、周囲の人々の心はすこしずつ変化していき……。
むかし実写映画のほうをみたことはありますが、このマンガがどこまで原作に忠実かはわかりません(再アニメ化された『アン・シャーリー』は、熱烈なファンには受け入れがたいものだったようですね)。
こちらのマンガは若干クセのある絵ですが、構図やコマ構成はかなりしっかりしてるとおもいました。ファンの感想もきいてみたいですね。
A Gift for a Ghost:近代と現代、パラレルに描かれる少女たちの人生
1856年、テレサは湖のほとりで泣いているガイコツに出会い、2016年、湖のある街に暮らすローラは友人たちとパンクバンドを結成します。
独特の色彩と舞台のような画面構成に目をうばわれるものの、ふたつの物語は淡々と展開していきます。最後までよんで、結局どういうことだったの? と、はじめからよみかえしてみても、ほしい「答え」は返ってこないかもしれません。でも、それって人生そのものだよなぁと、なんだかじんわり染みてきます。
刺さる人には刺さる、高野文子のようなニューウェーブな香り。私は大好きです。
Gregory and the Gargoyles:冴えない少年が魔法世界に導かれ?
家族とともに新しい街に引っ越してきた少年グレゴリーは、新しい自分の部屋のなかで不思議な光をはなつメダルをみつけます。そのメダルの力で魔物と魔法の存在する中世風の異世界へと導かれ……。
アクリルで厚塗したようなタッチが心地よく、じぶんも中世に迷いこんだような気持ちでよめました。現実世界で問題を抱える少年がパラレルワールドで活躍するというのは、なんとなく『ドラえもん のび太の夢幻三銃士』を思い起こしましたね。
全7巻。2巻目以降はデジタルでの彩色になっているのがチョット残念。
— H I J K L M N —
I Left the House Today!:キラキラしてない女子学生の日常四コマ
おそらく作者自身を元ネタに描いたであろう四コマ漫画です。
全編モノクロで、ペンタッチも日本っぽいといえば日本っぽいかもしれません。作者は外国人のはずですが、まるで日本の非・陽キャな女子学生の日常をみてるかのような感覚をおぼえます。
「笑い」というジャンルは文化的な背景や感覚に依存していることがおおく、「笑いに国境はない」というなかなか壁を越えられないものだとおもいます。この作品に関しては、(大笑いできるかどうかはともかく)現代の日本の若者が共感しやすいようなネタがおおかったのがよかったです。
Kodi:淡い水彩で描かれる、少女と熊のハートウォーミングストーリー
周囲になじめずうまく友達をつくれない少女・カティは、ある日、森で困っている大きな大きな熊に出会って……。
登場人物たちの造形や表情は豊かで、水彩で描かれるアラスカの大自然の風景にも癒やされます。まるでディズニー映画をみているかのようにおもえてきますが、作品自体は完全オリジナルのようですね。英語もやさしくよみやすいので、万人にオススメしやすい作品です!
作者の公式YouTubeにてこの作品のトレイラーが公開されていました。
Nature Ninja Chronicles:真のニンジャを目指して日々是鍛錬!!
ネイチャー・ニンジャに憧れる主人公は、山奥で瞑想するマスター・ソイルのもとを訪れ、弟子になるべく3つの試練を受ける……!!
表紙のボンバーマンみたいなやつが主人公です。全8巻ありますが、1巻あたりがみじかく雰囲気もポップなので気軽に読みすすめることができます(途中の巻はアンリミ対象外になってます)。
外国人のかんがえる「ニッポン的なもの」ってなんだかたのしくないですか? Bunjitsu Bunnyという柔道着をきたウサギの女の子の児童小説もおもしろかったので、アンリミではないですがついでにオススメしておきます。
— O P Q R S T U —
PEANUTS:誰もが知るスヌーピーの原作マンガ
キャラクターとしてのスヌーピーは日本でも愛されていますが、原作マンガである『ピーナッツ』をよんだことがある方はそれほど多くないかもしれませんね。
上のThe Complete Peanutsは全26巻におよぶ完全版で、現在はじめの1巻だけはアンリミでよむことができます。
下の角川文庫からでているダイジェスト版は全5巻の構成です。詩人・谷川俊太郎による対訳となっています。
Scott Pilgrim:映画やアニメにもなったダメダメ青春ラブバトル?
スコット・ピルグリム(25歳・無職・同性愛者の友人宅に居候中)は、バスで偶然出会った中国系JKとつきあうことになるが、夢の中にあらわれた不思議なAmazon配達員の女性が気になりはじめ、その女性の邪悪な元カレ軍団とバトルをすることになり……。
あらすじだけ読むとなにがなんだか、主人公もパッとしません(なぜかモテる)。でも、サブカル的青春をあゆんできた人には惹きつけられるものがある作品だとおもいます。全6巻。
実写映画の予告はこちらです。主題歌はBECKということで、なるほどという感じですね。
60 Ways To Leave Your Mother:少年時代のスナップショット
3人の子どもたち(兄・姉・弟)がひたすら遊ぶ様子を描いた作品です。1、2ページほどのカラーマンガパートと、キャプション付きのモノクロイラストパートが交互に描かれます。
ガサガサとしたラフなタッチがどこかノスタルジックな雰囲気をかもしだしています。たまに暴力的だったり汚らしい描写もあったりしますが「でも子ども時代ってこんな感じだったよなぁ」と、それさえも微笑ましく懐かしく感じてしまいました。
— V W X Y Z —
Yellowcomic(Classics Illustrated):古典的名作をアメコミで読む
上のリンクをクリックしていただければ、かなり古い絵柄のアメコミが200件以上でてきます。
『不思議の国のアリス』や『レ・ミゼラブル』などの名作、ベンジャミン・フランクリンやジャンヌ・ダルクなどの偉人の話をマンガでよむことができます。あまりにタイトルがおおいのでどういうシリーズなのか気になって検索してみましたが、もともとはClassics Illustratedとして出版されていたもののようです(詳細はこちらのブログ記事を参照)。
現在このようにYellowcomicとしてアンリミになっているので、古典に興味がある方はよんでみてはいかがでしょうか。
おわりに
最後に感想というか雑談をば……。
じつは冒頭にあげた選考基準に該当する作品ってなかなか見あたらないんですよね。
アメコミヒーローものなら本当にいくらでもでてきます。今回あえて除外したのも、あまりにもバリエーションもおおすぎるからでした。
ヒーローものよりもっとおおいのが、自費出版系の作品やあきらかに生成AIを利用したものです。なかにはクオリティの高いのもあるのでしょうが、検索するときはカテゴリーわけされてたら便利なのになぁ、とおもってしまいました。
また、海外のマンガは「グラフィックノベル」という言葉があるように活字の洪水になってる作品もおおいですね。個人的に日本のマンガでもセリフがすくなめなほうが好みということもあり、この記事では絵がおおくてよみやすいものを選ぶようにしました。
今後もちょうどいいタイトルをみつけたら追加していこうとおもいます。
以下に、いろいろリンクをはっておきます。皆様もアンリミでおもしろいタイトルをみつけたら是非お教えください。
Kindle Unlimitedで読める英語の漫画一覧
下記リンクからアンリミでよめる英語のマンガの一覧にとぶことができます。Amazon.co.jp内の「Kindle洋書>Comics & Graphic Novels」で「Kindle Unlimited」で「言語:英語」を設定したリンクになっています。
Kindle Unlimitedで読める英語の漫画の売れ筋ランキング
こちらはComics & Graphic Novelsのアンリミの売れ筋ランキングです。こちらのほうがおもしろいタイトルにであう確率がたかいかもしれませんね。ジャンルを細かくしぼることもできます。
Langakuで日本の漫画を英語学習に活かす
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無料で読める英語多読サイトまとめ
以下の記事では、活字中心の多読素材を紹介しています。
