庶民派中華料理チェーン対決 ジャカルタで1人1000円以下で食べるとしたら
久しぶりの食べ比べです。
ジャカルタに引越して100日を超えると、日々のルーティンが固まりました。
それは良いことでもあり、悪いことでもあります。
楽な代わりに刺激がないのです。
わたしは旅先では新しい料理に挑戦するのが常なのに、普段の生活では食べるものが決まってきがちで、特に外食で顕著に出ます。
一通り食べると、毎回決まったものを注文しだす傾向があります。
例えば、家の近くにあるEPI Walkで夕食を食べると、9割はベトナム料理屋へ行き、そこではブンチャを頼み、二郎ラーメンのようにヤサイマシにします。(セルフ盛りなので、客と店員の2役で気分を盛り上げる)

夜遅いとEPI Walkは閉まるので、会社のあるビルの1階にあるラーメン屋エイトマンで食べてから帰ります。
注文するのは担担麺か、野菜狙いでタンメンかの二択です。他のメニューは頼まなくなりました。一応メニューを見て、食べたいと感じるものがないか、期待をこめながら眺めるのですが、全く駄目。
同じ敷地には「美卯」や「炭と米」という和食もあるものの、高いと感じてしまい通常使いには至りません。
さすがにこれはイカンと思いました。現状維持は退化です。
そこで、新しいお気に入り料理を探して、自分の口に合う中華料理店で食べ始めました。
せっかくなので、それぞれの店でわたしが気に入ったメニューについてご紹介したいと思います。
ちなみに、わたしは1日の食費の上限を20万ルピア(2000円)に設定していて、夜は出来れば10万ルピア前後に抑えたいと思っています。
1.Imperial Kitchen Dim Sum
極端に高いものを頼まなければ、1人でも10万ルピア以内に抑えられます。
あと、ここはDim Sumいわゆる飲茶屋なので、飲茶狙いならここにしておけば間違いなし。

高くて美味い店を挙げれば切りが無いし、庶民派のわたしがしゃしゃり出る幕はありません。

粥30,900ルピア
ここは週替わりで10,000ルピア(100円)しない特売メニューが出ます。そして、定期的に飲茶の順番が回ってきます。
そういう日は、Imperialで飲茶を食べるに限ります。
上の写真の組み合わせなら、税前で500円です。
ドリンクを付けても良いし、飲茶をさらに1品追加しても、税込み1,000円しません。

粥の代わりにチャーハンをつけても、1000円は行きません。粥では量が足りないという方にはおすすめです。

インドネシアでチャーハンを頼むと、ナシゴレン味のチャーハンになり、日本で食べるチャーハンが恋しくなります。この店のチャーハンは日本のチャーハンの味ですから、おいしくいただけます。
この店の良いところは、飲茶の店らしくお茶がたっぷり出てくるところです。

花茶(ジャスミン)、烏龍茶、緑茶から選べ、価格は税前10,900ルピア(109円)と、料理の値段に比べ安い。
究極の飲茶コースは、今週のプロモ飲茶3籠にお茶で、税前40,900ルピア(409円)。


飲茶に飽きたら、海南チキンライスもオススメです。
もしかしたら、専門店より味が劣っているかも知れません。でも、もしあなたがわたしのように、見た目で誤魔化されるタイプなら、満足すること請け合いです。

パクチーさえあれば完璧だったのに残念。それと、ここには皮を飴色に焼いてから蒸したバージョンはありません。
白が王道なので文句はないです。
あとはたまにプロモででてくる日替定食的なメニューも、中身を見て食べたいと思えばチャレンジする価値があります。


2.Tawan
大きい椀と書いてTawanと読む。
香港粥を売りにした中華で、先にご紹介したImperialより少し安い印象。

この店ではBubur(粥)を注文してみて下さい。まず間違いないです。
実は、Imperialにも粥はあり、しかも1番シンプルで安い粥はImperialの鶏粥なのですが、クオリティーを勘案すればTawanに軍配が上がります。
わたしはシーフード粥1択です。
悪い癖で原価率の1番高いもの=お得を選んでしまいます。典型的な左脳タイプですね。
ここはなぜかシーフードが安いのです。確かにエビは小さめとはいえエビはエビ。数もしっかり入ってます。

そして、この店では野菜の単品料理が安めに感じます。
わたしの中で、どこでも安く食べられる野菜はパダン料理、ナシチャンプル屋で出てくる野菜です。
具体的に言えば、空芯菜、白菜、もやし、人参、インゲン。この中で人参とインゲンは、味付けが脂っこく、他の食材と合わせて炒められてしまいがちです。
Tawan でも、もちろん他の食材と合わせて調理される野菜料理は多いです。しかし、シンプルに1つの種類の野菜をニンニク風味だけで炒めるというメニューが他の店より多いのです。
そして大事なポイント。シンプルな調理法を選択すると安いのです。
ケチなわたしにはインパクト大です。頼んでもいないのに勝手に凝った味付けや調理法にして、高い価格を請求される理不尽さをしばしば感じていましたから。
野菜メニューでは、どれを頼んでも大丈夫です。もし迷うのであれば日本のほうれん草(Bayam Jepan)をオススメしておきます。
34,000ルピア(税抜)
わたしにはインドネシアのほうれん草と日本のと味の差が分かりません。正直なところ気分の問題です。でも気分は大事です。
野菜とライスの組み合わせなら45,000ルピア(税抜)で済ませることができます。

肉を食べるとさすがに単品で50,000ルピアはいきます。

若干肉のぱさつきを感じますが、皮はパリパリに仕上がっています。
他にもいろいろな組み合わせを試しました。

結論としては、Tawanはお粥を頼み、野菜か飲茶のいずれか1品を追加という廻し方がベストと思います。
ここはひとりで食べに行くより、何人かで連れ立って行くのに向いた店です。

5品2000円のLucky Aセットを3〜4人でシェアし、ライスとドリンクをそれぞれ頼むと、1人1000円以下で満足できるでしょう。
3.Solaria
中華料理じゃない、インドネシア料理でしょというお叱りを受けると思いますが、ここにはインドネシア料理化した中華料理があります。

例えばチャプチャイ。八宝菜もどきです。他にはイーフーミー。長崎チャンポンのかた焼きそばバージョンです。

チャプチャイはライス付きで、イーフーミーは単品で税込み50,000ルピア(500円)。

量、味、価格を勘案すると、わたしの中ではイマイチです。
バンドンならもっと美味しいチャプチャイが半額で食べられましたから。
しかし、チェーン店で、会社から家に帰る途中で食べるとしたら、他に選択肢が無いのです。
そして、ソラリアを入れたもう一つの理由は、チェーンの基本をおさえた店だからです。
わたしが見るところ、インドネシアのチェーンで産業化がもっとも進んでいるチェーンです。
産業化とは、数値化、均質化、定型化、効率化、再現性などです。
マクドナルドが外食の産業化の元祖で、日本だとすかいらーく、今だとサイゼリヤが最高レベルの産業化を進めています。
ソラリアは日本で言えば、ジャンルは違いますが、ガストっぽいです。
目指すところはサイゼリヤでしょう。
価格を切りの良い数字で揃えている、価格は税込みで表示(普通は税をあとから足してくる)、メニューは写真がなく字だけで入口で先払いなど。
選ぶのに時間がかかって行列の原因になる客には紙メニュー(字の羅列)と鉛筆を渡し、自分で記入させます。店員は紙を受け取るだけだから、無駄な待機時間が発生しません。
テーブルと椅子は同じ形と大きさをしており、2人がけが基本。組み合わせで4人や6人にします。
デッドスペースが出ないようにしているんです。
皿の片付けはやり過ぎと思いますが、フードコートで見るような回収台みたいなのを店員が押しながらまわり、パッパと片付けその場で残飯の廃棄までしてしまいます。
これを皿洗い機に入れてきれいにしてしまうのでしょう。

店員は無表情でロボットっぽく、客は工場のラインに流されているようです。
こういう店は客層も悪くなりがちで、大事に扱われないと客に伝わるのかもしれません。
4.まとめ
1人飯ならImperial、3人以上いればTawanも魅力あり。
飲茶ならImperial、お粥ならTawan。
Imperialはプロモの内容を見てから、飲茶が9900ルピア(99円)になっていれば行くべし。
Tawanは腹の調子が悪く、お粥で済ませたい日に良い。
Solariaは味はイマイチ、価格もそんなに安くない。ただし、安定しているので他の選択肢がどれもダメな場合に行くとよい。
今回はずした中華料理チェーンでもおいしいところはあります。1人20万ルピア(2000円)出すのであれば、選択肢は広がります。それは別の機会に。
それと、個別店でも名店はたくさんあります。
ジャカルタの北にグロドック地区という中華街があり、観光案内を書いていますので、そこでまた中華レストランのご紹介ができればと思います。
おわり
