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インドネシアの日系レストランに日本人目線で注文をつけてみた

これからわたしが書くことは、インドネシアの消費者目線ではなく日本人目線ですから、現地で成功するためには敢えて対応する必要のないものです。

ですが、日本人は日本食レストランのこういうところが違うと思っているよ、という情報はインドネシア人にとって意味のある情報と思いますので書くことにしました。
Noteが多言語化されるのに合わせ、今後はインドネシア人に伝えたい内容も増やしていきたいと考えていて、今回やってみます。

これから日本食がもっと身近になりローカライズされていくと変わっていくものなので、現時点の記録として残しておきたいという意図もあります。

それと、わざと大げさに書いているだけで、本当のところは、まともな日本食がこんなに気軽に食べられて、食生活にはかなり満足していることを言い添えておきます。


1.キムカツ

わたしは日本のキムカツに行ったことがないので、日本の店との比較ができません。もしかしたら日本も変わらない可能性はあります。

● マスタード(からし)がついていない。カツにはマスタードが必要です。小袋でよいから用意してほしい。ジャカルタのスシローは小袋のワサビを無料で出してくれます。逆にサンバルはいらない。
● とんかつソースの量が少ない。わざとじゃないかと疑っているのですが、あきらかに少ししか器に入っていないんです。これはケチくさい。
● みそ汁がぬるい。毎回ぬるいわけではありません。2回に1回くらいぬるいです。
● みそ汁に入っている豆腐が小さすぎる。普通に切ってくれればいいのに、サイコロをさらに4つに切ったより小さいくらいのサイズなんです。
● みそ汁にネギが入っていない。たしかに子供の頃はネギは嫌でしたが、みそ汁にネギが入っていないのはどうなのか?

2.ゴーゴーカレー

ここも日本では行ったことがないので比較できません。

● なぜかフォークしかついてこない。カレーはスプーンで食べる食べ物です。スプーンを優先し、フォークは後回しでいいのではないのか。店によりますが、プラスチックの使い捨てスプーンを使わされるときがあるのです。
● 紙ナプキンを取りに行かないといけない。カレーは必ず口元が汚れます。最後ティッシュで拭く必要があるから、テーブルに置いておいてほしい。あるいは、1枚くらいは最初からお盆においてほしい。
● ライスとルーのバランスが悪い。ライスに比べルーが少なすぎるのです。また、ルーの量が日によって変わるのも曲者(くせもの)です。

味はおいしいし、福神漬けを自由に入れてよいところはポイント高。
店によるサービスの差が激しいです。店によってはできているところもあります。
また、ゴーゴーカレーにはマスタードがあります。

3.丸亀製麺

丸亀製麺はローカル化が進んでいるにも関わらず、日本らしさを比較的維持していると感じます。

● 天かすとネギだけでなく、ショウガも入れ放題にしてほしい
しょうががないんです。代わりに生の赤い唐辛子が入れ放題になっています。インドネシア人にはこっちが正解と思いますが、ショウガはそんなに高くないのでお願いしたい。
店によっては、小さな瓶に入っておいてあるときがあるので、これを標準配備にして量もがつんと増やしてほしいです。このショウガはすりおろした辛味の強いショウガではなく、チューブショウガっぽい感じがします。たまたまかもしれません。
それと、キムカツのソースが少ないというクレームを入れましたが、丸亀のネギと天かすも、わざと少な目に入れているようで、すぐに無くなってしまいます。めぐりあわせが悪いのか、わたしが足りないから入れるよう店員に要請する頻度が高いです。2回に1回くらいはやってます。

● かつお節を入れ放題にしてほしい。かつお節もないんです。そもそも標準のかつお節のかかり具合でさえ、わたしにはかかっていないように感じるほど。
● おにぎりはあった方がよいと思う。
天ぷらをトッピングしていくなかに、日本だとあるおにぎりがないです。わたしはラーメンでもうどんでも、汁物とごはんをセットで食べたいので、満足度が落ちます。
炭水化物同士を合わせるのは少数派と自覚していますが、いまいち満腹感がないんです。
● きつねうどんがない。インドネシアでは油揚げ自体をほぼ見ません。日本食スーパーパパイヤに油揚げが売っているくらいです。これまでインドネシアできつねうどんを食べたことはありません。

4.吉野家

吉野家の牛丼は、驚くほど日本の味に近く、よくやっていると思います。インドネシア人の味に寄せ切っていないのです。
さらには、紅ショウガや七味もちゃんと用意しています。紅ショウガは現地産なのか、しょうがの繊維感がしっかり感じられ、むしろわたしはこっちのほうが好きなくらい。
ただ、以下に述べるように残念なこともあります。

● 生卵がない。これは仕方ないとは思います。温泉卵があるだけましと考えるしかないかもしれません。でも牛丼に生卵は合うんですよね。
● 豚汁がない。これもハラルでやる以上仕方ありませんが、わたしは吉野家の豚汁が好きなので残念です。はっきり言って揚げ物は要らないから汁物を充実させてほしいですね。
● 玉ねぎの量が少ない。これはあまり不満があるわけではないですが、日本との違いとして指摘しておきます。

5.大戸屋

大戸屋は日本ではよく行っていたのにジャカルタではほとんど行かなくなりました。中途半端に高いのと、あまり食べたいと思うものがメニューにないからなんです。

● 豚の生姜焼きがない。そもそもハラルの店だから豚肉がないのですが、手ごろな価格で豚の生姜焼きを食べたいです。もう自分で作るしかないんですよね。インドネシアでまだ一度も豚の生姜焼きを食べていません。

6.天丼てんや

つい最近オープンしたばかりなのに、もう4店舗になっているスピード感は素晴らしい。オープンしたばかりの時は、オペレーションはぎこちなく、客も慣れておらず時間がかかり、これは厳しいかと思っていましたが、店も客もかなりこなれています。
わたしはスナヤンプラザの店にかれこれ10回は行きました。無性に天丼が食べたくなる時があるんです。

てんやの天丼は日本とほぼ同じといってよいレベルの味ですから、こんなおいしい天丼がインドネシアで気軽に食べられるなんて、なんて幸せなことなんだと思いながら食べています。
それでも、あえてケチをつけさせていただきます。

● キスの天ぷらが入っているのは良いが、少し小さすぎやしないか
小鯵くらいの大きさしかないんです。最近少し大きくなってきた気がします。それでもわたしには小さく感じます。
● のりの天ぷらの衣が分厚すぎて硬い。衣を薄くするのが難しければ、あえて入れない方がいいかもしれません。
● そばの含有率が低い気がする。更科そばのような色あいですが、単に小麦の比率が高いから白っぽいんじゃなかろうか。そばつゆは素晴らしいです。藪そばというからにはつゆだけでなく麺も頑張ってほしい。そば好きのわたしとしては少し不満です。
● そばについてくるワサビがいまいち。ローカル寿司チェーンのワサビよりはずっとましですが、スシローの小袋ワサビよりも質が低く感じます。
そばつゆは出来がいいです。

7.串かつだるま

大阪のじゃんじゃん横丁にある串カツだるまがなんとジャカルタにあります。
もう居てくれるだけでありがたい話ではあるのですが、やるなら徹底してほしいという部分も正直あります。

● キャベツが有料。300円もします。キャベツはインドネシアでも安い野菜に入りますから、これはちょっと取り過ぎではないかという気がします。量が多いならわかりますが、そこまで多いわけではないのです。
串カツの合間に生のキャベツをソースにつけて食べるのがいいんです。その変化が串カツの美味しさを増加させます。
● キャベツが串カツと一緒に出てこない。半分くらい食べ終わったころ、催促してようやく出てきます。
これは他のレストランでもよくあります。おそらく働いているインドネシア人は串カツを食べたことがないか、食べ物にこだわりがないかのいずれかでしょう。セットで食べることでおいしくなるという食べ物を一緒に出さないのです。
● ソースが少なすぎ。ソースがステンレスの器に半分くらい入っているべきところ、2割も入っていないのです。
これでは串カツをソースにたっぷり浸せない。満足度はかなり落ちるし、美味しさも中途半端になってしまいます。ソースの容器をテーブルに置き、上から垂らせるようにはしてくれています。ですが、それは串カツじゃない
2度漬け禁止でソースを共有するのは、日本の文化なのだから、ぜひやってもらいたいです。

8.ヤマザキパンと敷島パン

外食ではありませんが、入れさせてもらいます。
ヤマザキパンはMyrotiブランド、敷島パンはSari Rotiブランドで頑張っています。
わたしが日本でよく買っていたのに、ジャカルタでは売っていないパンがあるので、出してほしい。

● カレーパンがない。ローカル企業に先を越されているようでは情けない。

● クリームパンがない。カスタードクリームをつかったクリームパンがないんです。脱脂粉乳的な味のする安っぽい白いクリームが入ったパンしかありません。薄皮クリームパンを出してほしい。あれ好きなんです。
ランチパックはあるのに、薄皮シリーズがないのは納得いきません。
● メロンパンがない。正確にはタカギベーカリーのSAY Breadの商品で見かけることはあるのですが、普通に売ってほしい。チョコチップメロンパンを希望します。
● 焼きそばパンとコロッケパンがない。わたしは無性に食べたくなるときがあるのです。焼きそばパンは難しいかもしれないですが、コロッケパンはいけるでしょう。
● フルーツサンドがない。わたしはそんなに好きではないですが、会っても良いと思います。

9.全体に共通した納得いかないところ

特定のお店というより、日本食全体でいえることです。

(1)みそ汁にスプーンがついてくる
みそ汁はスープじゃないんです。お椀を手に持って飲んでください。無駄に洗い物が増えるしエコじゃない。

(2)水が無料じゃないこと
すべてのお店ではありませんが、飲み物が有料のところが多いです。水はただで出してほしいですね。

(3)箸置きがない
なぜか箸置きがないから、テーブルにそのまま置くか、行儀が悪いが渡し箸をせざるを得なくなる。
せめて日系のレストランは箸置きを置いて、正しい日本食の食べ方を伝えるようにしてほしい。

(4)サービスチャージを取られる
サービスなんて受けていないけどなと思うときにもサービスチャージを取ってきます。
なんかセコイと感じてしまうんですよ。サービス・税込みの価格で表示させるルールにしてほしいですね。インドネシア料理の庶民派チェーンのソラリアは税込み価格で表示してくれています。
確かに、和食は割と高級な部類に入る料理かもしれませんが、どさくさに紛れて高級なサービスをしているとは言えない店まで取ってくるのは納得がいかないです。

(5)サンバルとケチャップマニスは不要
せっかく出てきた料理に素人が味を加えるなど、料理人に対して失礼な行為だと知ってほしいです。そういうことはインドネシア料理でやってほしい。
日本食のような素材を美味しさを感じてもらおうとシンプルな味付けにしているものに、サンバルをどっさりかけたり、チープな甘いケチャップマニスをかけるのは害でしかない。
客の自由だし、余計なお世話という意見もあるでしょうが、やりたいなら家に持ち帰ってご自由にどうぞと思います。


これで終わります。今時点の観察結果ですから、今後また変わってくると思います。記録として残す意図で書きました。
 
次は、なんちゃって日本食レストランについて、それは日本食とは違うという視点でも書いてみたいと思います。
特定の店を攻撃するみたいになるから難しく、どうしようかと考えています。

おわり

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