ああ、ベートーヴェン様ベートーヴェン様ベートーヴェン様……。
ベートーヴェンのことを夕方も朝も絶えず考えて続けている。
そう、小学校の音楽室に
ポスターが貼ってあった
あのベートーヴェンです。
髪の毛モジャモジャで、
なんかすっげー怖い顔でどこかを睨みつけてる
ドイツ出身の音楽家、
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン様です。
「好き」
「愛してる」
……私の彼への想いは、
そのような安直な言葉では
どうにも表現しきれないのです。
過去の私も
ベートーヴェン様への想いを
どうやって言葉にすればいいのか
考えあぐねています。

恋愛感情ではないし、
でも確かにお慕いしているわけで……
なんて感じの葛藤がくみ取れます。

なるほど、最後ドイツ語で
「おはようございます」
と挨拶することにより
感極まった想いを
表現しているようですね。
こんな感じで、
どうやったらこの想いが一言で
表現できるのかを模索しているのですが、
ピンとくるものは未だにありません。
私はきっとこれからも、
ベートーヴェン様への想いを的確に
濃縮された表現を探し続けるでしょう。
ちなみに今のところ一番近いのは
「敬愛」でございます。
なぜベートーヴェン……なの?
私が何故こんなにも
ベートーヴェンに惹かれるのかは、
明確に理由があります。
ベートーヴェンに
あまり興味のない方でも、彼が
「音楽家の命にも等しい聴力を失った」
というのはご存知かなと思います。
彼は32歳になる少し前に、
「ハイリゲンシュタットの遺書」
と呼ばれる手紙を書いています。

「遺書」と呼ばれていますが、
書いてある内容は「決意表明」です。
けれども、私の脇にいる人が遠くの横笛フレーテの音を聴いているのに私にはまったく何も聴こえず、だれかが羊飼いのうたう歌を聴いているのに私には全然聴こえないとき、それは何という屈辱だろう!
たびたびこんな目に遭ったために私はほとんどまったく希望を喪った。
みずから自分の生命を絶つまでにはほんの少しのところであった。
――私を引き留めたものはただ「芸術」である。
自分が使命を自覚している仕事を仕遂げないでこの世を見捨ててはならないように想われたのだ。
初めてこの文章を読んだ時、
頭を殴られたような感覚になりました。
自分の悩みなんてしょうもねえな……
と心底恥ずかしくなったのです。
この手紙の中には他にも
ベートーヴェンの葛藤、
そして人柄がわかる内容が
盛りだくさんで。
お前たちの子らに徳性を薦めよ、徳性だけが人間を幸福にするのだ。
金銭ではない。
私は自分の経験からいうのだ。
惨めさの中でさえ私を支えて来たのは徳性であった。
自殺によって自分の生命を絶たなかったことを、私は芸術に負うているとともにまた徳性に負うているのだ。
おお、芸術と徳性よ、感謝!
ベー様の命をつなぎとめてくれたのは、
お前たちだよ!
ベートーヴェンというと何かと
「変人」
「怒りっぽい」
「偏屈」
「頭イカれてる」
と揶揄されがちですよね。
(いやまあそういうところは
確かにあると思うけど)
でも、彼は非常に真面目で、
誠実に生きることを
信条としていた方なのですよ!
アル中でまともに働けない父親の代わりに
家族を養おうと奮闘する
健気な少年時代を過ごしていたりね……。
私はそんな彼の生き様に、
非常に惹かれるのです。
あ、そうそう。
ベー様は、若い頃から
哲学や宇宙に興味を持ち
たくさん本を読まれていたので、
めちゃくちゃ聡明なお方でしてね……。
ふがっ!
あ、あのっ、あのあのあのですね、
私も哲学や宇宙が
幼き頃から大好物なんですよぉっ!!
きゃあっ!
ベー様と気が合っちゃうかも!!
わ、私たち、似てません? ねぇ?
ルートヴィヒ様ぁっ! ねぇっ!
……宇宙におわすベー様から
「は? 全然違うわ」
とか睨まれたらどうしよう!?
イヤァァァホオオォォオッ!!!
たまらーーーーーん!!!
アッヒョォォォォォオォオー!!!
いや、もうええわ。
ありがとうございましたー。

ベートーヴェン様へ。
私は生涯、
そして生まれ変わっても
あなたを敬愛し続けたい。
いつか地球が
太陽に飲み込まれてしまう時がきても、
あなたの音楽が宇宙に
響き渡り続けますように。
あなたの魂が、
永遠に健やかでありますように。
Meinem hochverehrten Beethoven.
Ich werde dich ewig lieben.
この記事は以下コンテストに参加しております。
ありがとうございます、無職さん。
いつもポストを拝見しております。
ニチャア……。
「偏愛」を語っていいコンテストなんて、
マジで歓喜しました!!
冗談抜きで血がたぎりました。
だって、普段はスルーされるであろう
ベートーヴェン様への愛を語っても
読んでいただけるんだってことですもん……。
Danke schön!
この偏愛記事についたコメントを元に
以下を書きました!
