縁界《ENKAI》 ― 感情のない魔神が生まれた理由 ―
気づいたら、世界の見え方が変わっていた。
何が変わったのかは、うまく説明できない。
ただ、人との距離の取り方だけが分からなくなっていた。
近づけば壊れる気がして、離れると何も残らなかった。
その感覚だけが、ずっと残っている。
例えば、誰かに名前を呼ばれても、少し遅れて意味が届くような感覚。
そこにあるはずの感情だけが、うまく噛み合わない。
これは、そんな感覚を言葉にした記録だ。
現実をそのまま語っているわけではない。
私が感じた“世界の見え方”を、物語として整理したものだ。
ラグナードという存在は実在しない。
私の中にあった感情の断片が、ひとつの形になったものだ。
恐怖。孤独。怒り。諦め。
それらが混ざり合って沈殿した結果として生まれた“象徴”。
ラグナードは、私の弱さだった。
そして同時に、言葉にしなければ消えてしまうものでもあった。
関わることで救われることもある。
同時に、壊れることもある。
その境界が、どこにあるのか分からなくなった時、
人は簡単にバランスを崩す。
この物語は、その“境界”をなぞるように進んでいく。
完成しているわけではない。
終わってもいない。
ただ、今も続いている。
その中で、最初に強く動き出したのが——ラグナードだった。
縁界《ENKAI》
― 人を残した魔神は、壊れた縁を選ぶ ―
プロローグ:ラグナードと最初の繋がり

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noteでお友達(フォロワーさん)になれた方との縁のお話を作っていきたいなって思っています。どうやって作っていこうかまだ全然思考中ですが、「書いてもいいよ」って思われる方がおりましたら、お声がけ下さい(;''∀'')
