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時短勤務ワーママの1日|薬剤師ママのリアルな毎日と続ける工夫

朝6時半。
子どもたちはテレビの前でパンをかじり、私はプロテインを一気に流し込む。化粧は10分。味わう余裕も、ゆっくり座る余裕もありません。

そんな慌ただしい朝を、私は毎日くり返しています。

でも、少し前まで私はこの生活が始まることを本気で恐れていました。

「仕事と育児を両立できず、毎日が回らなくなってしまうのではないか。」

2人の子どもを同時に保育園へ入園させて約2年半のブランクを経て復職する時、私が一番不安だったのはこのことでした。

それから1年あまり。
今の私はへとへとになりながらも、なんとか毎日を笑って回せるようになっています。

私は現在、調剤薬局で薬剤師として働きながら3歳と2歳の子どもを育てています。この記事では私のリアルな1日のスケジュールと、両立を続けるために工夫していることをありのままに書いていきます。今まさに両立に悩んでいる方、これから復職を控えて不安な方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

わが家の平日スケジュール

6:30 起床
7:50 出発
8:00 保育園へ登園
9:00 仕事開始
16:00 退勤
17:00 お迎え
17:00〜17:40 公園遊び
17:50 帰宅・お風呂
18:30 夕食
19:00 夫帰宅・家事分担
19:45 寝る準備
20:00 寝かしつけ開始
20:30 大人の時間
22:30 副業時間
1:00 就寝

朝:6時半起きからの静かな戦争

朝は6時半に起きて、7時50分に家を出ます。この約1時間20分が1日で一番慌ただしい時間です。

子どもの朝ごはんはパンとヨーグルトと果物に固定しています。毎日メニューを考える余裕はないので、決めてしまった方がラクだからです。

本当は椅子にきちんと座らせて食べさせるべきなのだと思います。でも実際は、テレビの前のソファに座って食べていたり、うろうろしながらパンをかじっていたり。「座って食べようね」と何度言っても響かないので、最近は心の中でそっと諦めています。

子どもがフリースタイルで朝食をとっている横で、私は自分の身支度を済ませます。化粧は約10分。自分の朝ごはんはプロテインだけで済ませる日がほとんどです。

7時20分に夫がリビングに来て、保育園の連絡帳の仕上げと、息子の保湿・着替えを担当してくれます。保育園の持ち物は前日の夜に準備してあるので、あとは子どもと自分の身支度さえ整えばすぐに家を出られます。

7時50分に出発。自転車の前と後ろに子どもを乗せて登園します。8時頃に保育園へ子どもを預けて、8時15分の電車に乗って9時から仕事開始。子どもを預けて電車に乗り込むと、ほんの少しだけ肩の力が抜けます。

日中:いつ「お休みの連絡」が来てもいいように

働く時間が限られている分、私が意識しているのは「期限のある仕事はすぐに片付ける」ことです。子どもがいつ熱を出して、翌日出勤できなくなるか分かりません。実際、保育園からの着信があるたびに心臓がドキッとします。だからこそ、締め切りのある仕事は書き出してTODOリストにし、期限順に片付けていきます。

そして、出勤できている日は全力で働く。これは私の中で「信頼を貯金する」イメージです。急に休むことがあっても普段しっかり働いていれば、周囲も「お互いさま」と受け止めてくれる。その安心感に何度も助けられてきました。

子どもの体調が少しでも怪しい時は、早めに上長へ相談するようにしています。「たぶん大丈夫」で抱え込まないことも、両立を続けるコツだと思っています。

夕方:毎日の公園遊びは、私のこだわり

9時から16時まで働いて定時で退勤します。17時頃に保育園へお迎え。

そこから17時40分頃まで公園で遊びます。これは私のこだわりで、特別な用事がなければ季節を問わず基本的に毎日公園へ行きます。外遊びを大切にしたいという育児方針があるからです。

正直、仕事終わりの体は疲れています。「今日はもう帰りたいな」と思う日もあります。それでも、子どもたちが公園で全力で走り回って、砂まみれになって笑っている姿を見ると来てよかったなと思う。おまけに、たっぷり遊んだ日は寝つきもよくなるので親としても助かっています。

17時50分頃に帰宅したらすぐお風呂。上がったら入念に保湿をして着替えをします。

18時15分頃から夕食の準備を始めます。といっても、ほとんどは前日に用意してあるので、仕上げをするだけ。18時30分頃に食事を始め、19時前には終わります。ご飯の準備中、子どもたちは動画に夢中です。

19時を過ぎると夫が帰宅して、洗い物や夕食やお弁当の準備に取りかかってくれます。

夜:一番しんどい時間と、一番好きな時間

19時から19時45分までは、子どもとの遊びの時間です。絵本を読んだりお絵描きやパズルをしたり、たわいないお話をしたり。

そして19時45分から、寝る準備が始まります。

正直に言うと、ここが1日で一番しんどい時間です。子どもたちは全然言うことを聞いてくれません。パジャマを持って近づけば逃げ回り、歯ブラシを見せれば口を真一文字に結ぶ。着替えて歯を磨くだけなのに毎晩ちょっとした攻防戦です。こちらの疲れもピークなので、「お願いだからスムーズに進んで……」と心の中で唱えながら、なんとか20時頃までにこぎ着けます。

でも、寝室に入って電気を消すと、あんなにバタバタしていた空気がすっと静かになります。

真っ暗な部屋で子どもをぎゅっと抱きしめる。小さな体の温かさと、少し汗ばんだ髪のにおい。今日あった出来事をぽつぽつ話したり、「だいすきだよ」と言い合ったり。この時間が私は本当に好きです。1日で一番しんどい時間のすぐあとに、一番愛おしい時間が待っている。育児って不思議だなと思います。

20時半頃までは添い寝をしますが、それでも寝ない時は子ども2人を寝室に残して退室します。あとは、2人でモゾモゾしながらいつの間にか眠っていきます。

そして20時半から、大人の時間が始まります。

21時頃に夫と2人で遅い夕食をとりながら、その日あったことを話す時間。その後、スマホでドラマを見ながら残った家事を片付ける時間。どちらも私にとってはホッとできる大切なひとときです。

22時30分頃、その日のすべての用事を終えて、ようやく完全なフリータイムになります。ここからが副業の時間です。好きなドリンクを1杯だけ作って、お菓子をちょっとつまみながら0時半頃まで。誰にも邪魔されないこの時間が楽しくて、毎日続けられています。就寝は1時頃です。

両立を続けるために、工夫していること

こうして1日を振り返ると、決して余裕のあるスケジュールではありません。それでも、なんとか続けられているのはいくつか意識していることがあるからです。

①家事は「得意な方」で分担する
わが家では料理は夫の担当です。献立決めも、料理に伴う洗い物も、すべて夫がやってくれます。それ以外を私が担当する、という分担です。

2人目を出産してから、ずっとこのスタイルでやってきました。私は料理が一番負担に感じる家事なので、それを丸ごと任せられるのは本当にありがたい。逆に夫は料理は苦にならないタイプ。お互いの「苦手」を押しつけ合わず、「得意な方がやる」に落ち着いた結果、2人ともこの分担に満足していて家庭がうまく回っています。

②動画への罪悪感を手放す
朝の身支度の時間や、夕食の準備中に子どもたちには動画を見てもらっています。

以前は、少し罪悪感がありました。「見せすぎかな」「もっと相手をしてあげるべきかな」と。でも、罪悪感を抱えたまま毎日を過ごすと自分自身がどんどんしんどくなってしまう。だから、思い切って手放すことにしました。

そう決めてから、気持ちがずいぶんラクになりました。上手に活用すれば、動画から歌やダンスを覚えてノリノリで踊ってくれることもあります。その姿があまりに可愛くて、今では「動画も育児の心強い味方だ」と思えるようになりました。

③子どもに「自分で眠る力」をつける
復職にあたって、一番やってよかったのは子どものネントレ(ねんねトレーニング)です。

子どもが寝つくまでずっと付き添うとかなり時間がかかりますし、ストレスも溜まります。自分も一緒に寝落ちして気づけば夜中……なんてことになれば、副業どころか家事も終わりません。だからこそ、子どもたちだけで眠れる力をつけることは私にとって必須でした。

本格的なネントレなら、寝室に連れて行ってすぐに退室するのだと思います。でも私はゆるいネントレを選びました。だから、添い寝で穏やかに過ごす、あの大好きな時間も残せています。自分に合ったやり方を選べたことも、続けられている理由の一つです。

もちろん、これはあくまでわが家の場合です。毎日公園に行くことも、ネントレをすることも、すべての家庭に合うわけではないと思います。

大切なのは、完璧な正解を探すことではなく、自分の家庭が少しでも回りやすくなる形を見つけることだと感じています。

これから復職するあなたへ

復職前、私には2つの大きな不安がありました。

1つは、仕事と両立できずに毎日が回らなくなるのではないかという恐怖。もう1つは、2年半のブランクを経て、薬剤師としてちゃんと働けるのかという不安でした。

1つ目の不安は夫のおかげで乗り越えられました。夫の協力がなければ、今の生活は一日たりとも成り立ちません。本当にいいパートナーに恵まれたと心から思っています。

2つ目の不安は、自分で何とかするしかありませんでした。復帰後は分からないことはその場ですぐに人に聞いて解決する。見栄を張って「できるふり」をしない。そして仕事中はとにかく集中して子どものことは一旦頭の隅に置いて、仕事だけを考える。そう決めて過ごすうちに少しずつ勘を取り戻していきました。

もちろん、大変なこともありました。一番つらかったのは下の子の夜泣きで、睡眠時間をまともに確保できなくなった時期です。

夜泣きで毎晩2回は起こされました。しかも、起きたあとすぐに眠れるわけではありません。子どもを寝かしつけて自分も横になって、また眠りに落ちる頃にはもう次の泣き声……。トータルの睡眠時間は5時間ほどでしたが、それも細切れなので睡眠の質は最悪でした。日中は常に体がダルくて、頭に霧がかかったような感覚のまま仕事へ行く。そんな日々が半年ほど続きました。

夜間断乳をしたことでようやく解決しました。今振り返っても、あの半年は本当に苦しかったです。

それでも、こうして1日を回せるようになった今、あの頃の自分に伝えたいことがあります。

「大丈夫。完璧じゃなくていい。頼れるところは頼って手放せるところは手放せば、ちゃんと回っていくよ」と。

両立に正解はありません。それぞれの家庭に、それぞれのやり方があります。この記事が今まさに悩んでいる方や、これから一歩を踏み出す方にとって、少しでも心が軽くなるきっかけになれば嬉しいです。


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・この1日を送れるようになるまでの話です。2年半のブランクを経て、もう薬剤師には戻れないかもしれないと思っていた頃のことを書きました。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

【執筆者プロフィール】
真紀|薬剤師ライター
現役薬剤師/2児の母(3歳・2歳)/時短ワーママ
医療・育児・働き方・お金について、自身の経験をもとに書いています。
執筆のご依頼は、noteのメッセージ、またはX(@maki_pharmacist)のDMからお気軽にどうぞ。

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