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1/19(日)文学フリマ京都9で頒布予定の本について(前半)【お-55】鏡の森

文学フリマ京都9、いよいよ明後日の開催ですね。
初めて出展するので正直なところ現地の状況がさっぱり予想できずにいます。
でも出展される方々のSNSでの広報が活発なので、わくわく感が増す一方です。

先日の「もじのイチ2」で購入した本に、まだまったく手をつけられていないので文フリ京都でのお買い物は控えめに……と思っていたのですが、この機会を逃すとそのまま買えなくなりそうな本を何冊も見つけてしまったので、明日改めてチェックして買い逃しがないようにしたいと思っています。

それから、私のスペース【お-55】鏡の森での頒布物について。
上記のnoteで紹介はさせていただいたものの、やっぱりもうちょっと個別に詳しく紹介したいな! って気分になっちゃったので、改めての投稿です。

初めての方にお勧めの掌編集「30 stories」

タイトルそのまま、30本のお話を1冊にまとめた掌編集です。
30編すべて単話読み切りのショートストーリーです。

「30 stories」表紙
「30 stories」目次その1
「30 stories」目次その2

収録作品のうち2/3ほどはWebで公開済(※収録時に加筆修正あり)で、他は書き下ろしです。

この本を紹介する際には、よく「鏡の森作品を初めての方にお勧め」とお話ししています。
1編あたりの文字数が700~2,800字と少なめなので5分以内で読むことができ、収録話数も30編と多いためですが、もう1点、大きな理由があります。
それは「収録作品の即興性の高さ」です。

目次前に記載したとおり、収録作品はすべて「書く習慣」というスマホアプリのお題を使って書いたものです。
このアプリ、毎日19時にお題というかテーマが提供されます。
アプリを立ち上げっぱなしにしておけば直前に立ち上げた際のお題で投稿できるのですが、立ち上げ直すと最新のお題に差し替えられてしまいます。
基本的には「1日1テーマ」という主旨のアプリなんですね。

そのペースで執筆すると、必然的に癖と書いて「ヘキ」と読む、私の地が出ます。
もともと私の書く作品は、ハッピーエンドよりはややビター、あるいはメリーバッドエンド寄り。
ハピエン作品が嫌いなわけじゃないんです。ただ、そういうネタが形になりやすいだけなんです。切ない系とかほろ苦い系とかヒューマンドラマとか、そんなあたりのやつが。

そんなわけで、私の作風を掴んでいただく意味でも一番お勧めしやすいのが、「30 stories」なのでした。
もちろん他の作品から入った方にもお勧めですよ。

Webカタログは【こちら】。

異世界ファンタジー長編シリーズ「魔法使いは謳われない」

シリーズ作品だけに、もっともプッシュしたいのはこの作品です。

「魔法使いは謳われない」本編1巻 表紙
「魔法使いは謳われない」本編2巻 表紙

このシリーズは中近世ヨーロッパ「風」、いわゆるナーロッパを舞台にした異世界ファンタジー作品です。
登場キャラクターは多め、年齢層は10代前半~60代、属性はバラバラ。

主人公18歳、いわば王族(※作品上では領家)だけど傍系で、隣領に婿に出されることになっています。自分は傀儡であることを求めらていると考えているので、全般的にやる気がありません。
ヒロイン16歳。主人公の婚約者で当代随一の魔法の才能に恵まれた生まれですが、政治的な才能はなかったので無力感に潰されて鬱スタートです。

主な舞台となる央都は長引く不況と食糧難の兆し、犯罪率の上昇などで鬱屈した空気に覆われています。
最高権力者であるヒロインの父はのらりくらりと逃げ回り、その従弟にあたる急進派の筆頭は反乱をもくろみ、穏健派の筆頭はヒロインを結婚させて代替わりさせられないかと考えています。
ヒロイン父の隣には真意の読めない「魔女」扱いの魔法使い。
敵味方の区別さえ時に曖昧な群像劇タイプの作品です。
そんな状況で最初に打って出るのは誰か。
その顛末は。

というあたりまで読める、無料配布の試読版を用意しています。
とは言え、この背景設定だけで、なんと言うか、私のヘキ盛り盛りな上に、読む人を選ぶ作品だなと思っています……。
流行りの(?)転生もチートもないよ。実を言うと逆ハーレムの要素はあると思ってますが、それを前面に出す作風でもないです(笑)。

スピンオフ短編集「すべてのあなたに花束を Ⅰ」表紙

うっかり表紙にシリーズ名を入れ忘れてしまい、まるで無関係の作品に見えてしまいますが、スピンオフ短編集「すべてのあなたに花束を Ⅰ」には本編に登場するキャラクターの過去を描いた4作品を収録しています。

「魔女」マリエの16年前の選択。
作中ではあえて名前を伏せたままの、ある少年(当時)の14年前の記憶。
幼い頃からやんちゃだった主人公と従者の出会い編。
口も悪ければ素行も悪いリッツの生家との決別。

それぞれ単独で読んでいただける短編ですが、本編ではさらっと書き流している部分をクローズアップしたような作品を集めているので、作品世界の深読みにお勧めです。
本編をご存じなくても読める(と思っていますが、どうかな……)ので、とりあえず完結した作品だけ読みたい方や、本編の雰囲気が気になる方はこちらから入っても良いかも。

本のタイトルに「Ⅰ」と入っているのは、今後もスピンオフ短編集が出る可能性があるためです。
わりとうっかりナンバリングつけちゃいました。

「すべてのあなたに花束を Ⅰ」試読①
「すべてのあなたに花束を Ⅰ」試読②
「すべてのあなたに花束を Ⅰ」試読③
「すべてのあなたに花束を Ⅰ」試読④

Webカタログは、【本編1巻】【本編2巻】【スピンオフ短編集】。
文学フリマ京都9では、見本誌として本編1巻を提出します。
スペース前での立ち読みもお気軽にどうぞ。

とは言え、この作品。執筆ペースが遅すぎて、というか間の休筆期間が長すぎて、本編1巻の発行が2018年、スピンオフ短編集の発行が2020年、本編2巻の発行が2024年。
1巻発行時に生まれた子が2巻発行時にはもう小学生になってます。

本編は3巻完結予定ですが、1巻と2巻にこれだけ間が空いちゃうとね。
正直言って手にとりづらいです。逆の立場なら私も間違いなく購入をためらいます。
が。
そもそも休筆期間をはさまずにいられなかった理由は、経済面・メンタル面の事情を含んだ生活環境全般にありました。
そのあたりの事情がここ1~2年で急速に解消されつつあるので、3巻は来年には発行できる見込みです。

1本のnoteですべて紹介するつもりでしたが、つらつら書いていたら長くなっちゃったので、残りは(後半)に分けますね。

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