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小説『楽園の烏』 八咫烏シリーズ 巻七 (第二部第一巻)第四章 地下街 登場人物・ストーリー <ねたばれ>

『楽園の烏』 八咫烏シリーズ 巻七 (第二部第一巻)第四章 地下街

<あらすじ>

180万部異世界ファンタジー、第二部開始!

<シリーズ累計180万部突破>
「八咫烏シリーズ」新章スタート!

新宿の片隅でたばこ屋を営む青年・安原はじめ。7年前に失踪した父から「山」を相続した途端、「山を売ってほしい」という依頼が次々と舞い込み始める。そこへ現れたのは、“幽霊”を名乗る美しい女。山の秘密を知るという美女に導かれ、はじめはその山の“中”へと案内される。
その場所こそは、山内と呼ばれる異界。人の形に変じることのできる八咫烏の一族が統治する世界だった――

猿との大戦(『弥栄の烏』)より20年の時を経て、物語は現代の風景から始まる。
舞台は次第に「山内」へと移り、動乱の時代を生き抜いた八咫烏たちの今、
そして新たなる世代の台頭が描かれる。

第1部以上のスケールで展開される、傑作異世界ファンタジー。

<目次>

第一章 逃避行
第二章 異界
第三章 貴族
第四章 地下街
第五章 慈悲
終章  置き土産

『楽園の烏』 八咫烏シリーズ 巻七 (第二部第一巻)第四章 地下街 

<ストーリー>

地下街のリーダー・トビと会話した。
外界の武器は山内には持ち込めない。
頼斗が、悪魔である博陸候・雪斎の慈悲はあまねくにいきわたっているとトビに説明した。
でもトビの父親は赤紐=山内衆に殺された。と答えた。
現在山内衆を牛耳っているのが、悪魔である博陸候・雪斎であり、地下街の烏たちは、雪斎に殺された。
千早が語り出した。
頼斗は、トビが雪斎を分かってないと言うが、俺には言わせればお前の方こそが雪斎を分かっていない。と
悪魔である博陸候・雪斎が地下街を襲ったのが8年前。 代替わりしてすぐである。
手燭に火を灯した千早が狭い隧道を先導しながら外界語(人間)で語る。 真相を教えてやると。
千早の次にトビ・はじめ・頼斗が岩壁の中を歩く。
悪魔である博陸候・雪斎が地下街を一方的に弾圧した。
真の金烏(奈月彦)の代替後、相互不可侵の密約は反故にされた。
当時幼かった金烏代(凪彦)に代わり、当時の地下街の長・鳶と交渉したのが悪魔である博陸候・雪斎である。
交渉は決裂。 不法だと言って、谷間の解体を命じ、地下街の長と悪魔は衝突した。
谷間の賭場や女郎宿に退去の命令が下され、羽林天軍が送り込まれ殺された。
谷間から地下街に逃げ込み、親分衆たちと羽林天軍が戦った。
豊富な水が湧き出て、網目のような地下街も有し、五分五分であった
だが卑怯な悪魔である博陸候・雪斎は水場に大量の下剤と、親分衆たちには毒殺で殺した。
谷間の住人に手の物を紛れ込ましたのだ。
そして羽林天軍にて制圧、逆らうものは皆殺し。 
当時の地下街の長・鳶は最後まで戦い殺された。
死ぬ間際に、鳶から5歳の子供は「トビ」と名付けられ後を託した。後を継ぎ、地下街を立て直せと。
悪魔である博陸候・雪斎が地下街に戦いをふっかけたのは、治安維持が目的ではない。
もっと切実な問題があった。
千早が狭い隧道の奥を手燭を掲げた。
はじめさん、これが第3の門です。外界に出るための3つ目の出入り口。
1つ目は、朱雀門。 天狗との交易に使うための門であり、はじめが山内にやってきたのもこの門。
2つ目は禁門。 山内から神域へ至る門で、現在は山神によって封鎖されている。
先代の真の金烏(奈津彦)は実際に使用した事がある。
山内では鉄と塩が取れない。  第3の門は実在した。
猿との戦いの際、実際に禁門と同様の神域に繋がる第3の門以外の抜け道が存在した。 猿がそこから山内に侵入して攻撃してきたから分かった。
そのルート(抜け道)を監視するも、禁門の閉鎖と同時に消滅した。
第3の門だけは地下街にあったため、消失が確認できなかった。
悪魔である博陸候・雪斎は第3の門が欲しかった。 だから地下街を攻撃し、無残にも皆殺しにした。 底知れぬ悪魔である。
当初、天狗に多くの報酬を渡して、外界に游学にいった。  次第に多くが游学するにあたり、自由になる外貨が必要となった。
鳶との交渉が決裂し、悪魔である博陸候・雪斎は無理やり地下街を襲った。
しかしそれほど大規模な事をやったのに、第3の門は塞がっていた。 
建前と違い、実際は損得で多くの烏を殺した。
これが悪魔の正体。 自分の損得で同胞を皆殺しにして平気な烏である。

その後、明鏡院へ行くことになった。
出家した金烏宗家が院主を務めている。 金烏から還俗を認められないと結婚・子供も設けられない。
明鏡院・院主 長束。
長束は朔王の事を語った。
朔王には目を見張るような英雄的資質があった。 はじめの父である。
思わず頭を垂れたくなる恐ろしさと、この男に気に入られたいと強烈に思わせるような魅力を持ち合わせていた。と
無秩序な地下街を親分衆をまとめて、体制を作った。

この朔王が、幽霊の紫苑の宮を手助けした。 ただ物ではないし、金烏の系列に関係するのだろうか。
非常に興味深いが現時点では判らない。

<登場人物>

・千早

金烏が襲われた際の山内衆の責任者。 責任を取って自ら山内衆を辞める。
善良な烏。

・長束

明鏡院・院主。 真の金烏の兄上であり、奈月彦の味方でもあり良き理解者であった。
奈月彦が幼いころ、外界に游学で命の危険から救ったのも長束であった。
善良な鳥で、悪魔たちと敵対。
味方の翠寛に紫苑の宮を託し、裏ぎった悪魔・雪斎から浜木綿と紫苑の宮を殺されかけたところを逃がした。
浜木綿・大天狗・真穂の薄・千早・澄尾の善良な者たちと共に、悪魔と対峙する。



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