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#85 30代を振り返る②──地獄の5月と“ととのい”のはじまり

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(前回の記事の続き)

「課長が倒れた?……え、マジですか?」

その一言で、オフィスの空気が一瞬で止まった。
あの日のざわつきを、今でもはっきり覚えてる。

当時33歳。東京赴任から2年が経って、少しだけ仕事にも自信が出てきた頃だった。
でも、まさか自分が“経理課長の代わり”になるなんて思ってもみなかった。

「次の四半期決算、君が取りまとめてくれ」
部長からそう言われた瞬間、背中に冷や汗が流れた。

「えっ、自分が…?親会社提出の最終チェックですよね…?」

逃げたかった。でも、逃げられなかった。

不安で頭の中がいっぱいだった

四半期決算──“寝ない日々”のはじまり💻

4月から6月にかけての3か月間。
あの時期は間違いなく、俺の人生で一番働いた。

朝7時に出社して、帰るのは深夜2時。
休日出勤も当たり前で、5月の残業時間は120時間を超えていた。

家に帰ると、妻と子どもはもう寝ていて、
「ただいま」と小声で言うだけの日々。

カップラーメンをすすりながら、
「なんで俺だけこんなに…」とぼやいた夜も数えきれない。

頭は常にパンパンで、数字を見ても目がかすむ。
それでも手を止められなかった。

とにかく働いた!

「お前、最近寝てるか?」📞

ある晩、いとこのメンターから電話があった。

「最近どうや?」
「正直、死にそう。課長の代わりで決算やってるけど、もう限界」

「寝てへんやろ」
「まあ、寝る暇なんてない」

「アホか。寝へん奴は間違う。まず寝ろ」

その時は、「そんな余裕ねぇよ!」と心の中で叫んだ。

でも実際、翌週、親会社から提出資料に“誤り多数”の赤字チェックが返ってきた。

悔しさと恥ずかしさで、顔から火が出そうだった。
徹夜して作ったのに、ボロボロの出来。

パソコンの前で、ため息しか出なかった。
「努力って、なんなんだろうな…」

慢性的な寝不足で精神崩壊寸前だった

それでも、少しずつ光が差してきた🌤

落ち込んでばかりもいられない。
ミスを修正して、再提出。
夜中に先輩のエクセルファイルを見ながら、構造を一つひとつ理解していった。

わからないところは恥を捨てて質問。
メンターにも毎晩のように電話で相談した。

「考え方の筋が通っとらん。まず数字の流れを絵にしてみ」
そのアドバイスで、会計処理を“線でつなぐ”感覚が少しずつ掴めてきた。

結果的に、なんとか決算は間に合った。
たくさんの間違いがあったけど、最後までやりきったことだけは誇れた。

その努力が少しずつ周囲にも伝わって、
幹部や役員から声をかけてもらえるようになった。

「お前、根性あるな」
「次は親会社でやってみないか?」

気づけば、親会社の経理部門への転籍が決まっていた。
人生のターニングポイントだった。

努力が報われた瞬間!

仕事が楽しくて、でも体が悲鳴をあげていた⚡

正直、あの頃の俺は“仕事中毒”だった。
数字がピタッと合う瞬間の快感が、何より嬉しかった。

会議で役員から「よくやったな」と言われると、
「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまう。

でも、体は正直だ。
深夜にカツ丼、ラーメン、エナジードリンク。
睡眠は4時間、運動ゼロ。

気づけば、顔はむくみ、慢性的な頭痛と倦怠感。
朝の電車で立ってるのもしんどかった。

それでも、「まだいける」と無理を重ねていた。
今思えば、完全に“危険ゾーン”だったな😅

もう自分では制御不能の状態だった

「健康も仕事のうちやぞ」──その一言にハッとした

ある日、社長に呼ばれて打ち合わせをした帰り。
ふと廊下で声をかけられた。

「お前、顔色悪いぞ。寝てるか?」
「いや、大丈夫です。仕事がちょっと立て込んでて…」
「健康も仕事のうちやぞ」

その一言に、ハッとした。
“数字”ばかり見てきたけど、
“自分の体”をまったく見てなかったんだ。

それから少しずつ、生活を変えるようにした。

健康の大事さに少しだけ気づく

Apple Watchとサウナがくれた「ととのい」🧘‍♂️

最初に始めたのは、Apple Watchで歩数を記録すること。
「今日は2000歩か、少ないな」
そう気づくだけでも、翌日は少し歩こうと思える。

朝30分、近所を歩く。
冷たい空気を吸って、体が温まる感覚が気持ちよかった。
そして、もう一つの出会いが“サウナ”だった。

朝の散歩は気持ちがいい

サウナで脳をリセットする🔥→💧→🌬

当時ハマった本が『医者が教えるサウナの教科書』(加藤容崇著)。
そこにはこう書かれていた。

「サウナは脳を強制的に休ませる“最強のリセットボタン”だ」

100度近い熱気の中で、
「もう無理…」と思った瞬間に、水風呂へドボン。

すると、頭の中が一気にクリアになる。
まるで霧が晴れるみたいに。

その後、外気浴で深呼吸。
この“サウナ→水風呂→外気浴”を3セット。

気づけば、頭がスッキリして、
夜は泥のように眠れるようになった💤

しかも驚いたのは、翌朝の集中力。
仕事中の判断スピードが明らかに違う。


サウナを習慣にする具体的ステップ♨️

同じように疲れが抜けない人へ、俺からのおすすめ👇

1️⃣ 週に1回でOK。仕事終わりにサウナへ行く

5〜7分サウナ→1分水風呂→5分外気浴を3セット。

2️⃣ あぐらか体育座りで、全身に熱を均等に

上段は温度が高いから、短時間で効果が出る。

3️⃣ 1セットごとに必ず水を飲む(500ml以上)

体が“ととのう”のは、脱水していない時だけ。

4️⃣ スマホ禁止。思考を止める時間を作る

頭を空っぽにする。それが脳疲労の回復になる。

続けてみると、
集中力もメンタルも安定して、
「自分の軸」が戻ってくるのを感じる。

サウナは今でも毎週のルーティン!

【この頃の自分に言いたいこと】

おい、当時の俺。
仕事は順調だけど、ちょっと頑張りすぎだぞ。

夜中のラーメン、美味いけどやめとけ🍜
睡眠不足は敵だ。早く寝ろ。

そして、朝散歩とサウナを習慣にしろ。
それだけで、頭も心も“ととのう”。

本を読むことも大事だけど、
体を整えることは、それ以上に大切だ。

たまにはボーっとしませんか?

【その時の自分に渡したいもの】

Apple Watchをつけて朝散歩しろよ
💤 睡眠不足だから早く寝ろ
♨️ サウナに行って、自律神経を整えろ

30代中盤。
あの頃は“数字”ばかり追いかけていたけど、

今は“自分のリズム”を大事にしている。
あの地獄の5月も、
サウナで“ととのう”ための伏線だったのかもしれない。

「頑張ることも大事。
でも、“整えること”はもっと大事だよ。」

未来の俺から、あの頃の俺へ──
この言葉と一緒に、Apple Watchをそっと渡したい⌚✨


次回、30代を振り返る③ 「頑張りすぎた僕へ」



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