見出し画像

【P/L・B/Sアナリスト検定“第6講”減損会計とは? ―「資産の価値が下がった」を帳簿に反映する仕組み】

【珈琲のオトモのマメ知識 vol.898】

↓ 前回の内容です


↓ 一応、こちらが順番の前回の内容です


なんか、いきなりムズイ
“減損会計”ですね

完全になんのこっちゃ
かもしれませんね

簿記の最上級でのみ
お勉強する項目だったはず

故に、多くは知らない項目
そこまで使用される項目でない

って、側面が大きいからですね


§『B/S項目 減損会計』


この項目ですが、
そもそも、少々ややこしいです

まず、何が言いたいか?
というところですが、

『資産の正しい価値の表示』

ここについての言及
って、感じだと思ってください

財務諸表を企業は出すわけですが、
その情報については、

信用性って重要ですよね?
それが“正しい”という前提

これがないと、話にならない
その担保のために、わざわざ、

ややこしいルール等
これらがあるわけです

これも、そのひとつです
特に『固定資産』と思ってください

帳簿には、その価格が表示されます
固定資産は、一般に減価償却され、

どんどんと費用化され、
価値が逓減していきます

形あるもの、いつか無くなるみたいなこと

物の価値の動きとしては、
時間と共に価値は減るもの

実態と則していそうですよね?
ですが、そこで問題が生じます

その減価償却の基準が、
その固定資産の減価の速度に比して、

ホントに正しいの?
というところです

現代の社会は多様化し、
伴って、ビジネスも多様化

同じ資産であっても、
その使い方なんて多種多様

そうもなれば、同じ資産でも、
その価値は、企業によって異なるのでは?

これ、いつ問題になるか?
儲かっている状態では、

さほど、問題でもない
超過収益の有無なんて、

投資家、各々が分析すること
問題となるのが、

業績が悪化した際です
業績が悪化しているにも拘わらず、

固定資産は、どかっと計上したまま
帳簿が膨れて見えませんかね?

みたいなことです
減価償却の速度よりも、

将来、その固定資産が稼ぐ額
こちらの減少の方が大きくなった

すると、必然的に、
帳簿価格は過大となりますよね?

この固定資産が稼ぐ額を
『割引前将来キャッシュフロー』と言います

で、帳簿価額が下回った状態
そうなったら、どうするか?

こんな状態のことです

これが“減損会計”です
帳簿価額を減額させます

それに用いるのが、
『割引後将来キャッシュフロー』

将来の数値予測を、
現在の価値に戻した数値です

これを『割引現在価値法』
と、言いますよ

これ、理解し難いですよね…


§『割引って?』


割引って何か?
これを、かんたんに

一般の割合とは違います
安く買える!とかではないです

例えば、

今の100万円

来年の100万円

って、全く同じ価値でしょうか?
同じようで、違いませんかね?

では、具体的に、
時を、1年進めます

金利を、仮に10%とかにしましょう
どうなるか?

1年後…

昨年の110万円

今の100万円

違いがわかりますかね?
そう、利息分、増えましたね

だから、同じようで、
違うってのは、これです

じゃ、逆に時間軸を揃えてみましょう

今の100万円

来年の100万円

↓ 来年を今に逆算してみる

100万円÷(1+10%)=909,090円

今の100万円

今の909,090円

これで時間軸が合いましたね
金利10%だった場合では、

100万円-909,090円=90,910円

これだけ少ないわけです
同じように見えてましたがね

『割引』ってのは、
これを行っているってことです


§『戻って、減損会計』


では、本論へと戻ります
一旦、交通整理をします

帳簿価額 > 割引“前”将来キャッシュフロー
比較して『少ねぇ!?』となる

これは、減損会計せねば!
となっていきます

で、ここからです
その減損する数値は?です

これも、2つの数値を比較です

先ほどの『割引後将来キャッシュフロー』
と、
売ったらいくら?の『売却価格』

割引“後”将来キャッシュフローの簡略図

正確には、

『使用価値』

『正味売却価額』

この比較です
いずれか大きい方『回収可能価額』

で、減損の金額は、

帳簿価額-回収可能価額=減損損失

となるわけです
ややこしいでしょ?

しかも、さらに
『直接控除方式』『間接控除方式』

ってのがあります
違いとしては、

『直接控除方式』
 ⇒ 帳簿価額を直接、減額する方法

『間接控除方式』
 ⇒ 減損額を累計額として負債の計上する方法

これらにとなります
これは、減価償却と同様ですね


§『まとめ』


どうですか?
ちょーややこしくないです?

これ、ほどんど利用されません
メンドイからってのもありますが、

これらですが、
そもそも、不明確ではあるんですよね

将来キャッシュフローなんて、
誰が正確にわかるでしょうか?

それに、割引にしても、
その数値は、何をもって正しいの?

ってのも、何とも言えない
やたらめったら用いたら、

伴う税金も下がるため、
国からしても、やめて!?

となるし、税理士側も、
税務調査が心配だな…

って、なるのだろうなと、
故に、大企業は義務ですが、

中小は、その限りでない
なので、とりあえず知っておこう

そんなスタンスで!
次もややこしので、ご注意を…


↓ 次回の内容です


↓ 一応、こちらが順番の前回の内容です


/ ̄ / ̄ / ̄ / ̄ / ̄ / ̄ / ̄ / ̄ / ̄ / ̄ / ̄
合同会社505
リスクマネーリテラシー
ねこのめ事務局
〒460-000  愛知県名古屋市中区錦1-16-14
HPURL:https://www.riskma505.com/
ʕ •ᴥ•ʔ ʕ·ᴥ·ʔ <相談はお気軽に♪  byリスクマ
_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/

いいなと思ったら応援しよう!

マメトモ|リスクマと学ぶお金と暮らし チップ、本当にありがとうございますʕ •ᴥ•ʔ あなたの応援が、次の記事を書く一番の力になります! これからも「むずかしいお金の話を、やさしく」お届けしていくので、よかったらまた遊びに来てください!