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【ありがたきご縁】 幸福学研究の第一人者前野隆司教授のことば 「荻野先生は幸せです」

僕の世界観を変えた言葉

移住先のニュージーランド。

2019年に乳がんで妻が他界し、喪失感に覆われて、大学を4ヶ月休職していました。(その前に、妻の治療サポートのため4ヶ月休職)

復職したものの、妻のいる世界に行きたいという気持ちが強くありました。

自分の人生もキャリアも、暗い宇宙空間に漂っている感じでした。

絶望の淵で、宙ぶらりんだった心

その頃、ありがたいご縁あって、幸福学研究の第一人者の前野隆司教授(当時、慶應大学大学院)と、オンラインで一対一でお話しする機会がありました。

僕の研究領域は日本語教育なので、日本語教育とウェルビーイングを結びつける視点についてお話をしてご意見を伺う機会でした。

前野教授とお話しするのは、そのときが初めてでした。

1時間ほどお話し、日本語教育におけるウェルビーイングという視点に共感していたきました。

これまでの日本語教育は、言語習得やコミュニケーションスキルの向上が中心となっており、2020年当時は「ウェルビーイング」と日本語教育を結びつけた実践や研究はまだほとんどありませんでした。

予期せぬ展開とメッセージ

ZOOMでのお話が終わったあとで、前野教授が僕の Facebook 投稿を見てくださいました。

Facebookにはプライベートの投稿はしていなかったのですが、妻の他界について投稿していました。それを見てくださったのです。

そして、メッセージをいただきました。

その中に、あった一言に驚きました。

『荻野先生は 幸せです』

僕は、妻のいないこの世界ではもう幸せは存在しないと思っていました。

妻と一緒にいてこそ、僕の幸せがある。

ですから、意味がわかりませんでした。

でも、幸福について科学的な研究をしてきた前野教授の言葉なので心に残りました。

「今、ここにある幸せ」への気づき

そして、気づいたのです。

妻への想いを持って、今、生きている僕は幸せであることに。

妻と出会い、恋に落ち、結婚し、ニュージーランドに移住し、子供にも恵まれている。

幸せは、今ここにある。

そして、しばらく忘れていた、感謝の気持ちが少しずつ生まれてきました。

溢れ出す感謝、そして世界への広がり

家族や同僚、そして、これまでに出会ってきた人たち。

「感謝は祈りであり、愛である」という言葉を後で知るようになりますが、今目の前にあるもの、ご縁に感謝の気持ちがあふれてくるようになりました。

そして、出会っていない人たち、先祖、雑草、虫、空など、ありとあらゆるものへと感謝の気持ちが拡張していきました。

そして、今、妻の分まで幸せをありがたく味わいながら生きている僕がいます。

愛に満ちあふれていますように

この記事を見つけ、読んでくださったあなたの、今この瞬間が、今日が、そして人生が、愛に満ちあふれていますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

日々の小さな気づきを綴った文章が、あなたのこの瞬間をほんの少しでも照らすことができたら嬉しいです。

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