見出し画像

MLBベストナイン・2010年代

2010年代はセイバーメトリクスとフライボール革命が急速にメジャーリーグに浸透していった10年

それまでもマネーボールの影響はありましたが、よりデータ分析を用いたチーム構築や戦術が各球団に浸透していき、WARという形で勝利貢献度が数値化され、選手評価やMVP投票の軸になっていきました

そのセイバーメトリクスの象徴的な選手がマイク・トラウト(LAA)。強打者が3番4番を打つのではなく、2番に入る「2番打者最強説」が確立

2010年代中盤以降は「フライボール革命」と呼ばれる現象が起き、バッターは打球速度やバレル率などが重視され、打球を上げてホームランや長打を狙う傾向に。2019年には史上最多のホームラン数(6776本)を更新

一方でホームランか三振かという野球の単調化も指摘され、引っ張り傾向が強くなった影響で守備に極端なシフトがしかれ、選手が帽子の中のメモを見てデータで指示された場所を守るだけの流れに

ディケイド前半は2010、2012、2014年とバスター・ポージー率いるジャイアンツが3度ワールドシリーズ制覇する黄金期。2017年にはアストロズが世界一になるが、この優勝は後にサイン盗みスキャンダルで野球ファンに衝撃を与えることに

日本からはダルビッシュ有、田中将大、大谷翔平などがメジャー挑戦。特に2018年に海を渡った大谷翔平は二刀流で新人王を獲得。2019年には日本人メジャーリーガーの象徴だったイチローが引退

今後イチローを超える日本人は出てこないだろうと多くの人が思ったでしょう。次のディケイドで大谷翔平の覚醒を見るまでは

2010年代は「データと長打」がより重視される現代野球に移行していった転換期ではないでしょうか

選手の能力値査定
これはチャットGPTに2010年代の成績でSABCDEFGの8段階でパワプロ風に評価してもらい、それに少し手心を加えることにしました

WARに関しては今回はBaseballReferenceサイトの「rWAR」を選出の参考にさせて頂き

選出には単年成績より10年間のディケイド期間のトータル成績を重視しようと思います


  

2010年代・MLBベストナイン

2010-19

2010年代・MLB歴代ベストナイン 守備位置

2010年代・打順
太字はアメリカ野球殿堂入り

  • 1番(右) ベッツ/BOS

  • 2番(中) トラウト/LAA

  • 3番(一) ボット/CIN

  • 4番(指) クルーズ/SEA

  • 5番(三) ベルトレ/TEX

  • 6番(捕) ポージー/SF

  • 7番(左) R.ブラウン/MIL

  • 8番(二) アルトゥーベ/HOU

  • 9番(遊) リンドーア/CLE

 

1番(RF) ムーキー・ベッツ 14-19/rWAR42.5

14-19/BOS 21-26歳 右投右打 外野手

#5ツールプレイヤー #プルヒッター #好走塁 #強肩 #守備職人 #ハッスル
ムーキー・ベッツ 2014-19 総合値
  • 試合794 安打965 打率.301 本139 打点470 盗塁126 OPS.893 OPS+134 IsoP.218 BB% 10.2 K% 12.8 DRS 120 rWAR42.5

  • 18年 打率.346 本32 打点80 盗塁30

2010年代で最も完璧な5ツールプレイヤー。わずか6シーズンでrWAR42.5、平均WAR7.1を記録。18年の成績は凄まじくトラウトを抑えて両WARでメジャー全体トップに。小柄な体ながら30本塁打も打てるパンチ力、DRS120と走攻守で活躍

ライト/次点候補
ジャンカルロ・スタントン(MIA)10-19/rWAR40.6
or
ブライス・ハーパー(WSH)12-19/rWAR32.2
 

2番(CF) マイク・トラウト 11-19/rWAR72.2

11-19/LAA 19-27歳 右投右打 外野手

#パワーヒッター #プルヒッター #好走塁 #選球眼 #威圧感 #三振
マイク・トラウト 2011-19 総合値
  • 試合1199 安打1324 打率.305 本285 打点752 盗塁200 OPS1.000 OPS+176 IsoP.276 BB% 15.2 K% 21.2 DRS 7 rWAR72.2

  • 12年 打率.326 本30 打点83 盗塁49

00年代がプホルスなら10年代はマイク・トラウトのディケイド。期間トップのrWAR72.2を記録。高打率と長打力、高い四球率と2番打者最強説をメジャーに浸透させた選手でもあります。肩がやや他のツールに比べると弱いくらいで毎年のようにWARでトップを記録

センター/次点候補
A.マカッチェン(PIT)10-19/rWAR42.3
 

3番(1B) ジョーイ・ボット 10-19/rWAR52.3

10-19/CIN 26-35歳 右投左打 一塁手

#広角打法 #選球眼
ジョーイ・ボット 2010-19 総合値
  • 試合1411 安打1532 打率.306 本231 打点759 盗塁67 OPS.944 OPS+152 IsoP.210 BB% 17.0 K% 17.7 DRS 54 rWAR52.3

  • 10年 打率.324 本37 打点113 盗塁16

10シーズンで7度の最高出塁率に輝いたボットを選出。三冠王のカブレラと迷いましたがrWARはボットの方が上。10年代の出塁率.428はトラウトより高くメジャートップ。12-13年は三塁手だったカブレラと違いボットは純粋な一塁手の点からもこちらを選んでみました

ファースト/次点候補
ミゲル・カブレラ(DET)10-19/rWAR43.1
 

4番(DH) N.クルーズ 10-19/rWAR34.3

10-13/TEX  14/BAL  15-18/SEA  19/MIN 29-38歳 右投右打 DH/外野手

#パワーヒッター #広角打法 #鈍足 #三振
ネルソン・クルーズ 2010-19 総合値
  • 試合1385 安打1461 打率.281 本346 打点961 盗塁50 OPS.888 OPS+138 IsoP.256 BB% 8.8 K% 22.4 DRS -22 rWAR34.3

  • 15年 打率.302 本44 打点93 盗塁3

クルーズの346本塁打は2010年代のトップ。961打点も1位のプホルス(963打点)に次ぐ2位。オルティスも引き続き活躍していたがクルーズを選出。オリオールズ、マリナーズ、ツインズの3球団でシーズン40本塁打を記録

DH/次点候補
デビッド・オルティーズ(BOS)10-16/rWAR25.0
 

5番(3B) E.ベルトレ 10-18/rWAR49.1

10/BOS  11-18/TEX 31-39歳 右投右打 三塁手

#広角打法 #強肩 #守備職人 #鉄人
エイドリアン・ベルトレ 2010-18 総合値
  • 試合1252 安打1466 打率.307 本227 打点801 盗塁10 OPS.872 OPS+134 IsoP.208 BB% 7.0 K% 12.3 DRS 78 rWAR49.1

  • 12年 打率.321 本36 打点102 盗塁1

05-09年のマリナーズ時代にはやや低迷したが、2010年にレッドソックスに移籍すると打撃が復活。6度の3割、4度の30本塁打と安定した成績を残し、守備でも3度のゴールドグラブ賞を10年代に獲得

3度の本塁打王、2度の打点王に輝いたアレナドも候補者だが、10年間のトータルではベルトレに分があると思い選出

サード/次点候補
ノーラン・アレナド(COL)13-19/rWAR38.2
 

6番(C) B.ポージー 10-19/rWAR41.5

10-19/SF 23-32歳 右投右打 捕手

#攻撃型捕手 #アベレージヒッター #広角打法 #強肩 #フレーミング○
バスター・ポージー 2010-19 総合値
  • 試合1251 安打1378 打率.302 本140 打点673 盗塁23 OPS.828 OPS+128 IsoP.155 BB% 9.4 K% 12.3 DRS 49 rWAR41.5

  • 12年 打率.336 本24 打点103 盗塁1

ポージーがジャイアンツの正捕手になってから2010、2012、2014年と5年間で3度のワールドシリーズ制覇。この黄金期はポージーの活躍がなければあり得なかったでしょう。10年間で1度の首位打者、5度の打率3割と打撃も安定しており、2021年に打率.304、OPS.899の成績を残しながら34歳の若さで引退

捕手/次点候補
ヤディアー・モリーナ(STL)10-19/rWAR31.4
 

7番(LF) R.ブラウン 10-19/rWAR34.3

10-19/MIL 26-35歳 右投右打 外野手

#広角打法 #好走塁
ライアン・ブラウン 2010-19 総合値
  • 試合1305 安打1410 打率.294 本241 打点811 盗塁166 OPS.877 OPS+132 IsoP.225 BB% 8.5 K% 18.3 DRS 4 rWAR34.3

  • 11年 打率.332 本33 打点111 盗塁33

左翼手としては珍しく11-12年に2年続けてトリプルスリーを達成。11年はシーズンMVPも受賞とトラウトと並んで2010年代を引っ張っていくと思われた。しかし2013年1月にドーピング問題が表面化すると、7月に薬物違反により65試合の出場停止処分を受ける

16年には3割・30本塁打をマークするが、10年代後半は全盛期の輝きを取り戻すことはなかった。イエリッチも18-19年と2年連続首位打者を獲得しており候補者だろう

レフト/次点候補
クリスチャン・イエリッチ(MIL)10-19/rWAR32.0
 

8番(2B) J.アルトゥーベ 11-19/rWAR37.3

11-19/HOU 21-29歳 右投右打 二塁手

#アベレージヒッター #プルヒッター #好走塁
ホセ・アルトゥーベ 2011-19 総合値
  • 試合1243 安打1568 打率.315 本128 打点538 盗塁254 OPS.827 OPS+126 IsoP.148 BB% 6.6 K% 11.4 DRS -30 rWAR37.3

  • 17年 打率.346 本24 打点81 盗塁32

アストロズ躍進の立役者。打率.315はミゲル・カブレラ(打率.317)に次ぐ2位。14-17年に4年連続200安打、17年にチームもワールドシリーズ制覇。アルトゥーベ自身もMVPと首位打者を同時に受賞。この年は新人で52本塁打を打ったジャッジを抑えてのシーズンMVPに

しかしこのMVP受賞は後に物議になる。20年2月に17年と18年にアストロズがサイン盗みをしていたことが発覚。謝罪会見はしたものの17年のMVPはジャッジに変更するべきだという意見まで出てくる始末

アルトゥーベの選出は迷ったが基準をWARとディケイド成績にしているので今回は選出。個人的には将来的にサイン盗みの件でアルトゥーベが殿堂入り出来なくても驚きはない

セカンド/次点候補
ロビンソン・カノ(NYY)10-19/rWAR53.5
 

9番(SS) F.リンドーア 10-19/rWAR27.0

15-19/CLE 21-25歳 右投両打 遊撃手

#パワーヒッター #ハッスル
フランシスコ・リンドーア 2015-19 総合値
  • 試合717 安打835 打率.288 本130 打点384 盗塁93 OPS.840 OPS+119 IsoP.206 BB% 8.0 K%14.0 DRS 40 rWAR27.0

  • 18年 打率.277 本38 打点92 盗塁25

わずか5シーズンながら3000打席(3244打席)をクリアしていることもありリンドーアを選出。17-19年と3年連続30本塁打と長打力も発揮。攻撃ならトゥロウィツキー、守備ならシモンズ(LAA)も素晴らしいが走攻守でレベルの高いリンドーアが10年代ショートのベストだろう

シュート/次点候補
トロイ・トゥロウィツキー(COL)10-19/rWAR31.1
 

月刊スラッガー  2025年7月号

 

2010年代・MLB先発投手

2010-19

セイバーメトリクスとフライボール革命は先発投手にも大きく影響を与えました。その一つが奪三振率の上昇。10年代後半バッターがよりアッパースイング傾向になったことでより三振を取る能力が先発投手にも求められるようになりました

奪三振率10.00を超えるエースが続出し、球速も150キロ後半を超えるのが当たり前に加えて鋭い変化球がより奪三振率を上げていくことになります

その分かつての先発完投型は減少。先発のイニングも5~6回が主流になり、打者3巡目が回ってきたらブルペンに交代する流れに

2018年には先発ローテーションの谷間のときに行われたタンパベイ・レイズの「オープナー戦略」(1~2回だけリリーフが先発する)が注目され、それ以後は各球団も採用することになっていきます

分業化がより厳格化され、ブルペンへの依存度が高まっていったのも2010年代のディケイドの特徴ではないでしょうか

意外だったのが2000年代は一人もいなかった先発投手の150勝以上が4人もいたことです(00年代はペティットの148勝が最多)

2010年代を代表する3投手がクレイトン・カーショウ/rWAR59.3、ジャスティン・バーランダー/rWAR56.9、マックス・シャーザー/rWAR55.0、その中でも特別なのはカーショウ

2010年代野手のMVPがトラウトなら投手はカーショウではないでしょうか。10年間の防御率はぶっちぎり1位の「2.31」。2位はクリス・セールの「3.03」ということを考えるとカーショーの支配力が頭一つ抜けています

2010年代・先発投手

  • 1番手(左) カーショウ/LAD

  • 2番手(右) バーランダー/DET

  • 3番手(右) シャーザー/WSH

  • 4番手(右) グレインキー/LAD

  • 5番手(右) クリス・セール/BOS

 

先発 C.カーショウ 10-19/rWAR59.3

10-19/LAD 22-31歳 左投左打 先発

#本格派 #ドクターK #制球力 #リリース○ #球持ち○ #冷静沈着
クレイトン・カーショウ 2010-19 総合値
  • 先発293 勝利156 敗戦61 投球回1996.0 奪三振2179 防2.31 K/9 9.8 BB/9 2.0 K/BB 5.02 HR/9 0.7 WHIP0.96 rWAR59.3

  • 14年 勝21 敗3 回198.1 奪三239 防1.77

10年代に積み上げたrWAR「59.3」は先発投手1位。防御率2.31もぶっちぎりで1位なので、先発1番手にはカーショウを選出。ストレートは150キロ中盤ながらスライダーと落差の激しいドロップカーブを武器に高い奪三振率と安定した制球力を兼ね備えた投手の理想形

2010-19の10年間でドジャースが7度もナ・リーグ西地区で地区優勝できたのはカーショウの活躍がなければあり得なかったでしょう。2024年時点で通算212勝、2968奪三振、3度のサイヤング賞と将来的に満票での殿堂入りの可能性もあり

先発/次点候補
ジェイコブ・デグロム(NYM)14-19/rWAR32.6
 

先発 J.バーランダー 10-19/rWAR56.9

10-17/DET  17-19/HOU 27-36歳 右投右打 先発

#本格派 #ドクターK #リリース○ #フライ系
ジャスティン・バーランダー 2010-19 総合値
  • 先発321 勝利160 敗戦86 投球回2142.0 奪三振2260 防3.10 K/9 9.5 BB/9 2.4 K/BB 3.98 HR/9 1.0 WHIP1.08 rWAR56.9

  • 11年 勝24 敗5 回251.0 奪三250 防2.40

先発/次点候補
フェリックス・ヘルナンデス(SEA)10-19/rWAR32.0
 

先発 M.シャーザー 10-19/rWAR55.0

10-14/DET  15-19/WSH 25-34歳 右投右打 先発

#本格派 #ドクターK #リリース○ #フライ系 #短気
マックス・シャーザー 2010-19 総合値
  • 先発319 勝利161 敗戦74 投球回2063.2 奪三振2452 防3.12 K/9 10.7 BB/9 2.3 K/BB 4.59 HR/9 1.0 WHIP1.07 rWAR55.0

  • 18年 勝18 敗7 回220.2 奪三300 防2.53

先発/次点候補
デビッド・プライス(TB)10-19/rWAR37.6
 

先発 Z.グレインキー 10-19/rWAR43.8

10/KC  11-12/MIL  12/LAA  13-15/LAD  16-19/ARI  19/HOU 26-35歳 右投右打 先発

#技巧派 #制球力 #リリース○ #緩急○ #冷静沈着
ザック・グレインキー 2010-19 総合値
  • 先発311 勝利155 敗戦70 投球回1984.0 奪三振1872 防3.18 K/9 8.5 BB/9 2.0 K/BB 4.24 HR/9 0.9 WHIP1.11 rWAR43.8

  • 15年 勝19 敗3 回222.2 奪三200 防1.66

先発/次点候補
コーリー・クルーバー(CLE)11-19/rWAR32.5
 

先発 クリス・セール 10-19/rWAR44.6

10-16/CWS  17-19/BOS 21-30歳 右投右打 先発

#ドクターK #リリース○ #故障癖
クリス・セール 2010-19 総合値
  • 先発232 勝利109 敗戦73 投球回1629.2 奪三振2007 防3.03 K/9 11.1 BB/9 2.1 K/BB 5.37 HR/9 0.9 WHIP1.04 rWAR44.6

  • 17年 勝17 敗8 回214.1 奪三308 防2.90

先発/次点候補
マディソン・バンガーナー(SF)10-19/rWAR32.5
 

2010年代・リリーフ投手

2010-19

リリーフ投手も先発と同じくより「三振を取る能力」が求められるようになりました。2014年にはアロルディス・チャップマン(CIN)がリリーフ投手の奪三振率を更新する「17.67」という驚異的な数字を残します

デリン・ベタンセスもリリーフ登板のみで5年連続でシーズン100三振を達成するなどホームランか三振かのパワー勝負がリリーフは多くなっていきました。「四球を怖がらずに速い球で三振を取れ」

平均球速も2009年にはリリーフ平均92.5マイル(約149キロ)だったのが、10年後の2019年にはリリーフ平均94マイル(151.3キロ)と約2.3キロも上昇。100マイル超えのピッチャーが次々に現れてきました

10年代後半は役割もより多様性になり、勝ち試合でも6回途中からリリーフが登板して回またぎで8回まで投げる機会も増えたり、ローテーションの谷間ではオープナー戦略をする形も確立されました

絶対的な抑え以外は固定の回を投げるのではなく、試合状況やチーム状況によって役割が変化していったのが2010年代のリリーフ投手の変化ではないでしょうか

そのなかで10年代のリリーフMVPを上げるならディケイド期間最多の346セーブを挙げたクレイグ・キンブレルです

2010年代・リリーフ投手

  • 中継ぎ(右) ベタンセス/NYY

  • 抑え(右) ジャンセン/LAD

  • 抑え(右) チャップマン/CIN

  • 抑え(右) キンブレル/ATL

 

中継ぎ D.ベタンセス 11-19/rWAR11.4

11-19/NYY 23-31歳 右投右打 中継ぎ

#ドクターK #四球
デリン・ベタンセス 2011-19 総合値
  • 登板358 セーブ36 ホールド117 投球回381.2 奪三振621 防2.36 K/9 14.6 BB/9 4.0 K/BB 3.65 HR/9 0.6 WHIP1.04 rWAR11.4

  • 14年 登70 H22 回90.0 奪三135 防1.40

身長203㎝から角度ある投球をする剛腕セットアッパー。抑えをやった時期もあったが基本は8回を任され、14-18年にリリーフ登板だけで5年連続100奪三振を達成。活躍した時期はこの5シーズンだけだったが太く短いキャリアだった

中継ぎ/次点候補
アンドリュー・ミラー(CLE)10-19/rWAR10.1
 

抑え K.ジャンセン 10-19/rWAR15.9

10-19/LAD 22-31歳 右投両打 抑え

#ワンボールピッチャー #ドクターK #リリース○ #球持ち○ #威圧感 #フライ系 #クリック✕
ケンリー・ジャンセン 2010-19 総合値
  • 登板605 GF443 セーブ301 投球回611.2 奪三振903 防2.35 K/9 13.3 BB/9 2.3 K/BB 5.68 HR/9 0.8 WHIP0.91 rWAR15.9

  • 17年 登65 S41 回68.1 奪三109 防1.32

全盛期は投球の8割がカットボールだったワンボールピッチャー。元々はキャッチャーで強肩を活かす形で投手に転向。カッター一本での勝負から「マリアノ・リベラの再来」と評されていました

10年代のドジャースは先発がカーショウ、抑えはジャンセンがチームに勝利を導く存在。ドジャースでの通算350セーブは球団記録

抑え/次点候補
ザック・ブリットン(BAR)11-19/rWAR13.5
 

抑え A.チャップマン 10-19/rWAR17.3

10-15/CIN  16/NYY  16/CHC  17-19/NYY 22-31歳 右投右打 抑え

#ドクターK #威圧感 #フライ系 #荒れ球 #四球
アロルディス・チャップマン 2010-19 総合値
  • 登板550 GF411 セーブ273 投球回535.2 奪三振883 防2.23 K/9 14.8 BB/9 4.2 K/BB 3.56 HR/9 0.5 WHIP1.02 rWAR17.3

  • 14年 登54 S36 回54.0 奪三106 防2.00

人類史上最も速い球を投げる男。2010年に歴代最速の169キロを記録すると12年にはリリーフ歴代最高の奪三振率17.67をマーク。14年にはストレートの平均球速が初めて100マイルを超える。12-15年には4年連続で30セーブ以上

球速に比べて制球力には難があり、荒れ球でランナーを出しては三振で抑えるスタイルがチャップマン。ただ絶好調時は圧倒的な投球内容を見せる

抑え/次点候補
エドウィン・ディアス(SEA)16-19/rWAR4.8
 

抑え C.キンブレル 10-19/rWAR19.3

10-14/ATL  15/SD  16-18/BOS  19/CHC 22-31歳 右投右打 抑え

#ドクターK #球持ち○ #威圧感 #荒れ球
クレイグ・キンブレル 2010-19 総合値
  • 登板565 GF466 セーブ346 投球回553.1 奪三振898 防2.08 K/9 14.6 BB/9 3.5 K/BB 4.14 HR/9 0.7 WHIP0.95 rWAR19.3

  • 12年 登63 S42 回62.2 奪三116 防1.01

10年代のベスト抑え投手がキンブレル。ディケイド最多の346セーブを記録。奪三振率14.6はチャップマンに次ぐ2位。11-18年に8年連続で30セーブを達成。19年こそ成績を下げたが、非常に安定していたディケイド成績

特にブレーブス時代の11-14年の4シーズンが全盛期。4年連続で最多セーブ王、奪三振率14.6、防御率1.51、ERA+252。通算440セーブは歴代5位

抑え/次点候補
ジョシュ・ヘイダー(MIL)17-19/rWAR6.8

  

2010年代・各種記録

2010-19

野手

太字はアメリカ野球殿堂入り

安打
1位 1695 ロビンソン・カノ
2位 1651 ニック・マーケーキス
3位 1647 アダム・ジョーンズ

打率
1位 .317 ミゲル・カブレラ
2位 .315 ホセ・アルトゥーベ
3位 .307 エイドリアン・ベルトレ

本塁打
1位 346 ネルソン・クルーズ
2位 335 エドウィン・エンカーナシオン
3位 308 ジャンカルロ・スタントン

打点
1位 963 アルバート・プホルス
2位 961 ネルソン・クルーズ
3位 956 エドウィン・エンカーナシオン

投手

勝利
1位 161 マックス・シャーザー
2位 160 ジャスティン・バーランダー
3位 156 クレイトン・カーショー
4位 155 ザック・グリンキー

奪三振
1位 2452 マックス・シャーザー
2位 2260 ジャスティン・バーランダー
3位 2179 クレイトン・カーショー

防御率
1位 2.31 クレイトン・カーショー
2位 3.03 クリス・セール
3位 3.06 ジョニー・クエト

セーブ
1位 346 クレイグ・キンブレル
2位 301 ケンリー・ジャンセン
3位 273 アロルディス・チャプマン


メジャーリーグ・ベストナイン/2000年代

21世紀メジャーリーグ球団別ベストナイン・アメリカンリーグ編

プロ野球12球団別ベストナイン・生え抜き縛り編


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集