”バイリンガルのような英会話システム”を目指す理由
現在ECMという
英語で話せるようになるシステムを
作っているんですが、
作っているうちに
取り入れるのをやめたこと
があります。
それは、
英語だけで話すこと
です。
もちろん
最終的な目標は
自分が言いたいことを
英語で伝えられる
というものなので、
英語を諦めた
わけではありません。
むしろ逆で、
英語で自分を表現することが
できるようになるために
英語で話さなければいけない
というルールを手放した
のです。
一見、矛盾しているようですが、
これには
僕なりのきちんとした理由
があります。
例えば、
英語で話そうとするときに、
急に
“言えることだけ話すモード”
になることがあります。
本当は、
最近ハマってることとか、
旅行先で感じたこととか、
好きな映画の話とか、
もっといろいろ話したいのに、
英語で話すために
単語を探し始めたり、
文法が気になったり、
間違えないようにと、
会話を楽しむ以外のこと
を考え始めてしまうんですよね。
すると
会話しているはずなのに、
頭の中が勉強モードになるんです。
頭の中には、
話したいことがたくさんある
のに、
英語だけで話そう
と思った瞬間、
急に言葉が出なくなります。
そして、
会話が続かなくなる。
会話が楽しくなくなる。
これって
ものすごくもったいないと思うんです。
そもそも
僕が英語を話したいと思ったきっかけって
海外の人と
もっといろんな話をしたかった
生きた会話がしたかった
っていうことなんですよね。
アイ ハブ ア ペン
じゃなく、
昨日買ったこのペン
オレンジ色で
すごく気に入ってるんだ!
ナイス トゥ ミー チュー
じゃなくて
こんにちは!
今日ここに来れて
すごくワクワクしてます!
僕がずっと欲しかったものって、
単に英語が話せること
じゃなくて、
こんなふうに
自分の言いたいことを、
ちゃんと自分の言葉で話せること
だったんだと気づきました。
例えば、
バイリンガルの人って、
日本語と英語を
かなり自然に行き来しますよね。
日本語で話していたと思ったら、
急に英語が入る。
逆に、
英語中心なのに、
日本語の単語だけ混ざることもある。
でも、
あれって、
“今は英語だけ!”
みたいに考えているわけじゃなくて、
“どう言えば一番言いたいことが伝わるか”
を優先しているんだと思うんです。
つまり、
先にあるのは
“英語を話すこと”
じゃなくて、
“何を伝えたいか”
つまり、
“言語”
ではなく、
“伝えたいこと”
なんですよね。
これって、
実はかなり
自然な会話に近い感覚
なんじゃないか、
と思います。
もちろん、
最終的には
英語だけでスムーズに
話せる方がいい
とは思います。
でも、
そこに至る途中で、
英語だけにしなきゃ
っていう感覚によって、
話すことそのものが止まってしまうのって
かなりもったいないんですよね。
だから
ECMを作る上で
“伝えたいこと”
を伝えるために
“会話を止めないこと”
を一番に考えようと思いました。
英語で言えなければ、
途中だけ日本語でもいいし、
単語だけ日本語でもいいので、
まず、
頭の中にあるものを出す
ということに慣れてもらう。
そのあとで、
AIが
整理して、
英語化して、
ユーザーのレベルに応じて
必要なら短くして、
使いやすい形に変える。
こうすることで、
あ、自分が言いたかったのってこれか
っていう感覚が生まれると思うんですよね。
自分の話だから、
記憶にも残りやすい。
しかも
またその表現を使いたい!
っていう気持ちも生まれる。
伝えたいことがある。
話したいことがある。
その熱量を消さないこと。
その上で、
少しずつ英語化していく。
ECMは、
そういう方向で作っています。
