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夫と一緒に映画『ファーストキス 1ST KISS』を観た日のこと。

公開を心待ちにしていた、映画『ファーストキス 1ST KISS』。
公開初日、仕事が終わってすぐレイトショーに駆け込んで観てきました。そのときに書いた感想noteはこちら。

結末を知ったうえで改めてもう一度観たかったのと、ぜひ夫にも観てもらいたい作品だなあと思っていたので、夫を誘って一緒に観に行くことに。

映画に行く約束をしていた日の前日、たまたま夫のお友達が我が家に遊びに来ていて。彼もちょうどこの間ファーストキスを観たばかりとのことで感想を聞いてみたところ、「まあもちろん面白かったけど、俺は『花束みたいな恋をした』の方が好きだな〜」とのこと。
わたしはめっっっちゃくちゃ刺さった映画だったのですが、やっぱりほぼ女性目線のストーリーではあるし男性はあまり楽しめなかったりするのかな……??そもそも夫は坂元裕二作品も全然観たことがないし、邦画や日本のドラマもほとんど観ないので大丈夫かな……???と少し不安な気持ちを抱えながら、当日映画館へ向かいました。

とはいえ上映中はそんなことは忘れ、映画の世界に没入。
一回目では見落としてしまっていた要素にも気付けた部分もあったし、二回目だからこそぐっと来る場面もあったしで、ストーリーを知ったうえで観てもやっぱり途中からぼろぼろ涙が止まらなかった…!

上映が終わってからしばらく夫は喋らず、スクリーンを出るやいなやトイレに駆け込んでいったので(もしかして楽しめなかった……?)と不安に思っていたのですが、戻ってきた矢先に夫が一言、「死ぬほど泣いた…泣き死ぬかと思った……」と。
明るい場所に出てから改めて夫の顔を見たら、目も鼻も真っ赤になっていました。そんな夫が愛おしくて、つられて泣いてしまうわたし。

売店でパンフレットとグッズを購入して、近くのカフェでコーヒーをテイクアウトして、いつもより遠回りの帰り道を歩きながら、ゆっくり映画の感想を語り合いました。お互いに涙腺ゆるゆるな状態だったので、映画の内容を思い出して不意に泣き出したりしながら😂

夫は、全編を通して駈の気持ちがすごくよく分かった、と言っていて。
具体的にどういうところに共感した?と聞いてみると、「自分も目の前で誰かが大変な状況になってたら後先考えず絶対に助けると思う」と。

確かに夫はそういう人なんだよね。
テーマパークの入り口でチケットの買い方が分からなくて困っている外国人に話しかけて、代理で列に並んでチケットを買ったり。
電車で嘔吐した人がいて、周りが皆うわ…って避けるなか、一人その人に駆け寄ってティッシュとゴミ袋を渡して介抱したり。
そういう夫の姿をこれまでたくさん見てきたので、夫のその言葉はすごく納得したし、わたしも駈の姿に夫が重なるなと感じていた。

でもやっぱりどういう形であっても夫が自分より先に最期を迎えることを想像すると悲しすぎるし、かといって夫を残して先に死んで悲しませたくはないから、できるだけ二人で長生きして、できるだけ長く一緒に時間を過ごしていきたいなあ。

そんなことを考えていたら、「あとすごく共感したことがもう一つあって、」と夫。
「たとえ自分が死ぬことが分かったとしても、かえちゃんと結婚しないとか、他の人と結婚することは絶対に考えられない。それがこの映画を観て一番思ったことだったな」

出会ってから8年、結婚してから5年。
こんなに月日が経ってもずっと変わらず大切にしてくれて、いつも素直に気持ちを伝えてくれて。わたしたち夫婦がずっと仲良く居られるのは、間違いなく夫のおかげだと思う。
本当に本当にありがたいことだと思うし、これからももっともっと夫との時間を大切にして、ささやかな幸せを積み重ねていきたいなと思いました。

映画から帰ってきて、ふたりで餃子と柿ピーを食べました。
『タイムトラベルができることよりも、一緒にご飯を食べる人がいることの方が奇跡』
劇中のこの台詞を思い出しながら。

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