「追いつめるな」
いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。
私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。
今回は、心の指針「追いつめるな」をご紹介したいと思います!
大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心の気づきが得られる作品ばかりなんです。
皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。
それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。
「追いつめるな」

親が自分の子に、
理想を託するのは、
当然だと思っている人は多かろう。
だが、ここにも落とし穴がある。
子どもは純粋に、ひたすら、
親の理想を実現しようとする。
しかし、競争社会の現実は厳しく、
能力の限界が来て、
子はどこかで打ち落される。
そして打ちひしがれる。
本当は、親というものは、実に忘れっぽいものだ。
自分の小さな成功の陰にある、
数々の失敗や挫折、劣等感を、
忘れてしまっているか、
子供に、正直には打ち明けていないものだ。
また、母親は、
夫の愛情を勝ち取る目的で、
子供を追いつめるものだ。
純粋でないものは、いつしか知られてゆく。
夫婦して過剰な期待をかけすぎた場合、
子供は犠牲にならないために、
親から離れていく。
親の負の遺産を、背負いたくはないのだ。
追いつめないことも、愛であり、
親としての自己反省なのだ。
(大川隆法「心の指針」68)
【感想・気づき】

現代では、親子関係について、複雑な境遇を抱えている方も多いと思います。
親が子供に自分の理想を託すのは、一見美談のようにも見えるし、当然のように感じる方もいらっしゃるでしょう。
また、子どもも小さい頃は、親の存在は大きなもので、親でも失敗があるものだ、ということを知らないこともあります。
ただ親に言われた通り、純粋に理想を追い求めている子どももいるでしょう。
ところが、ここに微妙なすり替えがおきることがあります。
たとえば、親が子どもに自分の果たせなかった夢を託す時。
つい、自分のエゴが出てしまい、「子供を通じて、果たせなかった自己実現」を目指してしまうことがあります。
たとえば、母親が父親に気に入られたくて、子どもの成績をなんとか維持させようとする時。
ついつい「子供のため」と称して負荷をかけすぎてしまうことがあるようです。
非常に言いにくいことなのですが、このようなパターン、実は「子供のため」ではなく、
「親の無念を晴らしたり、プライドを満たすため」に子どもを応援しているのであって、
純粋な愛からくる教育の情熱ではないということです。
高学歴夫婦の子供が突入する受験勉強だったり、
親がスポーツの指導者だったりすると、
余計にこうした構図が起こりやすいと思います。
それは本当に子どものやりたいことなのか。
子供のためになることなのか。
などは、一度どこかで立ち止まって考えていくべきかもしれませんね。
また、親は自分が失敗した過去をすっかり忘れており、成功した話ばかりを子どもに言い聞かせていることもあります。
子どもには、そうした親の失敗を聞かせたくないものだそうです。
本当は失恋をして大変な青春時代だったのに、
「お父さんの若い頃はただひたすら勉強してたぞ」
と言ってしまうこともあるでしょう。
親の言うことを純粋に信じて、
「両親は勉強だけしていた真面目な人たちなんだ」
と思い、純粋に頑張る子供もいるのでしょう。
でも、そうした嘘や歪みは、なんとなーく伝わっていくものだそうです。
歪んだ愛情を注がれた時、子どもはある時、プチっと切れてしまったり、反抗するようになったり、またはそっと親元から離れていくようになります。
子供が自分の元を去っていくのは、果たしてただの反抗期なのか、それとも、自分の愛情のかけ方に歪みがあったのか。
自分自身のことを冷静に客観的に判定することは難しいものです。
周囲の人間がとやかく言うことでもないかもしれません。
ただ一つ言えることとしては、
「親からの純粋な愛情を受け取っていた」という実感が少しでも残っている子どもであれば、非行に走ってしまっても、最後の一線は踏みとどまれる可能性が高い、ということ。
凶悪犯罪や死に関する事件に巻き込まれそうになったとしても、悪には染まり切れずに踏みとどまれる勇気を持つ人もいます。
もし、子どもが何らかの理由で親から離れようとしているならば、そこに、親としての反省点があるのかもしれません。
追いつめずに、後ろ姿を温かく見守ってあげることが、
親としてできる精一杯の愛となることもあるのだそうです。
たとえ愛情のかけ違いで離れていくわけでなくても、
一定の年齢になったら、親離れ、子離れは必要です。
子供が親元から離れようとしているのを感じたら、
「子供がやっと一人前になろうとしているのだな」
と察して、そっと見守っていけるような大人になりたいものですね。
会えなくなっても、言葉に出さずとも、純粋な愛情は、確かに相手の心に届くものだと思います。
もし、子どもへの愛情に自信があるなら、その自信はそのままに、お子さんの未来を信じてあげたいですね。
皆さんの親子関係が少しでも良き方向にすすみますよう、心からお祈りしております。
今回も拙い感想を最後までご覧下さり、誠にありがとうございました。
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