【掌編小説】ショパン君 (プレリュード66)グレン・グールド
ベートーヴェン先輩 19歳 ベートーヴェンの生まれ変わり 浅草音楽大学の学生 「かわいーカフェ」でアルバイトをしながら、ショクパン国際ピアノコンクールを目指している若者。
(1)ベートーヴェン先輩がテレーゼと
一緒に、ベビーカーを押していました。
(テレーゼ)
「こうしてベビーカー押していると、
この子は、私たちの子供に見える
よね。」
(2)
(ワグナーちゃん)
「ベートーヴェンお兄ちゃん」
「グレンちゃん、乗っけてるの?」
ワグナーちゃんの顔を見て
グレンちゃんは、大喜びしていました。
(3)その時、道の向こうから
エリザベートが歩いて来ました。
(エリザベート)
「えっ、この赤ちゃん・・・」
(ワグナーちゃん)
「ベートーヴェンお兄ちゃんの
赤ちゃんだよー」
(4)エリザベートは、その場から逃げる
ように走り去ってしまいました。
(ベートーヴェン先輩)
「待ってくれ!」
「違うんだよー、この子はバッハ学長の
ひ孫で・・・」
(テレーゼ)
「なに言い訳してるのよ!」
(おまけ)
グレン・グールドは、20世紀を代表するカナダ出身の天才ピアニストです。
1955年に発表したバッハの「ゴルトベルク変奏曲」の録音で鮮烈なデビューを果たし、それまでのクラシック界の常識を覆す独自の解釈と演奏スタイルで世界中に衝撃を与えました。
デビュー以来、グールドは活動の基盤をバッハにおいていた。
(プレリュード67へつづく)
