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共生の黎明 #23 章間①:灯火の章句 連続小説

ひとは、忘れぬ。
祈りの奥に宿るもの。
見えぬ声に耳を澄まし、
己の裡に芽吹く光を、
ひとつ、またひとつと灯していく。

共に歩む日々のなかで、
哀しみも、過ちも、
許しと共に結ばれるならば、
この世界は、まだ、
優しくなれると信じていい。

壊れゆく掟の向こうに、
新たな調和の兆しを視よ。
分かたれし者たちが、
再びつながる日が来ることを。

あなたのやさしさが、
めぐり、誰かの力になる。
見えない贈り物が、
見える希望へと形を変える。
それを信じた、あなた自身の心こそ、
この社会に灯る、はじめの光。

それが「灯火」である。

小さな灯を絶やさずに守ること。
灯は誰かに届き、次の灯を生み出す。

奏でよ、未来へ。
種を蒔くものよ、
想いを携え、
共に、創ろう。

この灯は、あなたの心に、
もとより在るもの。

恐れず、それを掲げよ。
誰かのために、自分のために。


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