仕事が無くなったフリーランス
最近、立て続けに二人のフリーランスから「全然仕事が無くなった」という話を聞いた。
2025年現在、この先数年でこういったケースは増えると思う。
今回はこの辺りのことについて書き綴っていく。
一人目のフリーランスの話
彼の職業はデザイナー兼イラストレータ。
私の眼には、チラシや看板製作などの仕事をすることが多いように見える。
――― イラストの仕事が全く来ない
彼はこう言っていた。
彼は、イラストを入口に、その周りの仕事を受注することが多いらしい。
しかし、イラストの依頼が来ないから、仕事も来なくなったとのこと。
原因は、おそらくAIだ。
AIにイラスト制作を依頼すると、渾身の出来こそ難しいが、そつなくハイクオリティなものが返って来る。
質よりも量を優先したら、人間はAIには勝てない。
彼の危ないところは、イラストの仕事が来なくなったのは「イラストまで予算をとれる会社が少なくなった」ことが原因だと思っていることだ。
これはむしろ逆な気がする。
そこそこの量のイラストが必要な会社こそ、AIに書かせていると思う。
そして、おそらく「ここ一発のイラスト」には、しっかりと予算を付けているに違いない。
二人目のフリーランス
彼女は私の昔の音楽仲間だ。
25年前に私が導入を手伝ったDTM(デスクトップミュージック)が今は本職となり、音源制作の仕事をしている。
――― 音源制作の仕事が全く来ない
彼女はこう言っていた。
一人目のフリーランスとの違いは「原因はAI」だと気づいていること。
この先はアーティストや芸術性の高い作品をつくる一部の人しか仕事が無くなると予言した上で「私はAIには勝てない」と言っていた。
彼女が凄いのは「音源制作の仕事はやめる」という方針を既に持っているところだ。
音楽の教育分野へ進出するための準備をしているらしい。
・音楽理論とDTM技術
・レコーディング技術
・音響技術
この辺りを主軸にして、教育分野へ移行するようだ。
私としては、レコーディング技術と音響技術を学べるのであれば、ぜひお願いしたい。
この辺りは、あまり世に情報が出ることがなく、人から人へ現場で伝わるようなノウハウだ。
必ずしも正解がある分野ではないが、一つの正解として熟練者から学べることの意義は大きい。
この先のこと
今回は二人のフリーランスに話を絞ったが、このような話はここ一年で急激に多くなったと思う。
私自身も多くの事をAIに依頼するようになった。
先日リリースされた Sora 2 を触っていると、新しいSNS、プラットフォームが登場した感触がある。
TikTok や YouTube は大きな影響を受けるはずだ。
他にも「何か」を手探りした過程でリリースされたサービスが次々と登場している。
このように、既にシェアを奪い取った超大手でも、ジタバタしている。
一介のフリーランスや一介の経営者がジタバタしなくて良い理由は全く無い。
――― 逃げる人、挑む人
この先は、かなり命運が分かれてくる気がする。
もちろん、挑んだ結果、敗戦することもあると思う。
逃げた先でAIの影響が少ない分野を探すことも重要だと思う。
しかし、止まっているのは、危うい。
良くも悪くも、世界は変わる。
この先、たったの5年程度でも、世界は大きく変わってしまうと思う。
同じ位置に居る、居ると思っているのは、危うい。
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