丸山健二文学“大賞”を新設しました
第1回丸山健二文学大賞受賞作
著者:タカギユウジ
作品:由々しき人々よ 生々たる日々よ
本作品は、2026年4月にいぬわし書房より発売します。
いぬわし書房では、2013年から丸山健二文学賞を運営しています。
芥川賞受賞以来、賞の類を一切拒否してきた丸山健二が、膠着化している文学界に一石を投じるために、やむにやまれず創設した文学賞です。
これまで6つの作品が選出されてきた同賞でしたが、いぬわし書房が弱小ゆえに多くの方の認知を得られることはなく、受賞者の方々に対して心苦しい思いを抱えながら細々と続けてきています。
ほぼ有名無実化していると言われても仕方ない同賞ではありますが、私たちが目指す「真文学」への熱意は冷めることはありません。
同時に、共に挑戦する方々がいる限り、その道を切り開き、一人でも多くの方に読んでもらえる場の提供をあきらめることはありません。
このような覚悟でも、長く継続していくには相当の気力や財力がそがれていくわけですが、やはり「やっていてよかった」という瞬間があります。それがまさに今であり、ひとりの素晴らしい才能を持つ書き手を、おこがましいですが世に送り出せる瞬間であります。
受賞されたタカギユウジ氏の作品は、主催者であり、唯一の選考者である丸山健二の想定した選考基準を大きく超えた、唯一無二の新しい文学の世界です。
そこで私たちは、タカギユウジ氏が数年を要して創り上げた秀逸な作品に応えんがため、新しく“大賞”という枠を新設しました。
ともすると、気弱になりがちな運営者に勇気と希望を与えてくれたタカギユウジ氏に、心から感謝を申し上げます。
そしてまた、新しい書き手が現れることを熱望してやみません。
文学賞の詳細、丸山健二のコメントは、いぬわし書房のHPをご覧ください。
いぬわし書房 編集人 宇佐美
