二十三話 宇宙いや銀河の如く転生じゃなくて乗っ取られて これは二重人格かな!
第二十三話 そんな
「レミ、突然何言ってるのよ」
「ママちゃん、えっ」
「パパちゃん…」
「ちょっと時間くれ…」
今まであんなにやりたいことを応援してくれたのに…な…。
イギリスへ行くのは反対だなんて…
「…」
こんな時に鳴るのが、お風呂が沸きました。の案内。
「明日も学校だし、お風呂入ってくる。」
クレアにメッセージしなきゃって。
急いでお湯に浸かってクレアに話したら、
「難しい話よね。」
「パパちゃんも、成人するまで待てないのかって。」
「未成年だからなのね。」
「ご両親、とっても真剣に将来を考えて育ててくれていらっしゃるものね。」
「どうしよう」
「うちの両親とも会って話してみようか」
「そんなんで、納得するかな」
「わからないけど、何もしないよりはいいんじゃないかな」
「そうよね」
「レミ、今日はもうゆっくり寝てね」
「ありがと、クレア」
「レミ、心配しないでね。大好きだよ。」
「私も、クレア、大好き」
「じゃ、おやすみね」
「うん、おやすみなさい」
…
とは言ったものの、全然寝られない。
どうしよう。
でも、目を瞑らないと。
明日も学校
…
「レミ、また、どうしたの?」
「今日は学校やめておくの?」
「…」
「えっ、あっ、また、通知鳴ってって…」
「いつの間にか、寝てしまっていたの…」
「えっ、何時だっけ」
「だいぶお寝坊さんね」
「あっ、アラームがっ、あっ、入れるの忘れてたんだ」
「いつ切ったんだっけ…」
「昨日の夜、寝ぼけていじっていたら、OFFにしちゃったのかなー」
「それで、今日はどうするの?」
「今から行くっ」
「はい、気をつけてね」
「…」
昨日の今日で、レミは気まずいのだけど、ママちゃんはいつも通りに優しい。
なんて思ったら、涙、出てきちゃった。
ママちゃん、いつもありがとうございます。って心の中で感謝しながら走って学校へ向かった。
なんだか遅刻するのが普通に思われちゃってるのかな、って、先生からのリアクションに悩みつつ、授業を受けた。
ブルーな気分だと、その日、一日が全て青く染まってしまう、そんな感じがして仕方がなかった。
寂しく感じてきたところに、クレアがちょうど、そう、いつでもこんな時、気にかけてくれるのが、クレアなんだ。
「レミ、大丈夫だよ」
「心配したって、先には進まないから」
「ねっ、うちの人達と話せば、きっとね」
「うん」
「クレア、いつも、ほんとにありがとう」
流石に今回はなかなか気分が良くはならないけど、気持ちは前向きになってきた気がする。
私以上に私を理解してくれている大切な人。
ありがとね。クレア。
「レミ、カラオケ寄っていこうよ」
「じゃあ聴くね」
「ううん、そうじゃなくって」
「いつもの歌い方でさ、歌おうよ」
「いつものね笑」
「あのハーモニーは最高だけど、今までのだって私は好きよ」
「リズムが正確なのはすごいけど、やっぱり私じゃないからって葛藤がね」
「レミ、どんなだって、レミが大好きよ」
「クレア…」
「レミ、また泣いちゃって」
「いつもありがとね」
「たくさん歌おうね」
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