第十八話 宇宙いや銀河の如く転生じゃなくて乗っ取られて これは二重人格かな!
第十八話 そうなんだ
そのあとはいつもの通り、
カラオケに行ってクレアとたくさん歌ったの。
もう、鳥肌は無くなってた。
やっぱり楽しいこと、今までできなかったことが出来るって尋常じゃない。
一回にできる時間が限られているから、
多分クレアが心配して気を利かせてくれているのかな。
クレアはどんどん提案してくるし、楽しくって楽しくって、
自分で考えることはしなかった。
リズムが合わなくなってから、帰宅して
クレアが「今日はもうゆっくり休んだら。
明日はちょうど休みだし一緒に勉強しよ。」って。
こんなに素敵なことってあるのかな。
って考えて、お湯に浸かっていたら
また寝落ちしそうになって、慌ててベッドに入った。
翌朝、いつもより長く寝ていたみたいで、
ママちゃんが起こしに来て気付いた。
「レミ、朝食がっていうか、もうランチタイムになっちゃってるけど、どうする。」
「あと、通知がたくさんなってるよ。」
「えっ。」
「あっ。」
「うんっ。」
すっかり取り乱しちゃって、
ご飯は用意してもらった分は食べてから行くからって。
クレアとは図書館の前で待ち合わせして、
図書館に寄って色々と調べて、電気街に行って
モールス信号がどんなものか見て、知見を広めてみた。
そんなに大層なことじゃないけど、クレアの勉強の仕方がわかった気がする。
クレアの物事の理解の仕方、根本的に何かが違う。
クレアがいなかったらこうは進められていない。
クレアはお店の人と意気投合しちゃって、ほんとにびっくりしちゃった。
モールス信号をするにあったての道具を一通り見繕ってもらえて、
しかも、今日は下見だけだったから持ち合わせが全然ないって言ったら、
「まずは持って帰って、使ってみてよ」
って。
つまりタダで貸してくれるっとことなのよね。」
クレアはもちろん断って、次持ってくるからって、
言ってももう梱包進めていて、先にお店の外に出ていた、私に。ハイって渡されちゃって。
クレアが断るの大変だったーって言って、出てきたけど、少し歩いてから、
「レミ、どこで何買ったのって」
「えっ」
「えっ」
「もしかしてそれっ」
「うん…」
お互い顔を見合わせて、
「だって、ものすっごい真剣な表情で手渡されちゃって」
「断れない、わたし…」
「クレア、ごめんね。」
「レミが謝ることじゃないから、お父さんに連絡しておく」
「そうだね、大人の人同士で話し合ってもらったほうがいいよね。」
そのあとも一通りお店を巡ってからカフェで、
「クレア、いつもありがとう。」
「ほんとに、ありがとうね。」
「また、どうしたの。気にしなくていいんかだからね。」
「うん、ありがとうね。」
「それで、どう。出来そう?」
「覚えるしかないよね。」
「ここに一式揃っちゃったし。」
「免許もとって、今後の二人の会話はこれにしよっか」
「ええっ、何言ってるの!」
「そのくらい自然にできるようになれたらいいねってことだよ。」
「うん、そうだね」
ほんと何がどうなっているのか、わからないけど。
これで私の中の人と連絡が取れるとしたら、
リズムの合うタイミングを図ることができる。
「これ見ながらやってみたらどう。」
クレアは動画をすでに用意していたみたい。
わたしが朝寝坊している間に、色々と調べて用意してくれていたんだ。
こんなに何もかも、って思ったら涙出てきちゃって。
「レミ、泣いてるの。」
って、クレアが抱きしめてくれた。
こんなに大切な人っていないよね。
嬉しくって、またしばらくギュッて抱きしめて泣き続けていた。
二人なら何一つ怖くないって。
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