板チョコより高いチョコレート名刺を配っていた頃
1月12日のnote「カカオから色をいただく会」(とても良い時間だった草木染めワークショップ。2/4と2/8にも2回ずつ開催)に「チョコレート名刺」のことを書いた。
会社勤めのコピーライターからフリーランスの脚本家になったとき、最初に作った名刺。名刺はフリーランスの看板だからと張り切り、張り込んだ。板チョコを模してチョコにアルミホイルを巻き、包み紙を巻きつけた。
noteにチョコレート名刺の写真を載せようと思ったが、配りきってしまい、手元には一枚も残っていない。色校正も写真も見当たらない。メールでデザインをやりとりしたはずなのに、添付画像つきのメールを探しても出てこない。
古い日記を掘り返したら、2005年6月16日(木)の日記「Hidden Detailのチョコ名刺」で紹介していた。
一緒に『冷凍マイナス18号』を手がけ、ひと足先に会社を辞めてフリーになったアートディレクターの古川ジュンさんが、今井雅子独立名刺をデザインしてくれた。「チョレートで」とイメージを伝えると、「外袋つけたら?」「銀紙巻いたら?」とアイデアが膨らみ、「なんでチョコなの?」の疑問に応えて、「Life is bitter and sweet like chocolate」のメッセージを外袋に入れることに。印刷屋さんも面白がってノリノリ。お値段もノリノリで、一枚で板チョコ一枚分也。フリーは自分の名前で仕事していくわけだし、ひとり歩きメディアである名刺に、ちょっと贅沢してみました。
そうそう古川ジュンさん。
そうそうHidden Detail。
そうそう冷凍マイナス18号。
懐かしい固有名詞が次々出てくる。
日記の続きにチョコレート名刺の仕様を説明していた。
ホリエモン氏行きつけの海南鶏飯食堂(古川さんと同期入社で、わたしは労働組合でご一緒した中西さんが経営)をはじめ、数々のお店やブランドのアートディレクションを手がける古川さん。事務所の名前『Hidden Detail』(ヒドゥン・ディテール)は、「隠れたこだわり」の意味。今井雅子チョコ名刺も外袋に賞味期限がついていたり、バーコードが携帯の電話番号になっていたり、芸が細かい。
板状の外袋を糊付けして袋にし、名刺に銀紙を巻くのは、わたしの手作業。銀紙はあちこち探し歩いた結果、「アルミホイルがいちばん合う」ことを発見。かぶせるだけだとパカッと外れてしまうので、糊でくっつける。チョコ香水で香りをつければ完璧。
そうそう、外袋に賞味期限をつけていた。
そうそう、バーコードが携帯の電話番号になっていた。
そうそう、名刺と別印刷の外袋を三つ折りして糊付けし、名刺を巻いた。
そうそう、チョコ名刺に巻く銀紙は、検討の結果アルミホイルに着地した。
そうそう、チョコ香水で香りをつけた。
名刺用に作った「いまいまさこカフェ」ロゴでリンクバナーも作っていただき、「mチョコ」壁紙でサイトのトップページもチョコ仕様に。
そうそう、リンクバナーも作ってもらった。
そうそう、チョコ壁紙も作ってもらった。
日記に名刺とリンクバナーの写真が残っている。

古川ジュンさんの事務所Hidden Detailのサイトの実績ページにはわたしのサイトのリンクが貼られているが、ジオシティーズで作っていて、ジオシティーズとともに閉じてしまった。
サイトの名前は「いまいまさこカフェ」。「カフェ」が入っているし、食べものアイコンだらけ。大手通販カタログからテーブルコーディネイトの依頼が来たこともあった。同姓同名のフードコーディネイターさんがいて、その人と勘違いされたらしい。
食べものソングも手がけていたし、「冷凍マイナス18号」も日本冷凍食品協会の仕事。
このnoteのタイトル画像にした板チョコはドラマ「束の間の一花」でご一緒した脚本家の富安美尋さんにいただいたもの。アメリカ旅行でチョコレート工場を見学したときに買い求めたそう。
チョコレート工場といえば、アメリカ留学中にレンタルビデオで出会い、その後、繰り返し見た「夢のチョコレート工場」。ロアルド・ダール原作、1971年のアメリカ映画。
その後、どこかの国でチョコレート工場を見学して、「夢のチョコレート工場みたい」と思ったのだが、それがいつどこのことだったのか思い出せない。
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目に留めていただき、ありがとうございます。わたしが物書きでいられるのは、面白がってくださる方々のおかげです。