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【北欧旅行記】ラトビア🇱🇻&リトアニア🇱🇹編 歴史ある旧市街と数万本の十字架が並ぶ丘

Hello World! 世界遺産マイスターのマサムネです!

2024/8/30〜2024/9/14に「北欧5カ国+バルト3国+フェロー諸島」を旅しました!今回はラトビア、リトアニア編!「ラトビア」の世界遺産の街『リガ歴史地区』無形文化遺産『十字架の丘』へ向かい、「リトアニア」の首都でもあり世界遺産の『ヴィリニュス歴史地区』へ!

↓前回の記事はこちら↓


1. 世界遺産『リガ旧市街』で建築の歴史に触れる

7:00、ラトビアの首都「リガ」のホテルにて起床。朝食はホテルのビュッフェにて。天気も良く気持ちのよい朝。

Your Journey Begins Hereの文字どおり、ここから始まる。
ランプがおしゃれなビュッフェ会場。

この日は、世界遺産『リガ旧市街』→無形文化遺産『十字架の丘』→リトアニアの首都で世界遺産『ヴィリニュス歴史地区』を回るツアーに参加し、最終的には「リガ」のホテルに飛行機で戻るプラン。

ヨーロッパのホテルの朝食は品揃えがしっかりしていてうれしい。
アメリカの朝食はだいたいカリカリベーコンとスクランブルエッグである。

レンタカー移動も検討したが、「リガ」→「ヴィリニュス」へのレンタカーの乗り捨て料金も高かった。また、「リガ」から『十字架の丘』は国境を越えるため、公共交通機関でのアクセスも不便で、今回はバスツアーに参加することに。

ツアーでは途中で『バウスカ城』と『ルンダーレ宮殿』という「ラトビア」の観光地にも寄る。

今回の北欧旅ではこれまでレンタカーが主な交通手段で「ノルウェー」→「フィンランド」の国境越えも車で行なってきたため、バスツアーは初参加。

↓レンタカーでノルウェーとフィンランドの国境を越えた記事はこちら↓

8:00、『リガ旧市街』へ到着。ホテルから旧市街まではUBERで20分ほど。ツアー集合時間の9時まで時間があるため、世界遺産『リガ旧市街』を散策する。

ラトビアの独立を象徴する『自由記念碑(Freedom Monument)』。
旧市街と新市街の境目にそびえたっている。
『聖ペテロ教会(St. Peter's Church)』、123mの象徴的な尖塔をもつゴシック様式教会。
朝早かったため中には入れなかったが、通常は内部見学が可能である。

『リガ旧市街(Vecrīga)』は前回の『タリン旧市街』と異なり、旧市街が完全に城壁に囲まれているわけではない。市街地は開放的ではあるがコンパクトなつくり。

時計の中には「KOBE」の文字。
兵庫県神戸市とリガ市は1974年に姉妹都市提携を結び、現在も交流が続いているらしい。
『猫の家(Cat House)』、ドイツ人商人から差別的扱いを受けたラトビア人商人が抗議のため、ギルドの建物に対して猫の尻を向けて設置したという逸話があるらしい。

『リガ旧市街』は、1997年世界文化遺産として登録。この街は、ラトビアを歴史的に支配する国が変わってきたなどの理由から、ゴシック、バロック、アール・ヌーヴォーといったさまざまな建築様式が混ざる。

石畳とカラフルな街並みに中世のヨーロッパを感じる。
繊細な彫刻の建物や、フラットな壁面の建物など建築様式が混在している。
『リガ大聖堂(Riga Cathedral)』、バルト三国で最も大きな中世のゴシック教会。
ここも早朝のため入れず…建物に入りたい場合は10時頃の観光だとよさそうである。

街に入ると『アルベルタ通り(Alberta iela)』が見えてくる。「リガ」は世界的にもとくに「アール・ヌーヴォー建築」が多いことで有名で、その建物は人の顔や神話的なモチーフが彫刻されている。

アール・ヌーヴォー建築は建物全体が芸術作品のようになっている。
柱や壁面には装飾として人の顔が彫刻されている。
壁面だけではなく、角においても抜かりない造り。
怖い顔をしているのは魔除けとしての効果など諸説あるらしい。

8:40、『リガ旧市街広場(Rātslaukums)』へ到着。開けた場所にいくつか象徴的な建物が立ち並ぶ。第二次世界大戦でほとんどの建物が破壊されたが、1990年代ごろから少しずつ修復されている。平日の朝のため、広場ではあるが人通りは少なかった。

奥に見えるのは『ブラックヘッドの会館(House of the Blackheads)』。
ゴシック様式とバロック様式の装飾が融合した壮麗なデザインが特徴的。
高級時計ばりに読みづらい文字盤、デザインの敗北なのかもしれない。
下部の文字盤は月の位相(満月、新月、上弦の月、下弦の月)を表しているらしい。

9:00、ツアーの待ち合わせ場所の『ラトビア・ライフル兵記念碑(Latvian Riflemen Monument)』前に到着。広場の真ん中にあるため、待ち合わせの場所として有名らしい。渋谷のハチ公的な存在なのだろうか。

赤みがかったコンクリートは、他にない特徴的な像。
第一次世界大戦中のソ連時代の名残らしく、残すかどうかで今も賛否が分かれているらしい。

9:20、運転手兼ガイドさんに案内されバンに乗り、バスツアー開始。ツアーはすべて英語で日本語対応はなかったが、自分以外にも日本人の参加者の方がいた。

参加者は、ドイツから来た親子、カップル、日本人の一人旅をしている女性。
車内は一般的な広さで、窮屈には感じなかった。

2. 要塞から宮殿へ、『バウスカ城』

10:30、「ラトビア」のバウスカ(Bauska)にある『バウスカ城(Bauskas)』に到着。車を降りてガイドについて行き簡単な説明を受ける。

入場する前にボードに従って城についての説明を受ける。
説明が一通り終わると1時間ほど自由行動。

『バウスカ城』は、15世紀末にはリヴォニア騎士団に「要塞」として利用され、16世紀から17世紀ごろにはクールラント公国時代に「宮殿」として利用されており、2つの異なる時代の建物が融合した城である。

『バウスカ城』、画像右手には川が流れており、のどかな雰囲気。
17世紀ごろのヨーロッパでは黄色系の外壁は富や格式を象徴する色だったらしい。
入場料はツアーには含まれておらず5ユーロ(約800円)。
市街地から離れているためか、このツアー客以外には係の人しかいなかった。
ピンぼけしてているが、チケット下部にはスタンプラリー式に6か所穴を開ける場所がある。
各種ポイントで、中世の格好をした係員の人に穴を開けられる。

エリアによっては、靴袋を履く必要のある場所もあった。各種展示スペースは広々しており、階段を登ったり、地下へ進んだり意外と歩き回る必要がある印象。

当時の衣装が展示されている、王子様、お姫様ファッション。
見た感じ通気性はやや悪そうである。

観光客による人の流れや、案内板はとくにないため手探りでポイントを見つける必要がある。チケットに穴の空いていない箇所(=行けていない見どころ)があると係の人が教えてくれる。

『バウスカ城』最深部にある庭から眺めた城。
人が少なくプライベート空間のような静けさで心地よかった。

11:10、全体的にみた後、車へ戻り次の目的地へと向かう。場内はそこまで大きくなく、45分程度で概ねみて回ることができる。

車へ戻る際にボードを改めて見直してみるといかにも写真映えしそうな
右から2番目の螺旋階段を見逃していることに気付いたが、時すでに遅し…。

3. ラトビアのヴェルサイユ、『ルンダーレ宮殿』

11:30、車で20分ほど移動し『ルンダーレ宮殿(Rundāles pils)』に到着。駐車場から宮殿までは10分ほど歩く必要があり、飲食店が少ないため駐車場に併設しているレストランで適宜ご飯を食べるようにガイドに言われる。14時まで自由行動。

『バウスカ城』と同様に黄色を基調とした建物。
入場料は庭と園内に入ることができるもので23ユーロ(約3,600円)。

『ルンダーレ宮殿』は「バルトのヴェルサイユ宮殿」とも呼ばれており、バロックとロココ様式が融合した宮殿。クールラント公国の夏の離宮として18世紀に建設されたもの。

「黄金の広間(Gold Hall)」、金の装飾と天井画が美しいの宮殿内で最も豪華な空間。
ここにも観光客はほとんどおらず広間では自分の足音が響き渡っていた。
「黄金の広間」と対をなす「白の広間(White Hall)」。
天候の関係で白には見えないが、装飾を含めて白を貴重としたシンプルなデザイン。
「白の広間」に隣接していた「磁器の間」。
日本や中国の陶磁器が並べられており、シャンパンタワーのような構図。

他にも「薔薇の間」や「赤の間」など、さまざまなテーマを持った部屋がいくつかあった。ビリヤードなど遊戯の集まった部屋もあり日本?VS 中国という構図をしたチェスもあった。

チェスを眺めていると、おじいさんが「日本にまだ忍者はいるのか?」 と話しかけてきた。
「いない」と答えたが、自分が実物の忍者を見たことがないだけでどこかに隠れているのかもしれない。

宮殿の建てられた18世紀のヨーロッパでは日本や中国の美術、工芸品が流行っていたらしく、宮殿の装飾として用いられていたらしい。

アジアとヨーロッパの文化が入り混じったような絵。

12:40、軽くランチを食べる。ガイドに言われた駐車場付近の場所へ戻るのも時間がかかるため、宮殿内に唯一あったカフェ「Ozollāde」に入った。

入り口のデザインはよく分からないが中へと誘われている。
座席は少ないが客の回転は早いため、そそくさと席を撮る必要があった。
メニューは甘い軽食がメインで、エクレアとシュークリームを食べてカロリーチャージ。

13:00、ご飯を食べ終え、庭に出てみる。庭園には花が咲き誇っていて宮殿とのコントラストが美しかった。9月と言うこともありこの時はまだ花が残っていた。

フランス式庭園で、見て分かるほどシンメトリーなデザインが特徴。
中央部分には噴水、ところどころに彫刻が点在していた。

14:00、宮殿をひととおり見たため車へ戻る。ここから1時間ほど車で移動し本日のメインイベント『十字架の丘』を目指す。ここから「リトアニア」へ国境を越える。

庭は広くすべて見回るのは大変であったため適当に見て撤退。
風も出てきて、天気が少し怪しくなってきた。

4. 物理的なパワーを感じる『十字架の丘』

15:00、「リトアニア」の「シャウレイ(Šiauliai)」近郊に位置する『十字架の丘(The Hill of Crosses)』に到着。国境を越えたタイミングは爆睡していたため、気づけば「リトアニア」に入国していた。

門の手前にある観光客向けの販売所。
十字架の大きさはさまざまで、サイズが大きいほど値段が高い(ビジネス)。
せっかくなのでやや大きめのものを1本購入(5ユーロ、約800円)。
ペンが置いてあり、その場で絵馬のように名前などを書くことができる。

『十字架の丘』はどの管轄にも属していないため、観光客も十字架を買って自ら立てることができる。このように観光客も手軽に立てることができるため、現在では数万本以上(推定50,000本)の十字架が置かれている。

この門をくぐると、丘への道が見えてくる。
ここには修学旅行生などの団体含めて観光客が多くいた。
横に幅広く広がって見えるのはすべて十字架である。
遠くから見ただけでもそのおぞましさが伝わってくる。
ヨーロッパ屈指のパワースポットとしても知られているそう。

19世紀初頭にカトリック信者による巡礼地として始まり、20世紀のソ連時代に反体制の象徴として十字架が増えたとされている。十字架に願い事を込めて立てると祈りが叶うとされており、宗教は異なれど日本の絵馬のような役割を果たしている。

丘ということもあって、5分ほど階段を登って丘の上まで行くことができる。
道幅は広くはないが、左右から十字架の圧を感じるため余計に狭く感じる。
写真に見えている先が丘の頂上である。
この辺りには十字架を立てられそうな場所はなくさらに先に進んでみる。

『十字架の丘』はユネスコの「無形文化遺産」の一部に登録されている。「世界文化遺産」とは異なり、文字通り「無形」として登録されており丘としてではなく「十字架の象徴」といった様子で登録されている。他にも「無形文化遺産」の例としては、日本だと「和食」などが当てはまる。

十字架は、丘を囲むようにかなり広範囲に刺されている。
十字架はこの場所で購入しなくとも自分でオリジナルの十字架を持参することもできる。
丘を下ってしばらく歩いた先で、先ほど購入した十字架を立ててみる。
土が柔らかいためしっかりと押し込む必要あり。

16:00、『十字架の丘』を出発。ここから2時間半ほどかけ最終目的地である「リトアニア」の首都『ヴィリニュス』へと向かう。

大小、形を含めて様々な十字架が並んでおり多様性の時代である。

5. 白色に包まれた世界、『ヴィリニュス歴史地区』

18:45、リトアニアの首都『ヴィリニュス』へ到着。先ほどの「リガ」にあったようなアール・ヌーヴォー建築ではなく、ギリシャ・ローマ建築を参考にした新古典主義様式(ネオクラシック様式)の建物が多く見られる。

『ヴィリニュス大聖堂(Vilnius Cathedral)』 とその横に立つ 『ベルタワー(Bell Tower)』。
柱などもギリシャの『パルテノン神殿』のように左右対称で大きく、全体的に白基調。

ここは1994年に世界遺産『ヴィリニュス歴史地区(Vilniaus senamiestis)』として登録されている。バルト三国の首都「タリン」、「リガ」、「ヴィリニュス」の歴史地区は、それぞれ世界遺産として登録されている。

新古典主義様式は強張った顔のような彫刻ではなく、ギリシャ・ローマ彫刻のようなデザイン。

「ヴィリニュス」は他のバルトの首都と比べ、やや洗練された雰囲気を感じた。建物などが白基調であったり、シンメトリーのデザインが多いからだろうか。

『ゲディミナス大公の記念碑(Statue of Grand Duke Gediminas)』
リトアニア大公国創設したゲディミナス大公をたたえる銅像。

19:00、夜ごはんを求めて散策すをする。『ピリエス通り(Pilies gatvė)』という、レストランが立ち並ぶ通りは時間も相まって活気に満ちていた。

「ヴィリニュス大学」が近くにあるらしく、若者も多かった。

「Etno Dvaras」という伝統的なリトアニア料理のお店のGoogle 評価が約13,000件で星4.5(2024年9月時点)であったため行ってみることに。

想像がつかないリトアニア料理に思いをはせる。
どうやら「Etno Dvaras」はリトアニアにあるチェーン店らしい。

忙しい時間帯なのか店内は非常に混んでおり、入り口入って1階に待機場所があり待っていたが店員さんが待てど暮らせどやってこないため、勝手に地下へ進んでみる。座席が空いていたので、店員に確認してから座った。

パンの中にきのこのスープが入っている料理、7.95ユーロ(約1,250円)。
とても美味しいが、パン部分はかなり厚みがあり全て食べるのは意外と大変。

リトアニア伝統の「ツェペリナイ」というジャガイモを練って作った団子に肉を詰め、茹でたり揚げたりして調理した料理。素朴でおいしかったが、拳ほどのサイズで弾力のある芋はお腹にかなり溜まる。

名前の由来は、形が飛行船(ツェッペリン)に似ていることから。
東欧ではよくあるサワークリームを添えて、8.55ユーロ(約1,360円)。

20:30、市街地からUBERで『ヴィリニュス空港』に到着。1時間ほどのフライトを経て「リガ」へとんぼ返り。ちなみに本日参加したツアーは、翌日は「リトアニア」→「ラトビア」の逆ルートで開催しており曜日ごとに発着を入れ換えて開催している。

『ヴィリニュス空港』にも新古典主義の影響を受けた彫刻のあるゲートウェイ。

23:00、「リガ」に到着。遅い時間の到着となったため、即就寝。無事にバルト三国を制覇。時間の関係で「リガ」と「ヴィリニュス」は駆け足となってしまったが、次回訪れる機会があれば、他のスポットもゆったりと見たい。

二日連続お世話になったHamptonホテル。
空港前にあるが、徒歩20分ほどかかるためUBERを利用した。

次回は、再びバルト海を渡り、「スウェーデン」ストックホルムへ!世界遺産、北欧のヴェルサイユ宮殿『ドロットニングホルム宮殿』、森の墓地『スコーグスシュルコゴーデン』へ向かう!

それではまた!

↓次回はこちら↓

今日の一枚:『十字架の丘』にて。

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