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絶対支持層の掌返しは議員より激しい

前回は、絶対支持層が党員にならない3つの理由について述べてみました。

絶対支持層は党員にならないことで、3つの理由を全て満たすことが出来ます。
党員にならないほうが彼らにとってはメリットを感じられるようになっているということです。
知的体力低下というデメリットを伴うとは言え。

今回は、絶対支持層の掌返しについて述べていくことにします。

自社さ連立を「覚えておかない」

絶対支持層でない私の体感ですが、絶対支持層は「敵味方という単純化」を高い確率でします。

これは「敵味方という単純化」で、認知的負荷を最小にしようとするローコスト戦略です。

ゆえに絶対支持層は過去の連立を認めたがらない傾向が極めて強いです。

最も顕著なのは自社さ連立内閣(村山内閣)です。

絶対支持層は、自社さ連立に対する思考や判断を徹底的に避けます。本当に徹底的なまでに。
中には、「存在したことさえ認めない」人間さえいたことがあるぐらいです。

これは左右を問わず見られます。

自民党の絶対支持層には、「社会党と組む政党は全て駄目だ」と言う人々がいます。
非自民の絶対支持層には、「自民党と組む政党は全て駄目だ」と言う人々がいます。

自社さ連立や新党さきがけの存在が脳内で完全に消し飛んでいるからそんなことが言えるんです。

自社さ連立は、認知的不協和となる認知的負荷であるため、絶対支持層は「覚えておかない」。
認知的負荷を避けるローコスト戦略です。

現在の敵味方しか「覚えておかない」

そんな絶対支持層には、「現在の」敵味方しか「覚えておかない」という傾向があります。

自民党の絶対支持層は、長きに渡って公明党への思考や判断を放棄してきました。
(※敵だった時期に叩いた味方だったため。)

思考や判断を党本部に丸投げしている人々であるため、連立の是非を言わないのです。

これは非自民の絶対支持層でも同様で、公明党と組んだ細川内閣や新進党に対しての思考や判断を放棄してきたのです。

絶対支持層は過去の連立を「覚えておかない」。
現在と敵味方が異なるものは特に。

認知的不協和となるものは「積極的に忘れていき覚えておかない」という脳内処理になるのです。

絶対支持層の掌返しは議員より激しい

絶対支持層に見られるような「覚えておかない」ということは、議員や党員には見られません。

勿論、お茶を濁して誤魔化すことはあります。
しかしながら、議員や党員は過去の連立に対して「そんなものは知らない」とまでは言いません。

過去の連立が脳内から消滅している絶対支持層の掌返しが議員や党員より激しいのは、脳内処理の段階で既に議員や党員と違う記憶があるからだと捉えると、辻褄が合うように思います。

絶対支持層にとっては、大事なのは現在の敵味方「のみ」でしかありません。
過去の敵味方は「覚えておかない」のです。

ゆえに絶対支持層は、議員や党員よりも掌返しで過去の連立相手を叩きます。
過去の連立なんて脳内に無いのですから。

絶対支持層には、現在の敵味方が分かればそれで十分という脳内処理が為されているのです。
現在の敵味方という単純化が認知的負荷を最小にするローコスト戦略であるからです。

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