2025年11月25日(火)「未利用魚・クロサギ」
今日の福島はほぼ曇り。
朝方の最低気温は5℃、日中の最高気温は10℃。然程寒くはない一日でした。
今日は会津の酒蔵巡りしてました。さて、
昨日は「二十四節気・『小雪』の時季の具体的メニュー」についてお届けしましたが、今日は「未利用魚・クロサギ」について書いて行きたいと思います。
クロサギ。
昔、同名のTVドラマありましたが、コレは魚です。
このサカナは、本州中部以南から九州・沖縄迄の沿岸域に広く分布、砂地や内湾に棲息してます。汽水域や内湾の砂地でゴカイやら小型の甲殻類なんかを捕食している為に、口が恰も嘴のように下に向かってビローンと伸びるモンだから、ソレを表して「サギ(鷺)」。
冒頭画像をご覧になって分かるように、体色は銀色なんだけれども、実は腹膜が真っ黒なモンだから「クロ」。
このヘンテコな名前はその両方を併せてクロサギと命名された説が有力(諸説アリ、らしいのですが)。
そんな場所に棲息してるサカナなので、堤防やサーフでの釣りで外道として釣れるコトはあるようですが、コレを専門に狙うと言う釣り人はいないでしょうねぇ。
また、定置網や刺し網、底引網で漁獲されるコトが多いのですが、纏まった水揚げは多くないコトもあり、市場に出回るコトは稀で、地産地消のおサカナであると言えましょう(だから、未利用魚扱い)。
自分自身、色々と市場を巡ったり、不定期乍ら豊洲市場をパトロールしたりしてますが、市場でこの魚を見掛けた例は殆ど無いですかね。
そんなクロサギですが、この間久々に訪れた三浦半島の佐島漁港の魚屋さんで見付けたので、ついつい購入。上述の通り、中々お目に掛れぬサカナなので、矢張り見付けたらスグに買わないと(笑)。
そもそも、この魚はスズキ目クロサギ科に属してて、大雑把に言えばスズキのお仲間でもあるので、クセの無い白身魚で、鮮度さえ良ければ刺身・塩焼・煮付に揚物など、幅広い調理方法で美味しく食べられるんですね。
オモシロい食べ方として、この魚が割と良く獲れる和歌山辺りでは、麦の収穫時に脂が乗るコトから「ムギメシウオ(麦飯魚)」と呼ばれてて、麦飯と合わせて食べられたりもしてるようです。
今回は、刺身と炙り、そしてマース煮で。


鮮度良いサカナだったので、刺身でも炙りでも美味。
マース煮は魚から出た出汁を豆腐が吸ってくれて、とても美味い豆腐にも仕上がりました。
こういう食べ方もアリですね~。
と言う未利用魚。
滅多にお目に掛れる機会は無さそうですが、あれば即買い、お試しになられては如何でありましょうか?
明日は先週末にお邪魔した「醗酵食品・2025年の吉田牧場訪問」について書いて行きたいと思います。
