ようこそ!フォーチュンカフェへ あとがき
御礼
『ようこそ!フォーチュンカフェ 1st Season』、最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。不定期更新だったものの、楽しみに読んでおられる方がいるなと実感し、筆が進んだ作品です。
おもしろかったですよね!ね!(ターコイズブルーの瞳で)
おもしろくなかった方!あとで先生の調教部屋にきてください!(これは別作品だな)
人を後押しすることば
今作は、「人を後押しすることば」をテーマに書いてみました。noteを始めるにあたって、宣伝用にXやインスタグラムを再開しました。
そうです。
「再開した」ということは、以前やっていたけれど、やめていたということ。
なぜって、人を傷つける言葉がたくさん並んでいたから。
読むだけで疲れるなあと思っています。
今でも。
でも、そこでふと思ったんです。
人を傷つける言葉があるなら、きっと人を救う言葉もあるはず。
読んだ人が少しでも温かい気持ちで一日を過ごせる、そんな作品にできたらと思ったのがはじまりでした。
書きながら考えたこと
この物語を書いているあいだに、こんな仮説が浮かびました。
①「悪意のある言葉」は考えずに言える。
②「人を後押しする言葉」は考えながら言う。
ネットでも日常でも、悪意のある言葉には事欠きません。
しかも、それらは決まり文句のように誰でも簡単に使える言葉です。
目の前に相手がいなくても、状況を考えなくても、ただ「ぶつける」ことができてしまう。
一方で、人を後押しする言葉は、そう簡単には出てきません。
相手の気持ちを想像して、自分の気持ちを重ねて――だからこそ、手間がかかる。だからこそ、価値がある。
「人を救う言葉」はテンプレじゃない。
だからこそ、物語の中で描く意味がある。
そして今、書いてよかったと、心から思っています。
フォーチュンカフェのこと
ことばみくじのルーツ
「ことばみくじ」は、わたしが子どもの頃に入った喫茶店にあった、100円玉を入れると占いの紙が出てくるレトロな機械がモチーフです。(ほら、あれですよ、アレ!といって分かる方は昭和の方です。)
なぜかその存在だけがずっと記憶に残っていて、物語の中で、かたちを変えて息を吹き返しました。
……と、こんなふうに語っておいてなんですが、わたし、実は珈琲をあまり飲まないんです。
喫茶店の空気感って、どんなものだろう?
それがわからず――とりあえず、行ってみることにしました。
向かったのは、近所のコメダ珈琲店。
コメダかよ!
珈琲を片手に構想でも……なんて気取ってみたものの、注文したのは、
『まんぷくプレート(ヒレカツ)』
しっかり揚がった衣と、ふかふかのパンで満腹。ごちそうさまでした。
でも、メニューを眺めながらふと思いました。
喫茶店って、飲み物そのものよりも、椅子の硬さ、照明の柔らかさ、静かなBGM、隣の席との距離感……そういった「空気の輪郭」を味わう場所なんだな、と。
こと葉のカフェも、そんなふうに“空気ごと、誰かの心をほどく場所”であってほしいと願いながら書いてきました。
ちょっとだけ裏話を
実を言えば、こと葉は最初「占い師」という設定でした。
店の奥に飾られている《運命の輪》のタロットカードは、その名残です。
いまでは「顔の味で珈琲を淹れる不思議な店主」になりましたが、どこかでその片鱗を残しているかもしれません。
そして、少しだけ仕掛けの話をすると――
第11話を読んだあとに第1話を読み返すと、「あれ?」と思ってもらえるような、小さな“ねじれ”があります。
そんな小さな驚きや発見も、この物語の楽しみのひとつです。
いつも読んでくださる方へ
そして、なにより、いつも読んでくださる『あなた』に。
いつも本当にありがとうございます。
こうやって、書き続けることができるのも、『あなた』のおかげです。
この作品に出会ってくださったこと、そしてここまで読み進めてくださったことに、心から感謝を込めて。
ありがとうございました。
またいつか必ず、〈フォーチュンカフェ〉でお会いしましょう。
第2シーズン、準備中です。――by こと葉
了
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いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。
物語があなたの癒しになれば幸いです。
チップはご無用です。一緒にドキドキしてくれた思いを伝えてくだされば・・・。それがうれしいです。