【美術展2024】私が選ぶ今年の5展 (現代美術編)
仕事が忙しかったり子供が産まれたりと、いろいろ言い訳を作りながら美術展から足が遠のきがちだった2010年代だが、コロナ禍をきっかけに片っ端から行ってみようと思い立ち数年が経つ。
その間そこそこの数の美術展に行ったのだが、どんどん忘れていってしまう記憶を記録しておこうと一念発起して2024年から始めたnote による美術展備忘録。
鑑賞後に文字にして振り返ると、自分が見てきたものは何だったのかを客観的に考えるいいきっかけになり、より深く美術や自分自身について思い巡らせることができた。
記事にしたものだけで100件。
記事にしなかったものも含めれば訪れた件数はもっと増えるのだが、いずれにせよそれなりの時間と金と労力を費やした。
継続はなかなか大変だったが、たくさんの「スキ」やコメントをいただいたりしたおかげでなんとか続けることができた。
「スキ」やコメントをくださった方々、本当にありがとうございました。
ということで今年の100展の振り返りをする。
ジャンルごちゃ混ぜだと選ぶに選びきれなかったので(現代美術編)と(古〜近代美術編)に分けてそれぞれ5展ずつを選んでみた。
なお、それぞれに違った良さがあったので、順位ではなくて同列扱いでナンバリング順に若い方から並べてある。
あくまで私の嗜好を基準にした主観的な選定である。
今回は(現代美術編)。
【美術展2024】私が選ぶ今年の5展 (現代美術編 )
・#21 ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?@国立西洋美術館
あの西洋美術館で現代美術展を行うという衝撃。
西洋美術館の誇る名コレクションと現代美術家たちとのセッション展はインパクトがあった。
日本の展覧会史に残るような重要な展覧会だったと思う。
・#40 シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝@森美術館
香、音、光、景色、展示、構成…等々、とにかく心地よかった。
会場にはゲイツの感謝や敬意や賞賛や祝福が溢れていたように思え、そこにはゲイツなりの平和へのプロセスが凝縮されていた。
・#51 村上隆 もののけ 京都@京都市京セラ美術館新館 東山キューブ
美術のことを何も知らない人でも村上作品の実物をみればその圧倒的な迫力と執着力に只者ではないオーラを感じたはずだ。
今でも否定的な意見の人も少なくないがその論争すら巻き込んで、様々な層にアプローチしていく強靭な作品群はマーケットにも落とし込みやすく非常に戦略的かつ多層的にプランを遂行しているのが感じ取れた。
・#57 フィリップ・パレーノ この場所、あの空@ポーラ美術館
終始わかりやすい解説もなく半ば暴力的に奇妙な体験に巻き込まれる。
相当な予算が注ぎ込まれていそうな機材と装置や、無駄に凝りまくった最先端のテクノロジーを駆使して作り出される狂気すら感じる謎空間。
だがこの奇妙な体験は、新鮮で軽快で不思議と嫌な感じはしなかった。
・#67 SIDE CORE展 コンクリート・プラネット@ワタリウム美術館
SIDE COREの作品は、最先端の技術を駆使してスタイリッシュな空気を纏いつつも、どこかに都会の泥臭い雰囲気が感じられる。
そんなSIDE COREとワタリウム美術館は、非常に相性の良い組み合わせだったように思う。
作品が場を引き立て、場が作品を引き立てる。
その関係性がとても心地よかった。
(古〜近代美術編)はこちら↓
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